2022年10月8日土曜日

自問とともに希望も

 「わが青春つきるとも-伊藤千代子の生涯-」。ひしひし伝わる緊迫感で、あっという間の2時間。居住地域で上映会があり、足を運びました。

 ご覧になっていない方もいるので詳しく中身を書けませんが、重い気持ちになるほどの戦前の現実。映画としての演出が幾分あったとしても、当時の情勢を考えれば大きな違いはないはずです。そう考えるほど、あらためて当時の異様さが胸に迫ってきます。

 多くは辛い内容でしたが、時々に希望を感じたのは不屈性と団結でした。書くのは簡単ですが、それを貫き通した千代子の意思の強さ。同じことが自分にはできるだろうかと、何度か自問しながら映画を見続けました。

 このような不屈のたたかいがあったからこそ、今の私たちがあります。憲法に盛り込まれた平和主義と基本的人権、日本共産党の揺るがない魂、そして人としての結びつき。札幌市内では今の時点で最後の上映でしたが、また見られる機会があれば多くの方に見ていただきたいです。

 当時の反省が、今の政権や自民党にあるのか。そして、この事実を未来にも引き継がなければ。この宿題を多くの方と乗り越えられれば、千代子の志も実現できるのかなと思いました。

 【今日の句】時代超え その志 尽きはせぬ

2022年10月5日水曜日

いっしょに考えるパートナーとして

 先日、医療従事者のみなさんが開いた「日本共産党を知る会」に参加しました。若い職員さんから「共産党の党首の決め方は?」「女性議員・候補をサポートする体制は?」などの質問があり、ざっくばらんに語り合う機会になりました。

 もっと日本共産党のことを知ってもらいたいという、熱い思いから準備された今回の会。会場は札幌でしたが、旭川市や江差町からのオンライン参加もありました。忙しい仕事の後に時間をとって集まっていただき、それだけでも本当にうれしい限りです。

 私から、日本共産党は①揺るがぬ反戦平和の党、②人を大事にする草の根の党、③資本主義の次の社会をめざす党-ーと紹介。その後の意見交換では、上記の質問のほかに「ヒグマ対策をどう考えますか」「生活図画事件(旭川市)など、戦前のことを教えてください」「北海道内の大学に統一協会系サークルはありますか」など、北海道ならではの質問も。

 「医療現場は忙しく、どうやって共産党のことを知らせたらいいでしょうか」という質問は、参加者同士での話し合いのようにもなりました。政策や理念を知ってもらうことも大事ですが、職場の課題や身近な関心をいっしょに考えるパートナーとして党のことを知ってもらえるようにしたい、そのうえで今回のような気軽に話せる場をくりかえし持ちましょうと、私から話しました。

 肩ひじ張らないで語り合えるように、私自身や党の側で敷居が高いとならないようにしないといけないですね。日本共産党へ関心や疑問を持ってる方はいるでしょうし、ネット時代とはいえ、やっぱりリアルで交流しあうことの大切さも実感しました。こういう機会を、どんどん作れるようにしていきたいです。

 臨時国会が始まり、今日から衆議院で代表質問も。日本共産党は明日16時15分ころから、志位和夫委員長が質問にたちます。NHK放送(テレビ・ラジオとも)や衆議院インターネット中継で、ぜひお聞きください。

 【今日の句】ストーブの 点火ためらう 物価高