2013年4月6日土曜日

熱気があった「大間原発シンポ」

 函館市での「海とともに生きる函館で、どう大間原発に立ち向かうか」シンポジウムには500人! ご参加いただいた方に、ブログからもお礼申し上げます。

 パネリストは鈴木明弘さん(福島避難者ネットワーク・函館代表)、水戸保さん(旧戸井町教育長、原木二見町内会長)、紙智子さん(参議院議員)。

 森つねとさんが主催者あいさつをし、私がコーディネーターを務めました。

 鈴木さんからの「怒りを持続してほしい」との発言が、とても重く響きます。

 「戸井生まれ・戸井育ち」の水戸さんが、熱く「大好きな戸井・函館を守ろう」と話されたことに、勇気をもらいました。

 紙さんからは福島原発と大間原発へ調査に行き、生々しい報告と反対の声の広がりが話されました。

 フロアーからも、とても「熱い」発言が続きました。

 「もっと大きな運動を」「大間の人とも対話を積み重ねよう」との発言や、農家・漁師の方からも心配・不安の声。

 市民運動の先頭に立たれている方も「世界が建設の行方を見ている」と、行動の呼びかけもありました。

 発案と準備の段階から関わってきたのですが、本当に「やって良かった」と思いました。

 政党の宣伝の場でなく、大間原発建設中止の一点で呼びかけ、議会関係者・地元業者さん・大学の先生など様々な方と、新たな運動と決意を確認しあえたことが嬉しい。

 取材に来られた新聞記者さんも「ずいぶん集まりましたね」と。

 このシンポは、ゴールではなくスタートの場。

 多彩な取り組みで、いろんな角度や個人・団体から反対の声が広がっていけばいい。

 ステージから、参加者の真剣な顔がよ~く見えました。

 原発立地自治体への産業支援など、やるべき課題もたくさんあります。

 それらの課題も乗り越え、私も一緒に大間原発建設中止へ!

 【今日の句】 この思い 続け広げて 子へ孫へ

2013年4月5日金曜日

「野党がだらしないのよ」

 仕事がてんこ盛りで目が回るほど‥‥森つねと道選挙区予定候補との宣伝にも出ると、通りかかった女性が一言「TPP反対でしょ? がんばってよ!」。

 続けて言うには「も~、野党がだらしないのよ」

 「(自民党に)まかれてしまって、どうしようもないわ」

 私も「そうですよね!」と思わず相づち。

 投機筋の背景が見え隠れする株高・円安に、野党でも民主党は対案を示せず、みんな・維新は応援方向。

 TPPでも、民主党が賛成・反対まとまらず、みんな・維新はここでも賛同。

 何が何だかわからない民主党に、自民党の補完勢力と見えてきたみんな・維新。

 TPP、憲法改悪に「国防軍」、原発再稼動‥‥こんな時こそ、日本共産党は力になります!

 TPPでは「ルール丸飲み」される根拠を示して、明確な参加ストップの論戦。

 経済問題でも「賃上げこそ景気回復・デフレ脱出」との論戦は、安倍政権も認めざるを得ませんでした。

 たとえ与党でなくとも、野党と言えども「食い止める力」や「方向を正す力」はあるはず。

 その役割を、どの野党も果たせていない。

 女性の一言は、今の国会情勢を言い当てていて、私も納得でした。

 やるべきことが山積ですが、それは「果たすべき役割」の大きさの裏返し。

 まずはこちらで、先日の根室市での行動を動画でまとめましたので、ぜひご覧ください!

 【今日の句】 流されず こういう時こそ 共産党

ハッキリしているのは小選挙区制度の非民主性

 国会では衆議院選挙制度をめぐって、与野党の書記局長・幹事長会談がおこなわれました。「0増5減」先行では、また同じことがくり返されるだけに、抜本的な見直しが必要です。

 日本共産党の提案はズバリ「小選挙区制度の廃止」「全国11ブロックの比例代表制」

 そうすればブロック間の格差は、最大で1.03倍になります(こちら)。

 判決はもとより、「4割の得票で8割の議席」を占めることができる小選挙区制度の非民主性はハッキリしているのではないでしょうか。

 マスコミは「与野党がまとまらず」と報じてますが、多くの野党は現在の選挙制度の抜本的見直しでは一致していて、小選挙区制度にこだわっているのは自民・民主のみ。

 選挙区調整が問題なのではなく、民意の反映こそ重視すべきこと。

 そのような角度の報道も多く見られないのは残念ですが、事は民主主義の土台の問題。

 こういう時こそマスコミが、本当の力を発揮すべき時でもないでしょうか。

 さて札幌は車道の雪も解け、今日から私は自転車通勤!

 しかし、ペダルをこぐのも大変なほど強い風に、事務所に着いた時にはゼーゼー。

 やっと北海道にも、春が見えてきたようです。

 【今日の句】 早くなる 日の出とともに 子も起きて

2013年4月3日水曜日

尖閣・竹島問題と「北方領土」問題の違いは何か

 作日に続き小池晃政策委員長・森つねと道選挙区予定候補と、今日は元島民の方からお話をジックリとうかがいました。

 昨日の快晴とはうって変わって、今日は道東地方らしい霧の朝。

 「昨日は晴れて島も見えたのにね」と小池さんと話しながら、会場「ニ・ホ・ロ」へ。

 昨日の意見交換会でも「尖閣や竹島問題と違うのは、私たちの存在」と元島民の方からお話がありましたが、今日の話を聞き、あらためてその意味が鮮明になりました。

 ソ連兵が家に上がり、着の身着のまま逃げ出し、あるいは強制的に追い出され、モノ扱いで貨物船に乗せられ、食べ物も着る物もなく、貨物船でも収容所でも多くの方が亡くなり、函館へ送還されて道東地域まで戻ってきた、壮絶な歴史。

 返還運動も、始めた当時は道内でも関心がなく、本州でも署名にほとんど応じてくれなかったと言います。

 粘り強い働きかけと、元島民のみなさんが結束したからこそ、今のように政府を動かし一定の世論にもなる運動へと大きくなってきたわけです。

 「これまで何人もの大臣や政治家が来た」

 元島民の方から話をうかがうと、必ず耳にする言葉です。

 動きが見えない領土交渉に、あきらめなども生まれる現状も率直に語られました。

 領土交渉は今後も続くのだからと、後継者づくりへの熱意と要望も寄せられました。

 働き盛りの世代だけに、活動や交流の時間も必要ですし、政治から財政支援なども必要です。

 そして痛感したのは、影響力ある人たちが「北方領土」を常に語ってほしいという要望に応えなければということ。 

 私もマイクを持って各地で話す機会はありますし、党道委員会の政策担当として世論喚起も具体化できる役割を持ちます。

 もちろん国会で国会議員の奮闘が必要ですし、そのためにも参院選で党の力を大きくしないと。

 昼食を「道の駅」で取りましたが、向こうにはタンチョウや白鳥の姿。

 自然豊かな道東地方で希望の光が見えるようにと思い、根室市を後にしました。

 【今日の句】 晴れぬなら 晴らしてみよう その霧を

2013年4月2日火曜日

領土問題の解決は地に足つけて

 小池晃政策委員長が来道し、根室市で「領土問題と根室の地域経済を考える意見交換会」。行政・議会関係や千島・歯舞居住者連盟、商工会議所、漁協などから多くの方にご参加いただき、率直な意見をお寄せいただきました。

 ご参加いただき、ブログ上からも感謝を申し上げます。

 森つねと道選挙区予定候補も同行して、まずは納沙布岬で貝殻島はじめ「北方領土」を見て、望郷の家・北方館で詳しい歴史も伺い、あらためて目の前の「不条理」を実感しました。

 表敬訪問をおこない、夜の意見交換会は小池さんから簡単なご挨拶のあと、予定の時間を超えるなるほどの要望やご意見をいただきました。

 一晩のブログでまとめて書ききれないほどの課題ですので、じっくり腰を据えて中央委員会と地元党組織とも相談しながら進めていきたい。

 まとめで一言だけ、私からの発言の時間もあり、次のような話をしました。

 「多くの方の発言に、北海道委員会としてもさらに応える活動をしなければと思いました。

 第7期計画に実態を反映させることや、全道でも出される漁業の燃油対策など、国へ要望を伝える仕事にも取り組みたい。

 運動発祥の地である根室のみなさんは大奮闘されていますが、全国・東京へ波及させるには北海道が頑張らなければいけないと思います。

 共産党の北海道としても、その役割を果たせるようにします。

 領土交渉は時間がかかっても、当面できることがあるし、その原則をハッキリさせることが大事だと感じています。

 例えば、人命最優先を原則にすること。

 医療支援や、地震・津波が心配される中での共同研究など、今でもやれることがあるはずです。

 また、人的交流を大事にすることと、特に次の世代へ継承することの原則を持つべきと思います。

 残念なことですが、学校の閉校や統廃合が根室でも起こっています。

 この校舎を使って、4島の若い世代が学べることができないか。

 稚内市では、経済交流の一環に人的交流をサハリンとおこない、その若者たちがサハリンでも重要な位置を担っています。

 これを根室でも、見合った形で実現できないか。

 人的交流は、領土返還の土壌にもなっていくことは間違いありません。

 私のような世代が、結びつきを広げることも重要だと思っています」

 おおむね、このような話をしました。

 小池さんからは、党の領土問題の考え方や、市民生活や地域経済に与えている打撃に対して国の責任で対策を講じるべきとの話がされました。

 漁業で言えば、そうでなくとも安い輸入魚に押され、大手業者にも買い叩かれ、燃油代も高騰し、そのうえ領土問題により漁場が制限されているのでは、たまったものではありません。

 根室市を中心に続けられた人的交流も、新たな段階に進む必要があると思います。

 特に「次の世代」に継承する元島民の方々の期待は、前にもブログに書きましたが、とても大きい。

 その世代の1人であろう私も、役割を果たせるようにがんばりたい。

 日本共産党として、国会でも地域でも、原則さと柔軟さを備えた活動をしていきたいと思います。

 明日も根室市で、元島民の方からお話を伺います!

 【今日の句】 納沙布に 春が必ず くるように

2013年4月1日月曜日

まだ消費税増税は決まっていない

 このサーバーでのブログは、今日で800日。以前からの通算では何日なのかわかりませんが、引き続きお付き合いください!

 今日4月1日は消費税が25年前にスタートした日。

 自民・公明・民主の3党合意で、来年4月1日からは消費税8%が計画されています。

 消費税廃止各界連絡会のみなさんと、中止を求める宣伝をおこないました。

 「もう決まったことだから仕方ない」

 そんなことはないんです。

 実施には、経済状況の好転が前提です。

 10月に判断となってますので、政府は好転の形にしたい。

 そこで金融緩和であり、公共事業の増発です。

 確かに株価は上がりましたし、公共事業で一時的に関係指標も伸びるでしょう。

 でも株価が上がっているのは、外資を含めた投棄筋の影響でしょうし、国内の実体経済にどれだけの効果があるのでしょう。

 バブル再来の心配と、賃金や収入低下のもとでの物価上昇という恐れがあります。

 公共事業の増発は、国の借金を膨らませます。

 高齢化で社会保障が持たないほど財政難、だったのでは?

 消費税は社会保障に充てると、言っていたのでは?

 段階的に、10%という倍にまで引き上げるのですから、家計にも中小企業経営にも経済にも、必ず大打撃になりますよ。

 こんな財政出動を、なぜ財務省も容認したのか。

 これで名目上でも経済効果が上がったとされ、消費税アップが決まるなら‥‥!

 日本共産党は日本共産党としての財源策は持ってますが、こんな増税をまずは止めること。

 まだまだ時間はあるし、参議院選挙もあるんだから!

 【今日の句】 公平な 税と言うのが 大ウソだ

4月を迎える子どもたち

 学童保育での卒所式・入所式がありました。もう1年が経ったんだなぁと‥‥また新しい1年が始まります。

 私も準備・後片付けに参加でしたが、節目の場面で大人が示す姿が大切だといつも感じます。

 仕事が忙しかったり、日曜日も仕事のお父さんもいて、もどかしい思いを持つお父さんもいるのでは。

 そんな時には、日を改めてでも、子どもたちに何らかのメッセージが伝わるように、と私は心がけています。

 なかなか、うまくいかないですけど‥‥。

 4月です。

 新しい何かを始める、気持ちだけでも切り替える季節ですね。

 政治の世界では、消費税増税まであと1年。

 年金や生活保護の削減など、社会保障の改悪も待っています。

 期待先行の「アベノミクス」ですが、景気が上向いている状況にしないと消費税を上げられない仕組みになっているので、金融緩和や公共事業増発となっています。

 国債の乱発が、財政悪化をもたらす恐れがあります。

 賃金が上がらず、年金も下げられ、収入がマイナスなのに物価だけが上がるスタグフレーションも心配されます。

 参議院選挙までも、あと3ヶ月。

 私も参院選勝利へ、力を合わせて一直線です!

 【今日の句】 三本の 矢には重しが 付いている