2012年8月2日木曜日

40歳定年制 !?

知人から労働相談がありました。具体的に本人に会って話を聞くのは後日になりましたが、派遣された勤務先で直接契約になったはいいものの、パワハラなどに苦しめられているというものです。

 どこにも相談できず泣き寝入り、という方も多いのではないでしょうか。

 上司に意見を言うだけで、明日の仕事が保障されるか‥‥職場の関係が悪くならないか‥‥など考えてしまうもの。

 しかし、自分に無理をかけ、しかも法律で守られている労働者の権利さえも守られていないなら、本来は上司なり会社なりが正されなければいけないですよね。

 労基署も体制が薄く、悪質な事例も指導しきれないなかで、なんと!野田政権が次にめざすのは「40歳定年制」だとか(こちら)。

 論外な話にも思えますが「有期雇用を基本」ということが、問題の本質でしょう。

 「人材の流動化で企業は新陳代謝がはかれる」などとは勝手な理屈で、人件費抑制こそ眼目なのが見え見えです。

 こんなこと実現されたら、特に仕事の場が今でもない地方なんか、一気に社会が崩壊してしまいますよ。

 どこまでも財界いいなりか!と、本当に野田政権には腹が立つ。

 国会では内閣不信任案や問責決議案なども取りざたされていますが、私個人としては一刻も早く野田内閣を退陣に追い込みたい。

 悔しい限りです。
 

 【今日の句】 暴走だ 信号無視だ 逆走だ

2012年8月1日水曜日

オリンピックを隠れ蓑に、消費税増税か

たまっていた資料整理や原稿などを手がけていると、テレビではオリンピック‥‥ついつい手を止めてしまうから、なかなか仕事がはかどらないんですよね~。

 オリンピック報道の陰に隠れていますが、国会では消費税増税法案の採決時期をめぐって駆け引きが始まっています。

 「野党が審議時間が足りないから」と言って、20日採決を提案する民主党。

 「時間はじゅうぶん足りる」と、野党ながらお盆前の早期採決を主張する自民党。

 何だか意味不明の構図ですが、日本共産党は他の野党(生活・みんな・社民・きづな・大地・新党日本)とで増税法案阻止へ共同した取り組みを確認しています。

 昨日は大門実紀史参議院議員が、多くの下請け中小企業が転嫁できない問題を取り上げ、最後には首相も答弁に立てなくなってしまいました(こちら)。

 これでも民主・自民・公明3党で成立させようというんだから、数の暴挙としか言いようがない。

 さらに増税分は社会保障のためでもなく、借金を膨らませた大型公共事業への財政投入であるという山下芳生参議院の指摘を、首相は事実上認めました(こちら)。

 こんな議論を見ていると腹が立ってくるし、オリンピックのうちにさっさと通そうという魂胆があるのではないか!とも思えてきます。

 どこから見ても、野田政権は自民党時代と同じですよ。

 国民の信を問え!

 【今日の句】 悪政は こっそり隠れて やってくる

2012年7月31日火曜日

入党された方々の気持ちに応えたい

こちらのブログに移ってから今日で600回目の更新! 前のブログからは6年にもなるので1,500回は越してるはず。いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 今日7月31日は、党が決めていた「党勢拡大大運動」期間の最終日でもありまして、札幌西区を中心に入党の訴えに回っていました。

 のろた博之・小選挙区1区予定候補との宣伝も挟み、原発撤退の署名には多くの方が協力していただきました。

 今日は86歳の男性が入党してくれましたが、自転車もスイスイ、見た目も20歳ほど若く見える方でした。

 しんぶん赤旗を1年前からお読みいただき「共産党に関心を持ってきたんだよね~」と、党創立の90周年記念講演も聞きに来てくださった方。

 あまりブログには書いてきませんでしたが、演説会や「つどい」などでお話を聞いてくださり、後ほど入党してくださった方も含めたら50名を超えて入党してくださったのこと(スタッフが数えてくれました)。

 「長く党を支持してきたのよ」という女性。

 「社会党にも民主党にも裏切られた。命を守ってくれるのは共産党しかない」という男性。

 「もう俺、共産党に入ってるんじゃないの?」と後援会入会と勘違いされていた男性も、無事に入党してくださいました。

 病院の職場で「つどい」をおこない、後で参加者同士で「どうする?」と話し合って、20代2人が入党してくださったこともありました。

 先ほどメールが来て、函館で呼びかけていたご夫婦もそろって仲間になっていただいたそうです。よかった!

 全国的には、昨日までに今月だけで6,000人が入党され、北海道も350人ぐらいになっているはずです。

 力を集中して取り組んできた結果ですが、これだけ応えてくださる方がいるというのも情勢の反映。

 民主でも自民でもダメ、こういう時に共産党にがんばってもらわないと--。

 熱い思いで交流してきた「大運動」の期間でもありました。

 もちろん今日で入党の呼びかけは終わりではありませんので、明日からも党の政策と力を元気に訴えていきますよ!

 【今日の句】 草の根の 力が伸びて 明日つくる

2012年7月30日月曜日

原発問題で道庁へ、海兵隊移転訓練問題で道防衛局へ

道が泊原発に関する「安全確認協定」案を発表したのに対し、4町村などにある「事前協議」「立ち入り調査」などが対象16市町村などにないままでいいのか--などを問うために、道への要請をおこないました。

 菊地よう子・小選挙区4区予定候補、大田勤・岩内町議も参加しました。

 今回の案は後志16市町村を対象に、通報・連絡体制などについて締結しようという新「協定」です。

 道が事務局的な役割を担って連絡会を設置し、原発異常時の速やかな連絡や環境モニタリングの実施などが、内容として盛り込まれています。

 同時に、泊村など4町村と道、北電が結ぶ安全協定には、始めに書いた原子炉増設などの「事前協議」、必要に応じた「立ち入り検査」などが盛り込まれていますが、今回の案には入っていません。

 「関係自治体ごとに意見の相違もある」ことから見送られたようですが、このままでは「事後報告の連絡会」という面が強くなるのではないか。

 政策的な部分でも、関係する自治体の意見を反映できるようにと要望したのですが、現時点では「案を示したので議論のボールは関係市町村にある」とのこと。

 何より今後の大きな焦点となるだろう再稼動問題について、この協定は「再稼動論議とはリンクしない」との回答が繰り返されました。

 国の見解待ちなのでしょうが、関係自治体などから「再稼動をおこなうのなら、16町村で同意できる仕組みを」との声が上がるのも必至で、この案とリンクするか抱合するか、概念的には整理が必要でしょう。

 いずれにしても原発から撤退を決断すれば再稼動論議は起きないわけで、この点もあらためて要請しました。

 急いで道防衛局まで足を運び、矢臼別演習場での海兵隊移転訓練について「総括的懇談」に参加しました。

 矢臼別平和委員会(吉野さん、中村忠志さん=日本共産党別海町議)らとともに、訓練中の問題点を明確に防衛局に認識してもらうためです。

 そもそも別海町議会では、前町長さんが訓練期間は10日とし、前後の準備・撤収を含めても「最大滞在日数は20日を超えることはない」と答弁しています。

 この答弁は政府ともすり合わせているはずですが、実際は滞在30日・訓練人員430名・車両100台と明らかに拡大されてきています。

 これについて「範囲と考える」と認める回答。

 沖縄での訓練と「同質・同量」であるからと、地元自治体は「苦渋の決断」で受け入れた経過があります。

 それを破るとなれば「地元合意」への裏切りです。

 米兵の「休養外出」などは日米地位協定を理由にしていましたが、これも本来は「基地から基地への移動」としての外出だったものが、「人道上」などの理由が後付けされて拡大してきています。

 滞在期間が長くなるから外出する機会が生まれるわけで、そもそもこの訓練を認めるわけではありませんが、百歩譲ったとしても訓練以外の目的と日程を設定すべきではないと思います。

 こういう地元自治体からの不安へも明確な回答が見られない姿勢に、どこの国の防衛省なのかと思いました。

 やるべき仕事は多いし、そのためにも北海道の議席奪還を!と、あらためて思いました。

 【今日の句】 選手らを 失望させない 判定を

2012年7月29日日曜日

母親の強さと、子どもの澄んだ目と

東京では国会包囲行動! この場所には行けない多くの方がいることを、民主党・野田政権はよくよく考えるべきだと思います。

 札幌では55回目となる母親大会がおこなわれ、森住卓さんの記念講演で、あらためて原発被害の深刻さが共有されました。

 私は党を代表して連帯あいさつをしたのですが、原発問題で言うと、どの世論調査を見ても男性より女性の方が反対が多いんですよね。

 命を産み育てる女性には、やっぱり原発は認められない気持ちは強いんだと思います。

 もちろん男性だってダメなものはダメなんでして、そんな気持ちを込めて壇上からあいさつをおこないました。

 全体会のオープニングで、子どもたちの合唱があって胸にジンときました。

 ♪君の手と 手をつなげば 心がほっこり‥‥という感じの歌詞だったかな。

 澄んだ目で歌う子どもたちを見て、本当に「大人の責任」を痛感しました。

 【今日の句】 子を守る 母の強さは 社会変え