2021年7月24日土曜日

高校3年生の一声も

 「今の政権は悪(わる)ですよ」。札幌市北区をまわるなか出会った方は、顔は怒ってないのに心からの憤怒が伝わってきました。別の方は自称・旧社会党の支持者という方でしたが、開口一番に「今回はあなたに入れる」。それぞれ日本共産党への思いは別なのですが、菅政権を続けてはいけないという思いが共通しているのです。

 五輪開催への心配もありつつ、これまでのコロナ対策の無責任さやウソとごまかしの国会答弁・記者会見など、あまりのひどさに接して「もう限界を超えた」というところでしょうか。ある自民党に親しい組織の中からも同じ反応があったと、党を応援している方のメールが実はあったばかり。

 東区・北区での街頭宣伝では、高校3年生が「僕も五輪は反対です。がんばってください」とスタッフに声をかけてくれたとのこと。チラシの受け取りも良く、おかしさや矛盾を感じている方の多さを実感します。日本共産党への共感を強めてもらいたいのですが、広い北海道で支援の輪を広げていくためには多くのご協力が必要です。

 だからこそ北区でいっしょにまわってくれた党員・後援会員さんの存在は、とても大きい。「暑いから気をつけて」と差し入れまでいただきました。この思いに何としても応えねば。

 【今日の句】奥深く じっと見てるぞ 菅首相

2021年7月23日金曜日

緊急事態宣言下の緊張感は

 この時間も五輪開会式が放送中ですが、急増しているコロナ感染者や治療にあたっている医療従事者、休業を強いられてきた業者など、どのような思いで見ているのでしょう。日本共産党・志位委員長は声明を発表していますので、ご覧ください(こちら)。

 緊急事態宣言下なのかと思うぐらい、菅首相はじめ政府のコロナ禍への緊張感も伝わってきません。そもそも五輪開催自体が緊急事態宣言とは矛盾しているし、菅首相の「安全・安心の大会にする」との言葉もむなしく選手・関係者などに感染者が増えてきています。棄権となった選手にとっても悔しいことでしょう。体裁だけを整えた開催では、五輪憲章だって泣いています。

 そもそも安倍前首相が、国際的にも懸念があった福島第一原発事故について「コントロールできている」とうそぶいて五輪招致をすすめ、IOCからはコロナ禍で苦しむ日本国民の心情を逆なでする発言が繰り返されてもきました。コロナ禍における大型イベント開催ということにとどまらず、国民の信頼をふみにじって開催に踏み切ったということではないでしょうか。

 志位委員長の声明どおり、日本共産党は引き続き中止の決断を求めます。今日はツイッターデモ(#五輪やめて命まもれ)もおこなわれました。北海道でも世論を広げたい。

 【今日の句】開催し あとは野となれ 山となれ?

2021年7月22日木曜日

いっしょに心ひとつに

 今日は道内の小選挙区予定候補とのオンライン会議。国会で活躍できる方ばかりで、比例議席の回復はもちろん小選挙区でも風穴を開けたい。心ひとつにがんばろうと確認しあった会議となりました。

 野党共闘宣伝が重なった7区・石川明美さん、地区委員長の重責も担い別の会議が重なった12区・菅原まことさん以外の予定候補が今日の会議は勢ぞろい。あらためて全員を私の思いを込めて紹介すると-ー

 3区・伊藤りち子(比例重複)

 札幌市議団団長も務め、実績は文句なしの即戦力です。保育士を務めていたからか柔らかな印象ですが、譲れないものは譲らず、しっかり芯がぶれない伊藤さん。いっしょに地域をまわると、何度も「りっちゃん」と親しく声をかけられるのを聞き、誰からも慕われる伊藤さんなんだとうらやましくも思いました。

 4区・松井真美子

 19日に候補発表したばかりの松井さんは、党小樽地区委員会で「縁の下の力持ち」的役割でした。今日も「崖を飛び降りる気持ちで」決意したと述べましたが、松井さんの人柄を知っている方々は、その決意を心から喜んでいます(もちろん私もその1人)。ジェンダー平等社会を実現するには、うってつけの方なのです。

 5区・橋本みか

 いっしょの街頭演説や要請の場面での訴えを聞くと私の背筋が伸びるほど、まっすぐな気持ちが伝わってくる橋本さん。どこにでも飛び込んでいく行動力と誰とでも親しくなれる姿はうらやましい限りで、子育て真っ最中の世代としての期待も大きい。演説は緊張すると話されますが、とても堂々としているではありませんか。

 7区・石川明美

 釧路市議を務めた石川さんは、釧根地域に通じた政策通。ロシアとの領土問題や矢臼別演習場があるからこそ詳しい軍事問題などのほかに、釧路市では福祉現場との結びつきも強く頼られている存在で、まさに地域から世界まで見通せる即戦力です。とにかく気さくで肩ひじ張らずに語り合える、あたたかな石川さんなのです。

 9区・松橋ちはる

 いつも笑顔を絶やさず「ちーちゃん」と慕われる松橋さんですが、苦学生から非正規雇用と経験するなかで人の苦労や痛みを実感してきました。鈴木知事が苫小牧市へのカジノ誘致を断念したのは、松橋さんを先頭にした運動の反映があったからこそ。党苫小牧地区に若い世代が多いのは、松橋さんの功績も大きいのです。

 12区・菅原まこと

 とにかく頑張り屋の菅原さんは、彼が民青同盟の専従をしていた20年前からの友人です。ふだんは見せない熱い気持ちが込もった演説に、どれだけ私も励まされてきたことか。党北見地区の委員長として頼られることも多いのは、菅原さんのひたむきさがあるからこそ。広いオホーツクをかけまわる体力と元気には脱帽です。

 これだけの小選挙区予定候補とたたかえるのは、私にとっても心強い。会議の中身は詳しく書けませんが、心ひとつに決意を固め合う1日となりました。

 【今日の句】国民の立場 揺るがぬ仲間たち

2021年7月21日水曜日

菅首相は何を見ているのか

 今日は北見市。道12区・菅原誠予定候補も元気いっぱい、菊池豪一・桜井由美子の両市議も駆けつけて、私も訴えに力が入りました。五輪競技が始まる一方で、東京は爆発的に感染者が増え、札幌市でも緊急事態レベル(秋元市長)の状況にまで至っています。

 それなのに、国民に外出を控えることばかりで対策も補償も示さない菅首相。それどころかウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビュー記事を読んで、これが菅首相の認識なのかと思わずのけぞりました。

 「感染者数なども、海外と比べると、一桁以上と言ってもいいぐらい少ない」「ワクチン(接種)も進んで、感染対策を厳しくやっているので、環境はそろっている、準備はできていると、そういう判断をした」「マスクを外してしゃべることが一番(感染が)広がりやすいと言われており、日本(国民)は徹底してやってくれている」-ー国民が五輪開催に協力するためマスクをしていると、本気で首相は思っているのでしょうか。

 そして五輪開催について「やめるのは一番簡単なこと、楽なことだ」「挑戦するのが政府の役割だ」と、感染拡大の不安と、コロナ対策へ総力をあげてほしいと中止を求めてきた国民世論にも背を向けました。これまでコロナ感染で亡くなられた方々やその家族、商売や仕事をやめざるを得なかった方々、食べることさえ困っている学生や心身ともに追い詰められている国民の姿が、菅首相の目には映っていないのか。この苦しみに応えることこそ、政府の役割ではないのか。

 みずから学生時代にやっていた空手のテレビ観戦を楽しみにしているそうで、見るなとは言わないけれど、菅首相は国民の苦境こそ目を向けるべき。「競技が始まり、国民がテレビで観戦すれば、考えも変わると自信を示した」(WSJ)とまでに至っては、もはや国民の苦しみは無きものにしているのかと絶望的な気持ちにもなります。必ず総選挙で審判を下さねば。いや、明日にでも政権交代したいぐらい。

 これほど政治が国民から遠いとは、と感じている方も多いでしょう。あきらめている方も少なくありません。それが各選挙の低投票率にも表れていると思います。だからこそ野党が結束して政権交代をするんだと本気の構えを示さなければ、希望など見えてこない。私も引き続き力を尽くします。

 【今日の句】この総理 何も国民 見ていない

2021年7月20日火曜日

北海道から環境保全も

 恵みの雨が昨日に降ったからか過ごしやすい1日のもと、道12区・菅原誠予定候補と置戸町・遠軽町へ。脇目に見える玉ネギ畑も、心なしか青々しく見えました。

 林業で栄えた置戸町も、輸入材が関税ゼロになったのに合わせて大手企業の撤退などが相次いだため隆盛期より大幅に人口が減ったものの、商工会加盟の約2割が木材クラフト関係業者とのこと。町長室に並べられた木材食器を前に、深川正美町長も誇らしげ。製造とともに「植林・造林で見通しが立つようになれば、自然や環境を大切にしたいという若者が関心を向けてくれるはず」と述べられました。

 樹齢が経った木よりも、成長途上の木の方が二酸化炭素吸収=酸素放出となるわけですから、炭素排出の規制とともに前向きな地球環境保護につながります。どこでも豪雨がありうるなか、山の保水能力維持としての働きも見込まれます。森林環境税の活用もありますが、国有林はじめ公有林を維持する体制や財源の保障が必要です。

 道内唯一の福祉科がある置戸高校には、全道からの応募もあるといいます。「どうして置戸に来たの」と町民ぐるみで交流を深め、高校生みずから高校紹介の動画を発信しているそうで、若い世代の息吹が伝わってもくるようでした。その後の街頭演説でも町の取り組みを紹介しながら、その努力を後押しする国政にしていきたいと私も決意を述べました。

 遠軽町に移動し、10月3日投開票の町議選挙へ挑む戸松(とまつ)恵子さん・岩沢武征町議と合流して街頭演説にまわりました。岩沢さんからのバトンタッチをめざす戸松さんは、養護教諭を長く勤めて一昨年、退職されたばかり。子どもたちへ向けた愛情の目を、今度は全町民に向けて政治の道を歩みます。国政とともに地域で根を張って活動する仲間がいるのは、日本共産党だからこそ。偶然に見かけたという戸松さんの知人も「がんばって」と激励されていきました。

 会場を移した「つどい」にも、急な呼びかけにもかかわらず支持者のみなさんが足を運んでくださって、本当にありがたい限り。鉄路の維持についての意見もあり、私からオホーツク管内こそ輸送手段としての鉄路を残すべきと訴えました。いわゆる「玉ネギ列車」です。冒頭に書いた風景が、あらためて頭に浮かびました。

 トラック輸送に頼るとすれば、運転手確保やCOx排出といった課題から見ると逆行することになります。民営化の先頭を切ったイギリスでさえ鉄道の再国有化に舵を切った今、日本では少なくとも国鉄の分割民営化についての検証を深めるべきではないでしょうか。問われているのは、輸送を含む公共交通の維持に国が責任を果たすかどうかです。

 明日は北見市。引き続き元気にかけまわります。

 【今日の句】政府にも 清々しさが あったなら

2021年7月19日月曜日

忘れられない竜巻被害

 今日は9月に町議選を控える佐呂間町へ。7期目をめざす但木早苗町議、小選挙区の菅原誠予定候補と街頭演説やあいさつにとまわりました。昼は暑かったものの行く先々でお茶の差し入れや激励をいただき、元気にまわることができました。

 佐呂間町で忘れられないのが、2006年11月に若佐地区を襲った竜巻被害。トンネル工事の作業員ら9人が亡くなり、家が吹き飛び9km離れた場所まで畳が飛んでいたなどの大災害でした。翌日に現場を訪れたら、竜巻の通り道どおりに家が壊され、その激しさに目を疑うほどでした。

 この時も町議を勤めていた但木さん。家を失い呆然としていた住民の声を聞いていた姿が、候補として活動を始めたばかりの私の胸に迫りました。かける言葉さえ見つからない状況なのに、住民のもとに飛び込む但木町議はすごいと心から思ったのです。

 6月に取った住民アンケートでは20代から80代以上まで幅広く要望が出され、今日のあいさつまわりでは「看板を立てていいよ」など、信頼が寄せられている様子がよくわかりました。総選挙と一体に町議選でも前進へ、お力を貸してほしいと私も訴えました。

 街頭演説が終わった途端に大きな拍手が聞こえたり(軒先に出て聞いてくれた方がいたのでした)、団地で庭仕事の手を休めて聞いてくれたりと温かい反応が次々。どこでも菅政権への不満が大きいだけでなく、どうすれば変わるのかを知りたがっているとわかりました。展望が見えるよう、しっかり訴えていきたい。

 【今日の句】猛暑日も 真冬日もある 北海道

2021年7月18日日曜日

まさに「国民の苦難軽減」の党として

 今日は年に1度の道党会議。とはいえコロナ禍で延期となったうえ、今年はオンライン開催ともなりました。一堂に会してエールを交わすことも大事なことですが、今回はやむなし。それでも熱心な発言が続き、私も総選挙勝利へ!との思いが強まりました。

 菅首相がめざすとされているパラリンピック後の解散となれば、残り数十日。比例議席を奪還するだけの保障は、まだできていません。国民の命と健康に無責任な菅政権を続ける道か、あたたかい国づくりへの転換の道か、分かれ道の総選挙となるだけに、この数十日間の奮闘が未来を切り拓くことになります。総選挙に向けた決起集会という位置づけをもって、今年の道党会議が開かれたのです。

 学生への食料支援活動は単なる支援でなく、いっしょに政治を変える活動であるとの発言。「核のゴミ」文献調査撤回へ、さらに共同を広げて町長選挙と総選挙を一体にがんばるとの発言。地域で「お困りごとはありませんか」と聞くなかで、党への信頼が高まって仲間を増やしている発言。どの発言も「国民の苦難軽減」を立党精神とする日本共産党だからこその活動なのだと、胸を熱くしながら聞きました。

 紙智子・岩渕友の両参議院議員からあいさつもあり(岩渕議員はオンライン)、何としても議席奪還をと私も決意表明。会場での参加は例年より少なくても、全道で心ひとつになれればとの思いを込めて訴えました。前期に続き、私は道委員会副委員長の任を担います。

 明日から北見地方のキャラバンへ。今日37℃を記録した置戸町などもまわる予定で、健康管理にはしっかり気をつけます。

 【今日の句】根を張った 力強さが 身に沁みた