2018年6月4日月曜日

改ざんの動機が明らかにされていない

 朝の宣伝から暑さがジリジリした札幌は30℃、帯広は34℃!と一気に真夏並みの1日。熱中症など、お気をつけくださいね。

 国会も最終盤となり、参議院では「働き方改革」関連法案やTPP関連法案などが審議入りし、衆議院ではカジノ解禁法案を早期に採決する政府・与党の動きがあります。悪法を成立するための国会延長など許せません。

 一方で、森友文書の改ざんについての調査が発表されました。佐川宣寿・前理財局長が指示していたと認定し、財務省全体では20人が処分されましたが「組織的ではない」と麻生財務相。改ざんの動機という肝心かなめの問題についても「それがわかりゃ苦労しない」とまで言うのでは、真相解明になっていないことを告白したようなものです。

 国会には1年以上にわたってウソをつき続け、前代未聞の公文書改ざんもおこない、事実を隠すための口裏合わせまでしていたとは、行政の信頼を失墜させたと言われても仕方ありません。かかわった官僚の処分とともに、麻生財務相も給与返納にとどめず、この間の暴言やセクハラ発言の容認なども含めて、責任をとって辞職するべきです。財務相のもとで、何の解明も期待できないのではないですか。

 その財務相をかばいだて、昭恵夫人の証人喚問にも応じない安倍首相の責任はひときわ重い。改ざんの動機が、首相の「私や妻がかかわっていれば、総理も議員も辞める」との答弁であれば、その政治責任は免れません。総理を守ろうとして何人の官僚が傷つき、処分を受けることになったか、痛みを感じないのでしょうか。

 新潟県知事選は接戦と報じられ、安倍政権に対する審判という意義も大きくなってきました。自民党は大型公共事業の「効果」を示し、建設業界への働きかけを進めているとの情報も。いつまで利益誘導のような選挙を進めるのでしょう。

 訴えたいことだらけの情勢ですが、宣伝は明るく、端的に、変えるべき道筋を示すことを私なりに大事にしています。月曜の朝から、怒鳴られるような宣伝を耳にするのはキツいですものね。

 日中は私のリーフづくりの点検など。もう少しでお目見えできますので、お待ちください。

 【今日の句】財務相 責任まるで 他人事で

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