2023年10月7日土曜日

集まれば元気、語れば笑顔

 札幌市北区と清田区それぞれで、党と後援会のまつりが開かれました。太鼓や合唱、バザーなどに拍手や笑顔。持ち寄って手作りという、まつりの良さを実感です。どちらも椅子を追加するほど、事前の確認以上の参加がありました。北区では長屋いずみ市議、清田区では吉岡ひろ子市議も参加しました。

 札幌市では昨日、2030年の冬季五輪招致を断念するとの報道があっただけでなく、高校生までの医療費無料拡充、小中学校へのクーラー設置など、市民要求も前進。長屋さん・吉岡さんの報告に、大きな拍手が湧きました。

 声をあげ、粘り強く取り組むことで道が開けました。今度は国政、衆議院にもそのための議席を。私からは、党の経済再生プランやアジアで広がる平和外交の流れ、日本共産党そのものについて話しました。思ったより時間が足りなくなったのは反省点。

 あいさつにまわると「はたやまさん」と、呼び止めた方が。「スーパーに行ってごらん、高くて買えないよ。これじゃ正月も迎えられない」「政治家は、こんな苦しい生活を知っているのかな。共産党には本当にがんばってほしい」と、話が止まりません。

 平取町・二風谷に住んでいたことがあるという方とは、アイヌ民族の差別・偏見についての話に。初めて私が二風谷に行っても、それまでの党の結びつきがあったからこそ、すぐに話しあえたことを思い出しました。民族の尊厳、人権の尊重が大事であることを再確認しました。

 コロナ禍が収まったわけではありませんが、こうして集うことが望まれていたのですよね。顔を合わせ、語りあい、文化にも触れて、みんないっしょに政治の話も聞く。笑顔の広がりが、その楽しさを表していました。

 手作りのおはぎや編みぐるみなどもいただき、多くの激励も。本当にありがとうございます。

 【今日の句】希望とは 集まり語る この場から

2023年10月6日金曜日

仲間を増やして、日本を変えよう

 昨日・今日と党本部での中央委員会総会に参加。来年1月の党大会に向けて「130%の党」にと、あらためて確認しあいました。会議終了後もしばし話し合っていたら、会場を最後に去ることになってしまいました(写真)。

 熱い討論が続きました。総選挙勝利にも「130%の党」は絶対に必要です。根本の力が細くなれば、結びつきが細くなってしまうのも当然。岸田政権の悪政をやめさせるためにも、強く大きな党にしなければ。

 行き詰まっている日本社会を大元から変えるためには、「財界・大企業の利益最優先」「米国いいなり」という2つのゆがみにメスを入れてこそ。新しい日本を拓くためにも日本共産党が大きくならなければ、です。

 マスコミから「党勢退潮」と報じられ、このままでは党が役割を果たせなくなります。しかし、福岡県では約1か月、県内どこかで必ず入党する方がいるなど前進しています。仲間が増えれば元気になるし、新たな力も湧いてきます。

 言われなき日本共産党への攻撃は、党を大きくすることで反撃を。「退潮」を「前進」とすることが、何より一番です。それだけの力が支部や党員にあることを、討論を通じて再確認しました。

 もちろん、政治・政策にかかわる討論や解明にもハッとさせられました。これから飛行機に乗ってる間、さっそく明日からの演説に活かそうと準備しながら北海道へ戻ります。しっかり日本共産党そのものも訴えていきたい。

 【今日の句】世直しを あなたもいっしょに この先に

2023年10月4日水曜日

あまりに競争的な教育環境にメスを

 小中学校で不登校29万人、いじめの認知件数68万件、高校生も含め暴力行為は過去最多と、文科省調査で明らかに。コロナ禍の影響はもとより、国連・子どもの権利委員会から勧告されるほどの「ストレスの多い教育環境」が根本にあるのでは。

 あまりに競争的な教育システムのもとで子どもたちが学ぶ量は多く、わからないまま授業が進む--こんな学校では、楽しく通えないのは当然です。先生たちにも余裕がなく、わかりやすい授業の準備もままならないのが現実では。

 多人数教室では、1人ひとりに目が行き届きません。管理・監視のためでなく、1学級の人数を少なくして、1人ひとりの成長や学ぶ権利を保障することこそ。先生の持ち授業時数や業務負担を減らし、正規教員を増やすことを急ぐべきです。

 学校に行けない・行かない子どもたちへの学習環境づくり、障害がある子どもたちの権利保障や差別の禁止も、さらに対応を急ぐ時だと思います。問題は政府の予算が少ないことと、第1次安倍政権下で変えられた教育基本法にもとづき、競争と管理を強めてきた教育行政の姿勢こそ変えなければ。

 私が児童相談所で働きたい希望を振り切って、党の専従職員を決意したのも、子どもたちが健やかに成長できる社会をと願ってのことでした。余裕なき学校、余裕なき教員のもとで、一番の犠牲は子どもたちになってしまうのです。私も原点に立ち返って、がんばりたい。

 【今日の句】学校に 余裕を時間を 語る場を 

2023年10月3日火曜日

大奮闘の幸坂さんに感謝

 今日が投開票日の寿都町議選挙。日本共産党・幸坂順子候補は、6票差で次点という残念な結果。押し上げられず申し訳ない思いでいっぱいです。全道からいただいた応援に、私からも感謝を申し上げます。

 この4年間、幸坂さんは「核のゴミ」問題で揺るがず反対を貫いただけでなく、NUMOの「対話の場」にも参加して、その内容を住民にも届けてきました。くらし応援の町政をと、粘り強く奮闘してきました。幸坂さんには感謝しかありません。

 「核のゴミ」という大きな政治課題が焦点のもと、日本共産党の議席は簡単には取らせないということでもあります。論戦や組織の力など地元の総括も待って、しっかり総選挙に生かさねば。

 「核のゴミ」問題では、次は概要調査に進むかが焦点になります。反対の声を上げる町民のみなさんと、引き続き力を合わせます。

 昨日の続きですが、ある地域での女性後援会の「つどい」は、テーマが医療問題でした。私から北海道の医療の現状、コロナ5類での影響、マイナ保険証の問題や日本共産党の医療政策を話した後の懇談は、途切れることなく意見や疑問が出されました。

 誰もが年を取るし、突然の事故や病気もありえます。新型コロナのような未知の感染病、大規模な自然災害などのリスクもあります。医療の安心づくりは、政治の役割として土台中の土台だと思うのです。

 しかし、コロナ対応での現場の疲弊、物価高騰による経営の苦労、人員不足による慢性的な過労状態など、ぎりぎりの医療機関が少なくありません。北見市では先日、北見中央病院が突然に閉院を発表し、衝撃が広がっています。

 診療報酬の抜本改定や、人員増に向けて国が「医療大国」と呼べるほど位置づけを高めるように急ぎたい。キューバでは若い世代が医療現場で働くことを誇りに、世界にも羽ばたいて信頼を広げてると聞きます。このような国際貢献だって、日本ならできるはずです。私も訴えを強めたい。

 【今日の句】1票の重み 何度も身に染みる

2023年10月2日月曜日

そもそも消費税は不公平な税金

 昨日からインボイス制度が始まりました。今日の消費税廃止各界連絡会の宣伝でフリーランスの方が「困っています」と署名されていて、当事者にとって不安なことと思います。民商などが、今からでもインボイス廃止へと署名に取り組んでいますので、ご協力ください(こちら)。

 消費税の複数税率をやめ、減税に踏み出すことこそ抜本的解決策。そこには手を触れず、インボイス導入で消費税増税の地ならしを進めるのでは、との疑念も根強い。経済界からは、くりかえし消費税増税が要望されています。

 何度も書いてきましたが、消費税は不公平な税金です。中小零細業者や自営業者などにとって、いかに価格を抑えるかを常に迫られます。消費税分は自腹を切り、価格を据え置くという事業者は少なくないのでは。

 中小零細業者や自営業者は、地域経済や町のにぎわいで大切な部分を担っています。大企業は撤退できても、地元に貢献している業者は歯を食いしばってがんばり続けています。消費税そのものを根本から問い直すことも、今こそ必要ではないのでしょうか。

 そもそも消費税は、社会保障のためが理由とされてきました。実際は、法人税減税などで減った税収の穴埋め分に相当しています。岸田首相が「異次元の少子化対策」をすると言っても期待が広がらないのは、結局は国民負担を増やすのではと誰もが感じているからではないのか。

 後援会のみなさんが医療をテーマにした「つどい」を開いていただき、政治不信が根深いと痛感もしました。詳しくは明日に書きます。

 【今日の句】庶民から 搾る知恵なら よく浮かび

2023年10月1日日曜日

今こそ労働組合の出番

 建交労北海道本部の定期大会に、党道委員会を代表して来賓出席。トンネルじん肺、アスベスト、振動病など労働災害から働く仲間を守り、粘り強く声をあげてきた建交労の底力に心から敬意を表して、連帯のあいさつをしました。

 建設一般・運輸一般・全動労の3つの労働組合が合同して生まれた建交労ですから、要求や運動は本当に多彩。そして、それぞれに歴史ある運動があり、その底力は今も引き継がれています。

 国鉄の分割・民営化から始まる構造改革、公的・公共分野の解体、非正規雇用の拡大など、自民党政権の雇用破壊に正面から立ち向かってきた歴史と言ってもいいかもしれません。

 今こそ建交労はじめ労働組合の出番です。賃上げは労働者だけでなく国民的要求となっているし、ストライキのような権利行使への理解・支持も広がっています。働いても働いても生活は苦しいし、何とかしなければとの思いが広がっている今こそ、労働組合の役割をさらに広げていきたい。

 10月になったのに、札幌は24℃と夏日の一歩手前。気候変動の影響を、つくづく感じます。

 【今日の句】いつだって 働く仲間と 団結し