2018年6月9日土曜日

地方政治と国政を一体に変える

 新潟から戻り、今日は全道地方議員・候補が一堂に集まっての会議に。笑いあり確信ありの各地の発言も聞いて、来年の地方選・参院選へ勝利を!と誓いあいました。

 紙智子参議院議員からも国会情勢を詳しく報告。「日本共産党を大きくして、必ず安倍政権を終らせよう」と、紙議員の訴えにも力が入っていました。私からは、政治を変える力は共闘にあることと、日本共産党の地方議員の果たしている大きな役割について新潟知事選で学んだことを交えてあいさつしました。

 青山道委員長の報告に続き、中央選対局次長の吉田さんから情勢の見方や全国の経験、選挙方針や具体化などの講演を受けて、地方議員・候補が次々と発言。補欠選挙での勝利、道政や札幌市政での党議員団の役割と値打ち、新人候補としての決意、党員を迎えた貴重な経験などなど、とても刺激を受ける発言ばかりでした。

 日本共産党の強みは、地方議員のみなさんが地域に根付いた活動を粘り強く取り組んでいることです。住民のくらしや平和を守るために、地方政治と国政とを一体に変えようと力をあわせられるのが日本共産党です。中央と地方がバラバラということでは、本当に国民に責任を負うことはできません。

 地方議員のみなさんと心ひとつに、団結して来年の2つの選挙に立ち向かいたい。私も心を新たにした会議でした。

 【今日の句】何を買う 約束したの 米国と

2018年6月8日金曜日

新潟へ熱い支援を

 まだ迷っている人が多くいる新潟知事選。ジリジリする暑さのなか、日本共産党は議員・党員みんな大奮闘しています!

 投票日も含めて残り3日、まさに勝負はこれから。現地党機関からの話もあって、私はまず新潟市内の党事務所やセンターを激励にまわることとなりました。新潟地区委員長も「現場を激励したい」と車を運転してくださいました。

 走ってみてわかったのですが、新潟市も政令市移行にあたり合併したために広い!のです。水田が広がる地域あり、海岸線を走る地域あり、あっと言う間に時間が過ぎてしまいます。北海道も1つの地区委員会の範囲は広いのですが、新潟地区委員会も大変なご苦労をされていると実感しました。

 さておき、事前に知らせることなく訪れたため、党員のみなさんは「北海道から来たんですか!」とみんなビックリ。私から、北海道で寄せていただいた連帯募金を持参したこと、北海道でも電話かけをがんばっていること、それは安倍政権打倒につながる選挙だけに心ひとつで取り組んでいること、などを伝えました。こういう話を聞けるだけで、現地では励みになるということでした。

 加えて北海道の高橋はるみ知事のことも話しました。「北海道も女性の知事だものね」と多くのみなさんが知っているのですが、もちろん詳しい実態は知りません。経産省官僚だったこともあり泊原発再稼働を否定しないこと、農業県・北海道でありながら新潟でおこなっているような所得補償や種子条例に背を向けていること、カジノ推進で党道議団にも「必ずやりますから」と述べていること--などを話すと、みなさん「へー!」という顔をされます。国いいなりの官僚出身の誕生は、こういうふうになる実例ですと私が言うと納得顔。「やっぱり池田ちかこさんが勝たなきゃね!」と元気な声がかえってきました。

 少しでも力になれたなら幸いです。夕方には穀田恵二衆議院議員も新潟入りし、いっしょに池田ちかこ選対事務所や電話センターを訪問して激励と懇談。私は飛行機に乗って、先ほど札幌へ着きました。

 市民と野党の共闘の醍醐味や苦労も、移動中の車でたくさん聞かせていただきました。新潟は2016参院選と知事選、昨年の衆院選と積み上げてきた経験があるだけに聞いていて、とても学ぶことが多かったです。これは北海道にもリアルに伝えて、北海道でも生きた力にしていきたい。

 ともあれ知事選は大激戦です。まさに最後の最後まで、がんばった方が勝つというのは間違いない情勢です。負けて悔しい結果でなく、勝って安倍政権にも審判をくだす結果にしたい。あらためてブログをお読みのみなさんも、ぜひ最後まで熱い連帯と支援をお願いします!

 【今日の句】草の根の力が きっと道ひらく

2018年6月7日木曜日

池田ちかこ候補勝利へ、まさに勝負はこれから

 宣伝と懇談を終えて、向かった先は新潟県。空港から移動中に野党そろっての宣伝にも会い、勢いを実感! 党県委員会にも、しっかり募金を届けました。

 マイクを握っていたのは立民・辻本清美衆議で、隣に自由・森ゆうこ参議、そして日本共産党・小池晃参議も、みんな池田ちかこ候補のイメージカラーであるオレンジ色のスカーフなどをまいていました。今日は各地で、このようなスポット宣伝に取り組んでいるとのこと。共闘の力で政治を変えよう!というメッセージが、とても伝わってきました。

 少し先に進むと、今度は日本共産党のプラスターがズラリと並んだ交差点で、党員・後援会員のみなさんがメガホン宣伝をしていました。現地の奮闘にジーンときました。

 しかしバスから降りると、自公推薦候補の法定チラシを配る運動員の方の姿が。知事選挙は候補カーと団体確認カーの2台しか車は走れませんので、組織的な動きが重要になります。これは負けてられないと思いながら、まず党新潟県委員会に足を運んで北海道のお菓子とともに、党道委員会に寄せられた必勝募金を渡しました。

 世論調査では「野党候補が激しく追い上げ」との報道があり、まさに勝負はこれから。新潟の未来を決めるとともに、安倍政権への審判という重要な選挙だけに与党も必死で、自民・公明は行ける国会議員はすべて行くほどの構えのようです。どうやら名護市長選挙の教訓から導き出した「争点つぶし」「組織締め付け」を新潟でもおこない、前回の「ゆるんでいた」たたかい方から一変した組織型選挙を進めているよう。党のメガホン隊のごとく、街頭でも同じような宣伝も進めていると聞きました。相手も必死です。

 最大の争点は、柏崎刈羽原発の再稼働を認めるかどうか。自公が推す候補は「原発が『当座は必要だろう』」と述べており、選挙後は再稼働に突き進むことは明らかです。は官邸直結のごとく送られた候補に、再稼働を止める力を期待できるのでしょうか。

 前回の知事選では現職時代だった私。当時は農協などもまわりました。多くの期待や激励をいただいたものでした。TPPなどで輸入農産物を増やし、コメの直接支払交付金をなくし、農家に効率化ばかりを求める農政に、今も怒りが広がっていると思います。

 県民のくらしを本気で守るなら、このような国政にモノ言う知事でなければならないと思います。北海道の知事を見ると、それをつくづく感じるのです。

 新潟は、一昨年の参院選・知事選や昨年の総選挙と、市民と野党の共闘で確かな結果を出してきました。その結果に、大きな勇気をもらったものでした。共闘でこそ政治は変えられる、その結果を今回も示してほしいし、連帯して私もがんばりたい。ブログをお読みのみなさんも、どんな形でも構わないでの、池田ちかこ候補の勝利に力をお貸しください!

 さて朝の宣伝は北区・長屋いずみ市議予定候補と地下鉄北12条駅にて。知り合いも次々と通り、楽しい宣伝になりました。国政・市政とともに、7月21日(土)14時からの演説会を案内しました。会場は中島公園の広場で、弁士には志位和夫委員長が来道します。紙智子参議や私、道議・札幌市議予定候補も紹介されます。ぜひ、今から日程を空けていてくださいね。

 懇談では、北海道・生活と健康を守る会へ。そしあるハイム火災の後に、広がる貧困の現状や対策についての意見などをうかがい、高橋千鶴子衆議院議員が質問につなげた会議録を持っていきました。消防体制の厳格化を求められ、どこでも資金には苦しいはずだから国の支援がどうしても必要との話に納得。実例も具体的に紹介いただき、行政機構が憲法25条の精神に立つべきと熱く意見交換しました。

 明日は終日、新潟市で動きます!

 【今日の句】最後まで たたかってこそ 勝利あり

2018年6月6日水曜日

国は貧困問題に正面から向き合って

 11人が亡くなられた札幌「そしあるハイム」火災から4ヵ月余。国会での高橋千鶴子議員の質問も持って、あらためて関係団体などを訪れました。

 白石区のNPO法人には、さとう綾市議予定候補と。北区では長屋いずみ市議予定候補とでうかがいました。2月の国会調査の際にも話をうかがったNPO法人などですし、一定の時間も経って落ち着いたことから和やかな懇談となりました。

 防火対策が必要なのは当然ですが、生活困窮者などを支えていることから運営費はギリギリです。スプリンクラーをつけたいと思っても原資がなかったり、民間アパートを丸ごと借りている場合には大家さんから「そんなにお金がかかるなら」と、逆に退去を求める動機にもなりかねない実態もあります。現場まかせにしないで、国や行政の支援が絶対に必要です。

 しかし、そうなれば「制度の隙間」があることを行政みずからが認めることになり、本来は生活困窮者の権利を守るための対策を本来は取らなければなりません。生活困窮となる要因は人それぞれで、縦割り行政では即応できていない現実もあります。総合的な対策を本気で考えるときではないのでしょうか。

 防火対策にしても、結局はケースワーカーに点検させるというもので、ただでさえ業務が多いのに現場の善意に頼るというものでしかありません。そもそも「対象となる人にさえ、なかなか会えないケースワーカーの実態を国や行政は本当にわかっているのか」と話す方もいて、確かに、と思いました。ちなみに札幌市のケースワーカーは経験が少ない方も多く、基準の機械的適応や言葉遣いの心配りの課題についても話題になりました。

 生活や就労の支援、生活保護の活用、保証人などがない場合での住宅対策などなど、具体的に解決すべき問題が多くあります。そこを担う自治体職員などの増員や処遇改善、またNPO法人などにも人件費の維持・拡充につながる対策も急がれると実感しました。

 今の日本の現状では、誰でも貧困状態に陥る可能性があります。それでいながら日本はセーフティネット機能が乏しく、国民の基本的人権を国が守ろうとしているのか疑わしくもなります。公文書改ざんなど、自分たちを守ることを最優先としているような政権を前にすると、やっぱり安倍政治を早く終わらせたいと思います。

 明日も朝から宣伝へ。夕方には新潟に向かう予定です!

 【今日の句】守るなら 政権よりも 人権を

2018年6月5日火曜日

「働き方改革」なら最低賃金の引き上げを

 最低賃金審議会を前におこなった道労連・全労連東北ブロックの宣伝行動へ、連帯・参加・スピーチしました。今日も暑かった!

 北海道の最低賃金は時給810円。1日8時間働いて6480円。1ヵ月のうち22日働いたとして142560円。年収は1710720円。少々長めに働いても年収200万円前後の、まさにワーキングプア。これで「労働者の生活の安定、労働力の質的向上及び事業の公正な競争の確保に資するとともに、国民経済の健全な発展に寄与する」(最低賃金法第1条)ことになるのでしょうか。

 道労連・黒澤幸一議長、青森・秋田の各県労連からもスピーチがありました。私からも道内の青年やひとり親家庭の現状にも触れて、「働き方改革を言うのなら、最低賃金の大幅引き上げを最優先にとりくむべきだ」とスピーチ、北海道に多い中小企業への支援も進めるべきだとも訴えました(宣伝をしたのは合同庁舎前で、道経産局も入っているのです)。

 ひとり親家庭でいえば、北海道の調べでは母子家庭の54%、父子家庭の18%が年収200万円未満といいます。最低賃金ギリギリか少し上回るくらいの仕事という方も、少なからずいるでしょう。生活保護や就学援助などの拡充とともに、最低賃金の引き上げなしに子どもたちの健全な成長も保障できなくなります。労働者の生活の安定は、次世代の成長の保障ともつながる課題です。格差と貧困を本格的に解決するには、社会保障・教育・最低賃金の3本柱の拡充などが必須だと私は思います。

 夜には「最低賃金1500円を求める札幌集会」にも参加しました。全労連労働法制局長の伊藤圭一さんの話も聞き、あらためて政治の責任が問われていることを痛感。伊藤さんは、あらためて「働き方改革」関連法案の問題点をリアルに説明され、まさに奴隷状態に働かされる法案という本質がよくわかりました。このまま採決だなんて認められない!

 東北での最賃引き上げの経過、医労連の産別最賃制度づくりと看護・介護現場の実態、青年ユニオンの「コンビニなう」活動などを聞いて、今こそ労働者の要求を掲げて立ち向かう労働組合の存在感は増していることを実感。私も連帯あいさつをおこないました。安心して働き、生活していける日本にしていきたい。

 今日も夏のような暑さでしたが、本州のようにジメジメ感がないのが救いです。それでも暑さ対策をしっかりして、ブログをお読みのみなさんもお気をつけくださいね。

 【今日の句】不安なく 布団で眠れる 毎日を

2018年6月4日月曜日

改ざんの動機が明らかにされていない

 朝の宣伝から暑さがジリジリした札幌は30℃、帯広は34℃!と一気に真夏並みの1日。熱中症など、お気をつけくださいね。

 国会も最終盤となり、参議院では「働き方改革」関連法案やTPP関連法案などが審議入りし、衆議院ではカジノ解禁法案を早期に採決する政府・与党の動きがあります。悪法を成立するための国会延長など許せません。

 一方で、森友文書の改ざんについての調査が発表されました。佐川宣寿・前理財局長が指示していたと認定し、財務省全体では20人が処分されましたが「組織的ではない」と麻生財務相。改ざんの動機という肝心かなめの問題についても「それがわかりゃ苦労しない」とまで言うのでは、真相解明になっていないことを告白したようなものです。

 国会には1年以上にわたってウソをつき続け、前代未聞の公文書改ざんもおこない、事実を隠すための口裏合わせまでしていたとは、行政の信頼を失墜させたと言われても仕方ありません。かかわった官僚の処分とともに、麻生財務相も給与返納にとどめず、この間の暴言やセクハラ発言の容認なども含めて、責任をとって辞職するべきです。財務相のもとで、何の解明も期待できないのではないですか。

 その財務相をかばいだて、昭恵夫人の証人喚問にも応じない安倍首相の責任はひときわ重い。改ざんの動機が、首相の「私や妻がかかわっていれば、総理も議員も辞める」との答弁であれば、その政治責任は免れません。総理を守ろうとして何人の官僚が傷つき、処分を受けることになったか、痛みを感じないのでしょうか。

 新潟県知事選は接戦と報じられ、安倍政権に対する審判という意義も大きくなってきました。自民党は大型公共事業の「効果」を示し、建設業界への働きかけを進めているとの情報も。いつまで利益誘導のような選挙を進めるのでしょう。

 訴えたいことだらけの情勢ですが、宣伝は明るく、端的に、変えるべき道筋を示すことを私なりに大事にしています。月曜の朝から、怒鳴られるような宣伝を耳にするのはキツいですものね。

 日中は私のリーフづくりの点検など。もう少しでお目見えできますので、お待ちください。

 【今日の句】財務相 責任まるで 他人事で