2011年6月4日土曜日

期限を決めて、原発ゼロへ

 福島原発事故の収束が、見えません。

 限度を超えた労働者の被爆が、明らかに。

 文科省は、浪江町の積算放射線量は31mSvではなく、計算間違いで73mSvと発表。

 また、3/12のベント前・爆発前にテルル132が検出されていたことを、保安院は知っていました。

 テルル132は核燃料が1000℃を超えて出るということで、爆発以前に相当の損傷を受けていたことになります。

 保安員は「出すべき情報と認識してなかった」とか(!)。

 どうしてこうも、情報の後出しや隠蔽とも言える状況が続くのでしょう。

 国民の安全にかかわる、大問題です。

 その点で、政府が役割を発揮しているのか。

 被災者や国民と、あまりに温度差が違いすぎないか。

 今日、国民大運動北海道実行委員会が「原発ゼロへ」学習会に、参加してきました。

 講師は、日本共産党・笠井亮衆議院議員。

 あらためて、事故の問題点や、エネルギー政策転換のポイントが詳しくわかりました。

 このような事故を国民的に体験した(している)なか、政治決断として、期限を決めて原発ゼロへ。

 未完成の技術、行き場のない核廃棄物、地震国という条件などのもとで、日本に「安全な原発」は存在できないのでは。

 北海道でも、世論と運動をもっと広げないと。

 【今日の句】 首相から 反面教師を 学ばされ

2011年6月3日金曜日

国民目線の政治を、今こそ

 テレビで見た国会中継。

 微力ながら政治にかかわっている私から見ても、本当に腹立たしいというか、情けない感じになるのですから、多くの方はさらに政治への失望を深めたりもしているのではないでしょうか。

 民主党の混乱目的の不信任案が党略的なら、それに乗じた民主党議員も党略(個略?)的で、さらに菅首相の発言も誠実さを感じない‥‥。

 これで、いいはずがない!

 紙智子参議院議員が、水産業復興の妨げになるTPP参加は許されないと質問。

 現地の切実な声を紹介していましたが、菅首相はきちんと聞いていたのか。

 本格的な復興着手へ、2次補正予算を早く出してほしいと地元の声も受け止めるべき。

 党北海道委員会では、党の態度表明と政策の訴え。

 あわせて、救援募金と原発撤退に向けた署名もお願いしました。

 政治不信が広がりかねない状況を止めるため、頑張らないと。

 【今日の句】 ドサクサの 消費増税 何たるや

2011年6月2日木曜日

こんなゴタゴタは、政治不信を広げるだけ

 「造反」騒動の内閣不信任案は、否決。菅首相は、いつかわからない「一定のメド」を持った「退陣の意向」--でも、それって「退陣」と言うのか? 言葉遊びのようにも聞こえ、私は「不誠実」の印象ばかりが強く残りました。

 菅内閣は、信任できる内閣ではないと思います。

 被災者救援や原発事故への対応、また消費税増税や普天間問題、TPP、子育て新システム、「地域主権改革」‥‥この1年間、どれだけ菅政権の問題点をこのブログでも書いたでしょう。

 一方で、自民・公明の不信任案にはこちらのように、展望なき党略的態度であることも、党首会談から確認。

 そのような党略に手は貸せない--これが日本共産党の「棄権」の理由でした。

 民主党内の「造反」にも党略的な動きがあり、そして最初に述べた、よくわからない首相の「意向」。

 与野党とも党略だらけ、と多くの方は感じたのではないでしょうか。

 私は、党は棄権の態度を取って正解だったと、思います。

 こんなゴタゴタは、政治不信を広げるだけ。

 政策論争こそ本来の政治の姿であることを、きちんと党が示していかねばと、あらためて痛感した1日でもありました。

 【今日の句】 国民は こんな政治に 不信任

2011年6月1日水曜日

党略には手を貸せない、ということ

 今日まで岩見沢市での行動でしたが、多くの方に会えて元気になりました。

 どこでも被災地支援や原発事故への心配が出され、政治が力を出すべきだとの声も多くあります。

 今日、自民・公明・たちあがれ日本が、内閣不信任案を提出。

 民主党からの「造反」も、詳しく報道されています。

 日本共産党は、こちらのように菅内閣自体は信任できないという立場です。

 同時に、自民・公明の党略的な立場とは違う、とも述べてきました。

 それゆえ、と思いますがこちらのように明日の採決は棄権とするようです。

 難しい判断ですが、被災地では「政局」「党利党略」への強い怒りもあるなか、その流れに手を貸すことが適切なのかと、私も思います。

 この不信任案提出によって、矛盾が広がることにならないか。

 地方にいる私に十分な判断材料もないのですが、今は被災地支援や原発事故収束に力を集中すべきであることは間違いないはず。

 明日の結果がどうなるか、何だか気が重いのは私だけでしょうか。

 【今日の句】 解散の 言葉が冷たく 響く夜

2011年5月31日火曜日

被災地に心を寄せて

 今日は三笠市で、64歳の男性の方が入党してくださいました。嬉しいですね。

 震災・津波被害を受けた奥尻島に、復興で関わったことがあるそうです。

 今回の東日本大震災で、その時の被害をあらためて思い出した、と。

 土木関係の機械や手順にも詳しく、「政治がもっと力を尽くすべきだ」と怒りの声。

 国会中継を見ていて、民主・自民の、被災地に心を寄せないような議論にも腹を立てていました。

 多くの方が、同じように感じているのではないでしょうか。

 よく「心一つに」と言いますが、言葉でも行動でも貫き通す。

 自分の活動もそうなっているのか、あらためて見つめなおしながら明日もがんばります。

 【今日の句】 初夏の田で 風に揺れてる 苗見つつ

2011年5月30日月曜日

JR北海道は徹底的な検証を

 温帯低気圧に変わったようですが、台風の規模の凄まじさ! それにも劣らず「スーパーおおぞら」炎上の恐ろしさ! 座席がすべて溶けてなくなっていた写真には、愕然としました。

 これだけの事故で亡くなった方がゼロとは、奇跡としか言いようがないような。

 詳しい事故原因は、徹底的に明らかにしてほしい。

 避難誘導の遅れが指摘されていますが、火災を目視しないと指示を出せないマニュアルだったようで、緊急性に見合った対応策も、これから検討すべきではないでしょうか。

 何より安全点検は十分だったのか‥‥多くの方が心配しています。

 飛行機事故やJR脱線事故が起こるたび、公共交通の安全性が問われてきました。

 企業体質にまで及ぶ批判の声も、聞かれてきました。

 効率性に偏り、大量輸送の基本をないがしろにしていたのでは許されません。

 JR北海道には徹底的な検証を、あらためて求めたい、です。

 今日は岩見沢市で入党者を迎えました。明日もがんばります。

 【今日の句】 完璧な 安全なしと 日々覚え

2011年5月29日日曜日

復興に地元の声が入らないなんて

 これには驚きました! 宮城県の復興計画策定に、地元住民の声は反映されない、というんです。

 詳しくはこちら

 宮城県・村井知事は「大所高所から見て」と言いますが、こういうのこそ「机上のプラン」というのでは。

 何より、経済界の意向ばかりが反映されていいのか。

 県民不在で、農漁業に大企業が参入し、道州制を視野にして、庶民には復興税を押し付ける--これが、大きな青写真のようです。

 「住民生活中心の再建を」「住民の声にもとづく復興を」が、スローガンに掲げられるべきでは。

 何か腹立たしく思えるのは、私だけではないはずです。

 【今日の句】 県民の 声は低所じゃ ないはずだ