食堂の息子として、働く母の姿を間近で見て育った私。北商連婦人部結成50周年レセプションに参加して、女性が安心して商売できるようにと活動してきたことに心からの敬意を表して一言あいさつ。いつも元気な北商連婦人部のみなさんに、今日も励まされました。
全国商工新聞に、9月に東京で開いた全国業者婦人決起集会の様子が載っていました。その記事に、国保には傷病手当や出産手当がないため、つわりがひどくても休めなかったとの発言がありました。私を含めて3人の子を産み育てた母はどうだったんだろう。あらためて思いなおしました。
休んだ分だけ収入が減ってしまうのが、業者の宿命。育児や介護など、今も商売との両立で苦労している方がいるでしょう。
だからこそのジェンダー平等。しかし日本は、税制上も所得税法56条によって家族従業者の働きが正当に認められていません。この廃止に粘り強く取り組んできたのが、婦人部のみなさんでした。
北海道では、過半数の自治体で廃止を求める意見書があがっています。国連から勧告もされ、政府もいったんは検討の姿勢を示したものの棚上げ状態が続いています。初の女性首相となった高市総理は、どう取り組むのでしょうか。
東京の決起集会では「大軍拡より生活だ!」のスローガンも掲げられました。前へ進めるために、私も力を合わせたい。
【今日の句】商売の味方 貫き50年
