2021年4月24日土曜日

道2区補選・松木けんこう候補を押し上げて

 松木けんこう候補勝利へ、残りわずかの最終日は私も電話にかじりつき懸命に支持の訴え。打ち上げ演説にも駆けつけ、松木候補の奮闘に拍手を送りました。今日のうちに支持を広げられる方がいれば、もう一声を心からお願いします。写真は立候補を取り下げた平岡だいすけ前市議との貴重な1枚!

 吉川貴盛・元農相が大臣室で約500万円を受け取ったとされ、説明もないまま辞職したことに端を欲する今回の補欠選挙。広島県の参院再選挙ともども、汚いカネにまみれた自民党政治に審判をくだすことが大争点です。道2区では反省を理由に自民党は候補を出しませんでしたが、それで済む話ではありません。松木候補との協定書でも、第1項目で「真相究明」を掲げています。

 そしてコロナ禍・第4波というなかで、命やくらし・商売を守る政治に転換することを求める選挙でもありました。松木候補も再度の給付金が必要だとくりかえし、残り半年しかない任期でもコロナ対策は最優先に取り組むと訴えてきました。この選挙期間中だけでも、どれだけ私も苦難の声を聞いてきたことか。国民に自粛や要請ばかりを押しつけながら、十分な補償や検査の拡充・医療機関の減収補填などに後ろ向きな菅政権に、辛い思いをしてきたみなさんの声を突きつけたい。

 そして「市民と野党の共闘」一丁目一番地である安保法制の廃止に向けた立憲主義・民主主義の回復などに加え、ジェンダー平等の実現をめざすことが協定に盛り込まれたことも大事でした。1人ひとりの尊厳を本気で守る政治へ、前向きに取り組んでいきたい。その旗印が野党統一候補のもとで明確にされた意義は大きいのです。

 松木候補は最後の演説で「1mmでも2mmでも国民の生活向上を進めるのが政治の仕事」と強調。力を合わせてきた市民と各政党への感謝も述べて「それでもあと1人、支持の輪を広げてください。そうすれば必ず勝つことができます」と呼びかけ、参加者みんなで拍手で応えました。

 長野県・広島県とあわせて3国政選挙で野党統一候補が勝利できれば、政権交代への扉を開くことができます。政治の流れを変えることが、今回の補選の大きな焦点でもあります。だからこそ私も最後の最後まで、支持を呼びかけてまわりました。選挙は最後まで何が起こるか、わからないのです。

 札幌東区・北区にお住まいの方、また知人・友人がいるという方は、ぜひ松木けんこう候補の勝利へお力をお貸しください。一声あるとないとでは大違いと、この選挙期間中は痛感する毎日でした。長野県・広島県も同じくです。よろしくお願いします。

 【今日の句】少しずつ 出し合う力で 開く明日

2021年4月23日金曜日

今こそ消費税減税の決断を

 再度の緊急事態宣言下だからこそ、消費税減税を訴えてきた松木けんこう候補の勝利をと今日は札幌北区へ。後援会員さんに支持の広げもお願いして歩き、消費税廃止各界連絡会の宣伝にも参加と駆けまわりました。じゅうぶんな補償などもなく国民へ要請ばかりの菅政権に、今日も不満や批判の声が聞かれました。

 自民党議員の若手グループが補正予算の提言を出したそうで、そこには消費税を3年間ゼロにすることまで盛り込まれています。もはや消費税減税は与野党を超えた共通項。世界では50を超える国・地域で消費税減税などを実施しているのに、いったい日本政府は何をしてるのでしょうか。くらしや商売を守る本気さが見えてこない。

 北区で消費税減税の署名を呼びかけていると、立ち止まったのは留学生でした。彼らにとっても消費税は重い負担。食料支援の会場に列をなす学生たちの姿を思い出しました。札幌駅前で「この4月、ただでさえ教育費負担が増えるうえに消費税10%は重くないですか」と訴えると、若い母親らしい方が「そうだ」と思わず口にして通り過ぎる場面も。ましてコロナ禍の苦しみが襲いかかっているのです。

 「昔は仕事の関係で自民党を応援していたが、安倍首相の時から政治がひどくなった」という後援会員さんは、松木候補の支持とともに「共産党がしっかりしないとダメだ」と熱い激励も。「どうして松木さんを応援するの」と疑問を寄せる方にも、政権交代の扉を開く選挙としての意義と、しっかり協定を結んでの推薦であることを、くり返しくり返し話しています。双方向の対話の大事さを実感する毎日です。

 選挙活動期間も明日のみ。私も力を尽くします。

 【今日の句】国民を 縛るばかりで 何をした

2021年4月22日木曜日

日本に食料主権はあるか

 投票日は3日後、松木けんこう候補の勝利へ今日も札幌東区をまわりました。あわせてRCEP(アジア包括的経済連携協定)反対の緊急宣伝行動があるとのことで、私も駆けつけました。主催は「食糧と農業を守る全北海道連絡会」です。

 RCEP(アールセップと呼んでいます)は日本や中国、韓国、東南アジア諸国連合など15ヵ国が参加する、貿易自由化の協定です。すでに今月15日には、日本共産党以外の各党の賛成によって衆議院を通過しました。日本にとっては自動車輸出が有利になる一方で、農産物では主に野菜・果実の関税が撤廃・削減されます。これまでの貿易協定同様に、日本の農家にとっては厳しい内容です。

 日本の果実自給率(2019年)は39%。1965年は90%あったのに、いま私たちが口にしている約6割の果実は外国産ということになります。小麦12%、大豆6%という自給率の実態も、どれだけ知られているでしょうか。これまでの輸入自由化路線で日本の農家は競争にさらされてきた一方で、他諸国ではじゅうぶんな価格保障・所得補償でしっかり守られてきたのです。日本で離農が多いのは決して農家の競争力の問題ではなく、政府の価格保障・所得補償の責任ではないのか。そのうえ、TPPや日米貿易協定などに加えて今回のRCEPなのです。

 TPPの時には関税撤廃・削減による試算が出されていました。農業への打撃が明らかとなった試算を前に、政府は「対策を講じたうえでの試算」というまやかしの試算を示すようになりました。今回は影響額の試算公表さえ拒んでいます。「自分の国の食糧は自分の国で」という食料主権を放棄し続けている自公政権の責任は重い。世界では人口増加が進み、食料確保が大きな国際課題になっているのですから。

 松木けんこう候補は、衆議院農林水産委員会で私と席が隣同士でした。北海道にとって重要な課題である農林漁業でも、しっかり野党の共闘で支えていきたい。

 【今日の句】食料を 投げ出し命 守れるか

2021年4月21日水曜日

再拡大の原因分析はあるか

 東区と北区を往復して後援会員訪問や「市民と野党の共同演説」に駆けまわり、松木けんこう候補の勝利を呼びかけた1日。共同演説は立憲・逢坂誠二衆議院議員、社民・山内惠子元衆議院議員とでマイクを握っていたら、過ぎていく車からの応援もずいぶん目に入りました。

 「野党は検査の拡充や病院の減収補てんなど、くりかえし求めてきた。この1年間、安倍政権も菅政権も何をしてきたのか」と、コロナ感染拡大に後手後手の政府を厳しくただした逢坂議員。私からも「親が減収のため、私が一家を担っている」「バイト先の賄いをもらって帰り家族3人で分けている」という学生の実態を紹介して、松木候補の勝利で政府に突きつけようと訴えました。山内さんは福島第一原発の処理汚染水の放出は許さないと強調し、松木さんへの支援を呼びかけました。

 長野県・広島県とそろって野党統一候補が勝利できれば、必ず政治の流れは変わります。今日も後援会員さんに呼びかけていくなかで、足が悪くて投票にも行けないと言っていた高齢者が、期日前投票に行くことにするとの嬉しい返事も。「家族にも言っておきます」「共産党がそう言うんだから、わかったよ」と話してくださる方もいました。苦難を抱えている方々を思えば、私自身が候補のつもりで支持を呼びかけなければとまわっています。

 新規陽性者の急増と病床ひっ迫を受けて、菅首相は緊急事態宣言を発出するようです。業者へ休業や時間短縮を要請するなら補償が必要ですし、東京五輪の開催も中止を含めた見直しが必要ではないのでしょうか。今日も元看護師という方から「五輪に向けた医療スタッフも集められないはず。世界から来た選手が、感染しても診られないような日本でいいのでしょうか」との意見も。まして「五輪の勢いで総選挙」のような政治目的の開催など、とうてい許されません。

 そもそも、これだけ拡大したことの分析を抜きにした「宣言」では、また同じことをくり返すのではないのか。検査の拡充、医療機関への減収補てん、業者の規模に応じた補償など声にしていこうと呼びかけていきたい。

 【今日の句】共闘の 勢い増して 終盤へ

2021年4月20日火曜日

参政権を保障するように

 松木けんこう候補の勝利めざし、今日も札幌北区へ。後援会員さんから「投票所が変わったから行かないという方がいるよ」との話があり、どういうことかと聞き込むと、高齢者にとって足を運びにくい場所だと言うのです。せっかくの大事な投票の権利ですから、改善していかなければなりません。

 話があった地域の方は町内のバス停からバスに乗り、会場である投票所のすぐ近くまで行けました。今回は別の会場で、乗り継げるバスがないのだそうです。期日前投票所も近くではありません。「若い人なら運転して行けるかもしれないけど、高齢者には不便な場所になった」とのことで、冒頭の話題が出てきたのです。

 投票所の確保は、参政権の保障にとって重要なこと。場所とともに投票実務にかかわる方も必要になるので、人口減少が続く町村部では投票所の減少も続いています。そのため新たな投票所に足を運ぶのが難しい場合もあります。今回のように札幌市でも現実化しています。投票に関する要望は、けっこう多く寄せられるのです。

 今日的にはコロナ感染者の療養所(借り上げホテル)で投票できるようにとの議論も進められてきました。参政権を奪うことがないように、社会の状況に応じて具体的にしていかなければなりません。期日前投票の活用も含めて、松木候補へのお力添えをと述べてまわりました。

 屯田地域では介護の大変さ、経験した戦争のひどさなど、参加者同士の話が尽きないほどの小集会もおこなわれました。「年金から保険料も引かれているのに、介護保険が使えないなんておかしい」「介護を家族に押しつけて、その分の保障があってもいいのでは」など、私もウンウンとうなづくばかり。自己責任を押しつける政治の転換が必要だねと、話もまとまりました。

 その声をあげるのが今回の補欠選挙。明日も支持の輪を広げていきたい。

 【今日の句】どの声も 同じ価値ある 声だから

2021年4月19日月曜日

あらためて共闘の原点に立って

 朝の定例宣伝を終えて、今日は札幌北区へ。後援会員などをまわり、松木けんこう候補の勝利へ力を貸してほしいと呼びかけました。世論調査の結果から「大丈夫でしょ」の声もありましたが、選挙は最後まで何が起きるかわかりません。明日も北区をまわって、しっかりと支援の輪を広げたい。

 あわせて「共産党もがんばってよ」との激励もいただき、今日は赤旗日曜版をお読みいただく方も5人増えました。がんばってほしいからこそ厳しい意見もあれば、複雑な思いの声も。「何度(票を)入れても勝てない」「中国共産党といっしょに見られるのが悔しい」との声が「集い」の場でも聞かれました。だからこそ、こういう語り合う積み重ねが大事。わかりやすく伝えられる努力を、私もしていかなければ。

 地域をまわる合間に、毎月19日に「安保法制の廃止を求める北区民の会」がおこなっている街頭宣伝に参加しました。選挙で支持などを呼びかけない市民活動なのでハンドマイクを用いて、自分の戦争体験を語られたのが今年90歳になる桑山弥壽男・道教育大名誉教授。柏崎市で生まれ、B29爆撃機がピカピカ光りながら爆撃してきた様子を語られて「いつの時代になっても戦争はダメなのです」と力を込めました。

 今の時代、天皇のために命を捨てることが当たり前と思っている方は、どれだけいるのでしょう。しかし当時はそれが当たり前で、自分も軍国少年だったという桑山さん。戦争という暗い時代を終えて、もう戦争しなくていい、日本は平和の国として生まれ変われるという希望に満ちた瞬間を忘れてはいけないのだと、桑山さんの訴えから心に刻みました。戦争を知らない世代だからこそ、しっかりと過去に向き合いたい。

 安保法制=戦争法の廃止を求め、市民と野党の共闘はスタートしました。これこそ共闘の一丁目一番地として、安保法制廃止で一致してたたかったのが5年前の道5区補欠選挙。私も現職だった当時、同じく現職だった松木けんこうさんとも並び訴えたことを思い出します。原点に立ち返り、市民と野党の共闘を前へ進める結果を、道2区補欠選挙でも出していきたい。私も役割を果たします。

 【今日の句】平和への 原動力は 地域から

2021年4月18日日曜日

しっかり遺志を継ぐ

 決して苦労を人に見せず、いつも穏やかな熊谷裕・北見市議の訃報を聞き、本当に残念でなりませんでした。告別式に足を運んで心からの感謝を伝え、社会変革の遺志を継ぐことを約束してきました。市議5期目の真っ最中で、まだ67歳。心からご冥福をお祈りするしかないのが、重ね重ね残念です。

 すい臓がんが見つかった2年前は、医師から余命半年と言われていました。しかし抗ガン治療と本人の努力、ご家族の献身もあり、先月の定例市議会でも質問に立ちました。質問冒頭の「日本共産党の熊谷裕です」との声にも張りがあり、党派を超えて安堵が広がったと聞きました。ところが議会終盤に体調を崩し、今月14日に亡くなられたのです。

 市民からの相談は年間100件以上、党機関の活動もおこない、夜遅くまで民報作成や質問準備などに取り組んでいた姿を、私も何度も目にしてきました。誰かのせいにするようなことは言わず、「市民に選ばれた議員だから」と最期まで責任を果たしてきた熊谷さんは、独学で社労士などの資格も取った努力家でした。一方で2人のお子さんを愛でる典型的な親バカぶりは有名で、尊敬する人を聞かれて「妻です」と迷わず答えていたとのエピソードも今日、初めて知りました。誰からも「熊ちゃん」と呼ばれた親しみやすい笑顔に、もう会えなくなるのは寂しいとしか言いようがありません。

 しかし、「命を大切にする社会」をめざしていた熊谷さんの思いに応えるのなら、やっぱり前を向いてがんばるのみ。目の前の道2区補選勝利、そして衆議院比例議席の奪還、来年に控える北見市議選で3議席回復まで、私もいっしょに力を尽くしたい。遺影に誓って北見を後にし、また明日から札幌北区へ入ります。

 熊谷さん、ありがとうございました。ゆっくりお休みください。

 【今日の句】くり返し 言えど足りない ありがとう