2013年10月4日金曜日

団結こそ職場を良くするカナメ

 昨日の続き‥‥福祉保育労後援会の「つどい」は、ワタミ社長さんやら雇用のヒデコさんやらも登場! 職場の苦労も交流されて、力も湧いた「つどい」になりました。

 「元気の出る話を」のリクエストに応えて、私は全国・道内の情勢や変化を話しました。

 池上彰さん役の司会者が、ワタミ社長さんと「雇用のヒデコ」さんに「今の働き方」を問うんですが、ワタミ社長さんのなりきりぶりに参加者は爆笑!

 ともかく職場の実態が次々と出されて、あらためて「働くルール」と労働組合の大切さを実感したのでした。

 「仕事をやめたいと、職場にハローワークを持って来ている仲間がいる」

 「保育現場では、非正規雇用が半数の職場もある」

 「若い人たちが、希望を持てない職場になっている」

 保育や福祉の職場というのは比較的、その仕事へのやりがいを感じて職に就く方が多いと思うのです。

 しかし慢性的な人手不足に疲労がたまり、賃金も安く、その初心も薄れていってしまうし「その日が無事に終われば良しとする」という気持ちになってしまう--共通して語られていたことでした。

 根本は、処遇改善につながらない制度の問題で、財源の問題になるのでしょう。

 安倍首相は「消費税増税分は社会保障にすべて回す」と述べましたが、参加された方で、それを信じてる人などいませんでした。

 そして、確かに職場は忙しいけど、少しでも職場を良くして政治を変えるには、働く仲間が孤立しないで団結することが大事だね、との話になりました。

 もともと、労働者の立場は弱いものだし、ましてや1人だけではどうにもならない。

 結びつくことこそ、一番の力なんですよね。

 今日は日中は会議が続き、夜は道庁前の金曜日行動へ。

 ここにも、多くの人が立ち上がる「団結」の力が!

 【今日の句】 1人より みんなで生きる 人生を

2013年10月3日木曜日

被災者の願いを届けるのに、党派は関係ない

 実は今も被害が広がっている台風18号。釧路町・浜中町からの参加もあって、道へ生活や産業支援の要請をおこないました!

 真下紀子道議を先頭に、地元から佐々木りょう子党釧根地区国政相談室長、佐藤昭平釧路町議、加藤弘二浜中町議、森つねと道国政相談室長に私。

 「今も被害が」というのは、火散布(ひちりっぷ)沼の養殖ウニが、真水が大量流入したため塩水濃度が薄まり、稚ウニが死ぬ被害が続いているからです。

 要望は7項目。

 1.国に対して、住宅修理など生活環境の回復へ災害救助法の適用を積極的におこなうことと、被災者生活再建支援法については被災者すべてが支援対象となり、実態に即して支援対象を拡大するなど、求めること。
 
 2.道として、被災者の立場に立った最大限の災害支援を、被災者や関係自治体におこなうこと。
 
 3.別保川流域の適切な排水等措置について、専門家や関係機関との検討を急ぐこと。

 4.農業被害にかんしては、農協単組などとの連携を強めて対策を進めること。

 5.道道などの道路補修に万全を期すこと。

 6.漁業共済の早期支払いはじめ必要な対策を、道として検討すること。

 7.自然災害時における、関係自治体対策本部などとの情報共有や、緊急対策の情報交換などで連携強化へ検討を進めること。

 道からは、1については「私たちも国に要請しています」ほか、どの要請項目も正面から受け止めてもらいました。

 要請後も担当職員の方が残っていただき、地元からの詳しい話なども聞いてもらえました。

 災害は、もう何がどのような形で起きてもおかしくない、という状況ですよね。

 住民の命を守るのは地方自治体の何よりの仕事であり、そこには党派も関係ありません。

 事実をリアルにとらえて機敏に対応し、教訓はしっかり次に引き継ぐ。

 こういう機会に立ち会えて、私自身も勉強になります。

 同時に、草の根で党組織・地方議員が活動する日本共産党だからこそ、このような活動ができていることを誇りに思います。

 夜は福祉保育労働者の後援会「つどい」に参加しましたが、詳しくは明日にでも!

 【今日の句】 安倍総理 被災現場の 声を聞け

2013年10月2日水曜日

娘とのプチブームは落語絵本

 暑いな~と思っていたら札幌では夏日だったんですね。会議の往復で自転車に乗っていても、さわやかな1日でした。

 さて、写真は我が家で図書館から借りている本2冊。

 「落語絵本」シリーズで、私と娘のちょっとしたブームです。

 少し小学2年生には難しい表現もあるけど、そのままの言葉遣いが大切だと思い読んであげています。

 そういうわけで2人とも「じゅげむ」の名前を、ソラで言えるようになりました!

 「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ

 かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ

 くうねるところにすむところ

 やぶらこうじのぶらこうじ ぱいぽぱいぽ

 ぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい

 ぐーりんだいのぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの

 ちょうきゅうめいのちょうすけ」

 慣れてくると私も、本当の落語家風になりきって話すと自分の中でも盛り上がります。

 いつか演説の前に、一席をもうける日が来るかも‥‥!

 【今日の句】 政治には 落ちをつけては 困ります

2013年10月1日火曜日

この増税は「仕方ない」で済ませていいのか

 安倍首相が言うように、消費税増税をしても「経済成長と財政再建は両立できる」のでしょうか。そして「すべてを社会保障に充てる」こととなるのでしょうか。

 景気が腰折れしないよう、12月に5兆円規模の経済対策を持つ(=「未来への投資」)そうですが、景気に与える影響が大きいことを逆に証明しているのではないでしょうか。

 その経済対策も、想定されるのは、●公共事業の乱発、●復興特別法人税の廃止、●法人税の実効税率の引き下げなどで、法人税にかかわっては「賃上げをする企業」におこなうとしています。

 ベースアップでなく、一時金的な「賃上げ」でお茶を濁しては意味がない。

 減税分は内部留保へ回るのではないか、との指摘がされています。

 そもそも、いま法人税を納められる企業は3割ほど。

 納められない多くは中小企業で、滞納金額が最も多いのが消費税です。

 経済対策を言うのなら、これら中小企業への支援策こそ強化すべきなのでは。

 経済が落ち込んでいるのは、GDPの6割近くを占める国内需要が落ち込んできたからです。

 設備投資に家計部門の消費が、多くを占めます。

 先日、発表された労働者の平均給与はピーク時より約70万円も減少。

 賃上げをするのなら、労働者派遣法の改正で正規雇用を増やしたり、中小企業向けに税・保険料の軽減などの方が有効だと思います。

 財政再建だって、消費税を上げても法人税を下げれば、税収は上がらないことは過去に証明済みだったのではないでしょうか。

 「社会保障に充てる」というのも、多くは年金の国庫負担分に充てるとの内容ですが、それでも年金削減を10月から開始しては「充実」とは言えないでしょう。

 結論は、くらしも景気も悪化してしまう。

 やるべきは、①大型開発や軍事費などにメスを入れて財源をつくる、②大企業の内部留保を活用して賃上げや中小企業の利益確保をはかり、内需主導の景気回復、③自然エネルギーなど新産業の育成で、とりわけ地域経済を支える、④累進課税を強め、賃上げを通して所得税の引き上げをはかっていく、ことなどだと考えます。

 夕方に抗議の街頭宣伝を、森つねと国政相談室長とおこないました。

 ビラを受け取る方も結構いたのですが、「じゃあ共産党はどうするのか」という部分で、話を聞いている感じを受けました。

 この増税は「仕方ない」で、済ませてはならない増税だと思います。

 国会だって、まだ始まっていないじゃないですか!

 参院選でも増税は隠し、今は一方的に発表して進めるというのも、おかしいのでは。

 簡単に増税まっしぐら、とさせてはなりません!

 【今日の句】 上げるなら 消費税より 賃金を
 

2013年9月30日月曜日

社会派作家の死を悼む

 山崎豊子さんが亡くなりました。私はTVで「大地の子」を知り、その後に「沈まぬ太陽」を読み、歴史や真実に迫る姿勢に胸を熱くしたものでした。亡くなられて残念です。

 心からご冥福をお祈りします。

 特に「沈まぬ太陽」は、組合活動に対する生々しい差別に、家族も含めて続く試練や、御巣鷹山での事故が現実とオーバーラップしてくる描写が、胸に迫ってきました。

 山崎さんが問い続けてきたものは何だったのか、受け止めて考えたいですね。

 今日も入党のお勧めで回りましたが、かけられる言葉は「これからも共産党はがんばらないとね」とのもの。

 選挙で勝つことが主目的でなく、国民生活を良くするために政治を変えるのが役割なのですから、これからが大事なんですよね。

 道庁への申し入れや、シンポジウムの計画など、パソコンを見てウ~ンウ~ンとうなりながらも、このように直接に声を聞く活動も同時並行におこなっています。

 明日も一番の列車で上川町まで行くので、早めに休むことにします。

 それにしても法人税復興増税を前倒ししてやめるなんて、本当に腹立たしい!

 【今日の句】 仮設から 声が聞けるか 安倍首相

2013年9月29日日曜日

こういう子どもの姿を見るために

 今日は保育園の運動会で、私は用具係! 実は3年連続で雨だったのですが、晴れた今年は久しぶりに公園での運動会となりました。

 運動会は裸足のため、まず用具係は早く公園に集まり、竹ぼうきで砂利を掃き、スコップですくってバケツに入れて隅に集めるという地味な仕事から始まります。

 しかし、これが最も大事!

 子どもたちが全力で走れるように、しっかり地に足をつけて活動できるようにとの条件整備なんですから!

 砂がバケツいっぱいになると重く、何往復もするだけで腕がパンパンです。

 それが終わると、保育師はクラスの子どもたちを見るため、私たちお父さんが用具準備をやります。

 小さい子どもは、机を重ねて板を斜めに置き、ハイハイしながら滑り落ちるのを楽しみます。

 3~4歳児になると、重ねた机を登って飛んだりと、活動量がグンとアップ。

 年長児の障害物競走は、①戸板を登りきる、②逆上がり、③跳び箱(子ども用5段)、④高さ2mを越える竹登り、です。

 裸足で竹の棒をグイグイと登る子どもたちの姿は、毎年見ていても圧巻!

 どの子どももリズムで体っぱい表現し、リレーは真剣勝負の表情が、また良かったです。

 運動会終了後は、用具を保育園に戻すためトラックに積みなおし、隅にまとめた砂利をバケツで運びなおして現状復帰‥‥また腕がパンパンになります。

 保育園・幼稚園ごとに、いろんな運動会はあるでしょうが、いつも我が保育園では子どもにこれだけの力があるのかと驚く運動会です。

 子どもが子ども時代に、体も心も解放されながら集団の中で成長していくことが、大切なんだと思います。

 こういう子どもの姿を見るために、朝から肉体労働に励んだわけであって。

 上の子が年長のときも素晴らしい姿を見せてくれましたが、下の子は4年後にさて‥‥。

 ところで大阪・堺市長選は現職が当選確実で、維新の会の「大阪都」構想は審判を受けましたね。

 「堺を守れ」と訴えてきた、市民の勝利!

 【今日の句】 扇動で 右行く政治よ さようなら