2024年4月13日土曜日

熱い思いが伝わって

 札幌市中央区で、実行委員会による「市民の集い2024」。野党各党からの参加が呼びかけられ、日本共産党は私が参加しました。裏金事件、憲法と平和、くらし・人権や北海道の課題など多彩なテーマと、今後の市民と野党の共闘についても語り合う大事な機会となりました。

 参加者は私のほかに、道下大樹さん(立憲・衆議院議員)/鳴海一芳さん(社民・道連副代表)/向井昭彦さん(れいわ・道ブロック政策委員)。司会は村上ゆうこ(立憲)・小形かおり(共産)の両市議が務めました。

 初めに各党から「総選挙に挑む決意」。私からは、行きづまった自民党政治をおおもとから変えようと呼びかけました。そのうえで「分かれ道」の選挙になるし、市民のみなさんと力をあわせたいと述べました。

 ①貧困と格差を広げる新自由主義か、くらし・地域応援の経済政策への切りかえか、②戦争に参加していく日本か、平和憲法に立ち返って外交努力を尽くす日本か、③人権後進国を続けるか、国際水準の人権先進国へ切りかえるか、④原発再稼働・石炭火発温存か、本気の気候変動対策を進めるか、⑤金権腐敗の自民党政治を続けるか、カネと利権まみれの政治を終わらせるか--などの「分かれ道」なのです。

 北海道にかかわる重要課題では農林業業の振興、交通・運輸や社会保障と教育など生活の土台を立て直すことについても触れました。どれも大事な課題で、こんなに北海道が自民党政治のもとで苦しめられてきたのかと、話しながらも再認識させられました。何としても変えなければ。

 その後に会場からの意見では、「核のゴミ」や原発汚染水などの問題とともに、北海道でも維新が議席を増やしたことや「どうして野党の支持率が上がらないのか」など、もどかしい思いが伝わるような内容も。私自身も責任を感じます。

 より地域に密着した活動や、常に誤解や偏見が向けられる日本共産党そのものを知っていただく独自の活動を述べました。自民党が追い詰められているからこそ、日本共産党にも共闘にも攻撃を強めるのですから、恐れず堂々と変化の道を訴えていくことが大事だと思うのです。

 今日のような機会をつくって、何としても自民党政治を終わらせたいと市民のみなさんの熱い思いが伝わりました。今が野党のがんばり時だし、日本共産党も多くの方と広く語り合うとき。明日もがんばります。

 【今日の句】堂々と 希望と大義 語るとき

2024年4月12日金曜日

こんな危険な政権を続けさせられない

 今日は、先日の中央委員会総会を受けた道委員会総会。全道各地の奮闘に私も励まされました。大事な報告文書も何とかやりあげ、今度は別の原稿に必要な調べ物へ。学びって本当に大事です。

 さて、日米首脳会談や岸田首相による米議会演説の内容が詳しくわかってきました。米国にますます従属・依存を深める結果になったのではないか。田村智子委員長の談話も、お読みください(こちら)。

 国民から支持を失っている岸田首相の、米国を後ろ盾に総理の座にしがみつく姿が有り有りです。あまりに卑屈というだけでなく、日本が軍事同盟強化に突き進む危険性も見過ごすわけにいかない。

 岸田政権のみならず、自民党政治そのものが行き詰まった現れです。早く審判を下さなければ。

 【今日の句】総理から 卑屈・従属 学ばされ

2024年4月11日木曜日

原発以外の道を進もう

 いろんな文章づくりに追われている合間を縫って、道原発連による毎月11日の街頭宣伝に参加。暖かくなり署名に足を止めやすくもなって、「原発はやめよう」との思いがひしひしと伝わってきます。私からは、先月末の道原発連による北電と道への要請に触れて訴えました。

 安全神話のもとに起きた福島第一原発事故は今も収束していないのに、その事故さえもなかったかのように再稼働や新増設へ突き進む岸田政権。増える「核のゴミ」の処分が必要ですので、調査などに応じた自治体へ交付金を出すという、矛盾に矛盾を重なるやり方は、もはや限界なのでは。

 日本は地震大国で、原発だって被害は免れないという現実を、能登地震を通じて目の当たりにしたはずです。過酷事故が起きなかったのが幸いというだけで、そのリスクは全国のどの原発も直面しています。「核のゴミ」処分だって同じではないのか。

 北海道では、ラピダス進出やGX・DX推進にともなう新たな電力需要が生まれます。それを原発でまかなうというのが北電の方針ですが、規制委員会の安全性審査が見切り発車であってはいけない。省エネ社会の促進とともに、原発以外の選択肢を真剣に追及していく時ではないのか。

 日米首脳会談の内容も報じられてきました。軍事面での連携強化というより、自衛隊が米軍の指揮・統制下に入るというのが実態ではないのか。兵器の共同開発も進めるようです。「同盟のアップグレード」とは、日本が戦争に加担していく仕組みが整ってきたと言うことなのでしょうか。

 国会でも重要法案の審議が進み、裏金事件も「処分で幕引き」とさせてはならない。国会論戦と呼応して、北海道でも自民党政治を終わらせる世論を広げるためにがんばりたい。

 【今日の句】変化への願い 気温と上昇中

2024年4月10日水曜日

議員と行政職員の関係は

 自民・長谷川岳参議院議員による威圧的言動や、同氏のもとへ道職員らが度重なる出張と特別の「お礼」など、いち議員と自治体職員の関係として不適切が過ぎるのではないでしょうか。他の議員にも同様のことがないのか、これを機に明らかにして見直すべきです。

 私も政府や自治体職員にお会いして、現状や課題の説明を受けたりします。それぞれの抱える仕事の時間を割いて対応するのですから、その点の謝意はきちんと示します。考えの違いがある場合も、言葉を荒げるようなことはありません。

 そもそも三権分立の日本で、立法府と行政府の間に緊張関係はあれど、主従関係とはなりません。地方自治体も国とは対等の関係で、まして国会議員が自治体職員を従わせるようなことなど考えられない。長谷川参議の件は、報道以外の全容も含めて、まず明らかにされるべきです。

 官僚希望者が減っていると言われ、その背景の1つに国会対応があるとされています。野党議員の質問通告時間が遅いのではと話題にされますが、与党議員から無理難題を押しつけられたり、安倍政権時の公文書改ざん・隠ぺいなど「官僚の良心」を壊してきた結果が大きいのではないのでしょうか。

 国会議員も地方議員も、行政職員と自律的な関係をもつことは、政策上の前進にも有意義であるはずです。一方で、官僚などにも政治的な動向がある場合もあるので、それには正確に対応できる政治家としての力量も必要でしょう。しかし、その力量とは威圧ではないはずです。

 何より私自身も議席を回復して、きちんと役割を果たせるようにならないと。

 【今日の句】全体の奉仕者 ゆがめず尊重を

2024年4月9日火曜日

地域の安心づくりはコツコツと

 上川町議選が告示され、日本共産党・溝口久男候補が4期目をめざします。冷たい雨にも負けず元気に駆け回る溝口さんに、たくさんの激励が寄せられました。

 誠実・実直という言葉がぴったりな溝口さんは、数々の住民要求を実現してきました。資産割を廃止して国保税の引き下げ、防災スピーカー設置、加齢性難聴に対する補聴器の購入補助、町独自の奨学金制度に高校までの医療費無料化など、子どもから高齢者まで誰もが住みやすい上川町にと尽力されてきたのです。

 これらの実現には住民運動があり、党員・後援会員もいっしょに取り組み、そのうえで溝口さんの説得力ある論戦があってのこと。「今度は循環バスを使いやすくしたい」との訴えも、具体的な声を聞いてきた溝口さんだからこそです。

 裏金事件のように金と利権に目がくらむ議員でなく、住民にあたたかな目を向ける議員を。企業・団体献金も政党助成金も受け取らない日本共産党だからこそ、その役割を溝口さんが果たせます。上川町に知人・友人がいる方は、ぜひご支援の輪をお広げください。

 その後は美唄市・岩見沢市で街頭宣伝。移動中には雪も降り冬に逆戻りかというような寒さでしたが、多くの党員・後援会員さんが駆けつけてくださり本当にありがたい。吉岡健二郎美唄市議、上田久司・山田靖廣の両岩見沢市議も、いっしょに宣伝に立たれました。

 岩見沢市では、空知農業改良普及センターで管内の特徴やセンターの取り組みを聞かせていただきました。農業高校との連携や若手農家へのセミナーなど、所長さんが「担い手づくりは普及センターの一丁目一番地」と述べるにふさわしい活動も学びました。

 このような大事な役割がある普及員ですが、全道的にも空知センターでも定足数を満たしていない職員不足状態。農業の魅力ややりがいを、国や道をあげて応援していかないと、農家の後継者ともども先細りとなりかねません。

 みずからの役割をコツコツこなす縁の下の力持ちがあるからこそ、社会や経済が成り立つもの。こういう分野にも光を当てて、地域の担い手を広げることに私も力を尽くしたい。

 【今日の句】実直に 住民目線の この人を

2024年4月8日月曜日

希望が見える社会に

 今朝の定例宣伝では、宮内しおり道2区予定候補もいっしょに訴えました。青年の願いや苦労をたくさん聞いてきた宮内さんだからこそ、「青年の声を届けたい」との決意も説得力をもって伝わってきます。私も心ひとつに比例議席の回復をと、がんばっていきたい。

 30年以上も前になる私の学生時代でも、高い学費が学生を苦しめていました。それでも日本育英会の奨学金は、学校教諭として一定期間勤めれば返済不要という時代。食堂を営んで得られる程度の両親の収入でしたので、私は授業料免除も受けることができました。

 それに比べて、今の学費の本当に高いこと。半分の学生は奨学金を受け、平均300万円という返済に苦しめられています。なぜ青年たちを、これほどまでお金のことで苦しめるのか。政治の責任です。

 無権利状態という職場があったり、女性というだけで差別を受けたり。不安定雇用のなかでは、せっかく学んだことだって活かせません。若い世代が希望を見いだせてこそ、社会全体が発展していくはずです。そんな政治をめざしたい。

 それにしても今朝もあたたかい。札幌の最高気温も20℃で、季節が1ヵ月以上も早まっている感じです。地球沸騰化を食い止めるために日本政府の対策も早くと、あらためて訴えていかなければ。

 【今日の句】米国で 浮かれる総理が 目に浮かび

2024年4月7日日曜日

必ず変化は起きる

 2日間の中央委員会総会を終え、これから北海道へ帰ります。支部のみなさんといっしょに大きな党をつくろうと、熱い討論になりました。そのための「手紙」も修正・採決し、北海道で私も力を尽くします。

 田村智子委員長の提案・報告は、こちらからご覧になれます。腐敗政治・経済無策・米国追従など「末期的な自民党」に対し、希望を示す日本共産党を大きくして、総選挙での躍進を勝ち取ろうと田村さん。北海道でも、何としても議席回復へとがんばりたい。

 全国の発言で、特に若い世代の変化や入党、民青同盟への加盟が増えていることに励まされました。どうすれば変えられかの模索に、財界優遇・米国追従という「大元の2つのゆがみ」を正そうとの呼びかけが響くといいます。もっと日本共産党そのものを知らせていくことの大事さも学びました。

 党づくりで後退が続いているのは事実ですが、新たなうねりが広がってきたのも間違いなく事実。1人ひとりの党員は条件も違うけど、社会を変えたいと入党した仲間です。全党が力を発揮できれば、必ず変化は起きるはずです。

 能登地震について、政府の「プッシュ型支援」とりやめや県知事から「被災者に自立を」との発言があるもと、藤野保史前衆議院議員はじめ「現地は依然として救援が必要」とのリアルな報告に胸が痛みました。そんな困難ななかでも現地の党組織が粘り強く救援活動に取り組み、党を信頼して入党してくれた方がいるとの発言に、今度は胸を熱くしました。

 末期的な自民党政治は終わらせられると、政策でも実際の行動でも伝えていきたいし、何より仲間を増やすことが一番の力にもなります。北海道で力を尽くしたい。

 【今日の句】裏金にまみれぬ 党は清々しい