2011年8月29日月曜日

道が全容解明に乗り出さないで、どうするのか

 今日は午後に、道へ申し入れ。北電「やらせ」問題で、道が責任を持って全容解明を!ということです。

 なにしろ道主催のシンポで起きたことです。

 組織的動員によって道民の声がねじ曲げられる、民主主義の大問題でもあるわけで、高橋知事が怒って全容解明に乗り出すぐらいでなければいけないはず。

 ところが、そうならないのは高橋知事が北電役員から政治献金を受けてるから。

 これでは厳しく北電に迫れません。

 知事の政治資金団体「萌春会」の役員にも、前北電社長の名が。

 道や経産省からも、北電関連企業などへ天下りは続いています。

 そうであっても、道民の声を政策決定に反映させる目的でシンポジウムをおこなったわけですから、手続き上だけ見ても決定の正当性が失われたわけで、道自身もプルサーマル計画は大本から見直すべきです。

 要請会場に行くと、なんとマスコミの多いこと!

 対応する側も緊張されたでしょうが、これだけ重要な問題なんですから道として説明責任を果たすことは必要でしょう。

 知事がコメントしていた以上の内容は出てきませんでしたが、道が主体的に調査をすることを排除するのか、という真下道議の追及には「ノー」とは言えませんでした。

 夕方に北電が記者会見をおこない、第三者を交えた調査とともに、その結果が出るまでMOX燃料の加工を一時凍結することを発表しました。

 調査の結果次第ではそれで済むはずもありませんし、そもそも原発の危険性は消えたわけではありません。

 頑張り時です。

 【今日の句】 氷山を 溶かす怒りの 世論かな