
「野党がだらしない」という厳しい意見もいただきましたが、それも期待の裏返しと、話をうかがうなかでわかりました。今の岸田自公政権がいいとは思えないだけに、もどかしい思いをされていることが、ひしひし伝わりました。


昨日から合計11省庁・104項目もの政府交渉を終えました。時間の関係から議論を省き要望だけにせざるを得ない項目もあるほどなのは、道民の切実な願いや課題が山積だから。岸田・自公政権の行き詰まりの証でもあります。
参院本会議の前後で、農水省には紙智子参議院議員、経産省には岩渕友参議院議員が同席されました。要望とは別のレクでも同席いただき、やっぱり国会に議席がある意義も再確認です。
104項目は大きく分けて、①国政上の基本問題(消費税やインボイス、統一協会関係、物価高騰など)、②北海道で主にかかわる切実な課題(JR、「核のゴミ」、アイヌ関連など)、③くらしに密着した課題(社会保障、公営住宅など)ですが、厳密には①②③いずれにもかかわることであって、とにかく短時間で深めて発言するのは相当の理解と準備が必要です。
どの省庁でも意見にはしっかり耳を傾けてもらいましたが、その要望が実現するかは別問題。まずは実態把握や調査を約束してもらうとか、一つ一つを積み重ねていきます。
だからこそ道議会など地方議会での議論の積み上げが大事になります。日本共産党が草の根の党として力を発揮できる瞬間だと、地方議員のみなさんと誇りを確認しあえる時間でもあります。
ある省では、要請後に「先ほどの話を詳しく教えてください」と私のところに来られた方もいました。身を粉にしてがんばる官僚のみなさんもいます。政治のあり方が変われば、忖度ではない国家機構としての力が発揮できるはずと思います。
そのためには政治家の、大きな視野と現実把握、政策力と責任感が欠かせません。2日間で得た中身は、道内各地に反映していきたい。
【今日の句】国会の 議席の値打ち 身に染みて
「戦争させない市民の風・北海道」による、戦争反対の集会も今週で一区切り。ウクライナ出身の方も含めて、最後は参加者そろっての写真も1枚。地域・職場・学園やSNSなどで、引き続き声をあげていきましょう。
小雨のなかで「市民の風」ライブ隊のみなさんが「戦争を知らない大人たち」などを演奏し、参加者のスピーチも次々と途切れませんでした。早く侵略を終わらせて、1人でも命を救いたい。もう二度と戦争が起きてほしくない。熱い思いがひしひしと伝わってきました。
ロシアがウクライナ東・南部4州を「併合」したことに、国連総会で実に143ヵ国が非難決議に賛成しました。この間の決議では最多です。世界の各地で、市民が声を上げ続けてきたことが反映しています。ロシアの侵略を許してしまえば、同じことが繰り返されてしまう。まだまだ頑張り時です。
「市民の風」共同代表の山口たかさんも最後のあいさつで、1人ひとりが声をあげることの大切さを強調されました。集会の様子をスマホで写真に収める、若い世代の姿もありました。チラシを受け取る方も多かったようです。
まだ寒い時期に集会を始めた市民のみなさんはじめ、このように続けてこられた粘り強さには、本当に心からの敬意を表するばかりです。しっかり私も足並みそろえて、がんばっていきたい。
【今日の句】この声が 戦の火種を 消していき