2022年6月25日土曜日

学生の実態に、政治家は胸を痛めているか

 まさに台風一過と呼ぶような陽射し! 暑さに負けず終日、旭川市内を訴えてまわりました。この時期の参院選は、本当に体力勝負。丈夫な体に育ててくれた両親に感謝です。

 今日はいろんな出会いがありました。土曜だけど学校に行く途中という高校生が最後まで演説を聞いてくれて、「応援します。コロナ禍で十分に学校生活を送れなかった」。教育費の負担軽減策を、身近に感じてくれたようです。

 私の演説を、学生数人が必死にメモを取っている箇所もありました。聞いたら大学のゼミの一環だそうで、じっくり話す時間がなかったのは残念でしたが、このような学びを通じて主体的に社会や政治へかかわるようになってくれたら嬉しい。次の社会をつくる力が、若い世代には必ずあるのですから。

 学びは社会に還元され、社会を豊かにしていきます。だからヨーロッパなどでは高等教育まで基本は無償なのに、日本は「学んだことは本人の将来の利益」という狭い考えで、受益者負担を押しつけてきました。根本的な考えが違い過ぎる。

 その結果、高学費のもと学生たちはアルバイトが欠かせなくなりました。それがコロナ禍でできなくなり食に困って、支援会場に長蛇の列を成したのは、つい1年・2年前。学ぶどころか生活もできなくなった学生たちの現実に、政治家が胸を痛めるべきではないのか。

 旭川には、陸上自衛隊第2師団があります。今日も駐屯地のまわりを走りましたが、若い隊員の姿も目立つ。軍事一辺倒の議論ではなく、政治家は外交努力にこそ前へと出ていくべきではないのか。若い隊員たちを戦争に参加させることがないように、外交努力を尽くすべきです。

 世界は、いつまでも大国が牛耳るようなことを許してません。その一番の象徴が核兵器禁止条約の発効です。日本政府は核保有国との橋渡しをすると言うものの、先日の締約国会議に参加しませんでした。どうして、これで橋渡しができるというのか。

 日本こそ核兵器禁止条約に、率先して参加すべきです。明日は名寄市から南下して富良野市へ、引き続き憲法9条の価値を訴えていきます。

  8:00 名寄駅前交流プラザ

  8:40 ホクレンスタンド風連店

  9:25 士別市・道の駅

  9:50 アークス士別店

 10:40 北星信金剣淵店

 11:15 ホクレン和寒店

 13:10 スーパーふじ当麻店

 14:05 ベストム東神楽店

 14:45 東川町・道草館

 15:50 スーパーふじ美瑛店

 17:45 スーパーふじ上富良野店

 18:25 JA中富良野支店

 19:05 富良野市・フラノマルシェ2

 19:30 同・Aコープフォーレスト

 【今日の句】日本って ほんとに豊かな 国なのか

2022年6月24日金曜日

ギュッと握られた農家の手

 まさに嵐のような1日! 足を運んでくださった党員・後援会員さんには感謝しかありません。田畑が広がる空知管内だけに、食と農を守れという私の訴えも力が入りました。

 スタートの長沼町は「空知稲作発祥の地」であるとともに、大豆の作付面積・収穫量ともに全道一。コメの生産調整をうけた転作によるものですが、それだけに水田活用交付金の見直しの打撃が大きいのです。

 畑や牧草地に転換したのに、政府が5年に1度は水を張らないと交付金を減らすというのです。しかし、いったん畑や牧草地にした農地を簡単に水田にはできません。畦などをつくったら数十万円かかったという農家がいます。米価は下落傾向なのですから、コメをつくっても割に合わないのです。

 別の町では水を引く工事もしなければならず、5年のうちにはできないかもとの声があります。こんな理不尽な農業政策だから、農業では見通しが持てずに後継者が育たないのです。さらにミニマムアクセス米はじめ安い農産物輸入に、どれだけ農家は苦しめられてきたか。農家を泣かせるような農業政策は、どうしても切り替えたいのです。

 こんな見直しこそ見直しを。生産基盤を支えるため、5年・10年と続けられる価格の安定と、所得の補償を国際水準並みに引き上げたい。肥料や飼料の高騰は、北海道のような大規模農家ほど負担が重くなるだけに、国による直接支援が必要です。食料自給率をあげることが必要な今、ここで農業を守らずして、いつ守るというのか。

 雨で農作業ができないため、ちょうど足を運んでくださった農家の方がギュッと握手してくださいました。この手が、私たちの命を支える食を作ってくれている。私も「がんばります」と力を込めました。

 足を止めて手を振ってくださった方からの生活相談が舞い込み地方議員が対応してくれるなど、苦難軽減の党の本領発揮といった1日でもありました。芦別市では以前も来てくださった無所属・若松市政市議が足を運んでくださり、「体には気をつけて」と激励もいただきました。明日も元気に、旭川市内で訴えます。 

  8:20 アークス北彩都

  9:00 アークス豊岡3条店

  9:40 コメリ永山店

 10:20 東旭川屯田公園

 12:20 中央ストア緑が丘店

 13:00 ベストプライス神居東店

 13:40 ツルハ4条西店

 14:20 JAあさひかわ

 15:10 一条買物公園

 17:10 コープさっぽろ春光店

 17:50 ウエスタン川端店

 18:30 ダイイチ旭町店

 【今日の句】農家をも 泣かせる政治 変えなくちゃ

2022年6月23日木曜日

今度もがんばるから

 小池晃書記局長を旭川市・小樽市に招いて、比例で日本共産党躍進・北海道ははたやま和也! いわぶち友比例候補は小樽市、佐々木とし子比例候補は旭川市に、そろい踏みで熱く訴えました。

 どこでも「そうだ」と何度も合いの手が入り、終わった後も「がんばるからね」と広がる笑顔。小樽では演説後、後援会のみなさんによる潮太鼓まで始まり、さらに強まる高揚感と一体感。高校生も足を止めて、小樽駅前交差点はライブ会場のごとく盛り上がりました。

 いわぶち候補とまわると「6年前に、あなたにバッジをつけるためにがんばったの。今度もがんばるから」と90代の方。そして私にも「あんたもだよ」。こういうみなさんに支えられていることに、感謝の言葉しかありません。元気もいただきました。

 今日の取材で「スーパーや団地での宣伝が多いようですが、何か考えがあるのですか」と問われました。もともと日本共産党は候補の名前を連呼するのでなく、しっかり政策を訴えて選挙をたたかってきました。じゃあ他の党は、どこで政策を訴えているのかなと不思議になります。

 今回の争点は平和とくらし。交通量の多い場所でアピールするのも大事ですが、とても大事な争点だけに、じっくり聞いてもらえる場所がやっぱりいい。スーパー周辺では、必ず足を止めて聞いてくださる方がいます。それだけ生活実感に近い政策を、私から発信している証拠だと思います。

 政治は遠い存在と感じている方は少なくない。参院選は全道をまわるだけに、関心のある方はSNSなどで情報を集めるでしょうが、候補に会える機会はめったにありません。その町その町ごとにも違う課題の政策を語り、実行する決意も伝えるなら、毎回の街頭演説を大事にしなければと思うのです。

 明日は空知管内へ。農業が基幹産業ですから、がっちり食と農を守る政策と重要性を訴えたい。

  8:30 JA長沼

  9:10 ラッキー栗山店

  9:50 Aコープ南幌店

 10:30 ラッキー幌向店

 12:20 岩見沢であえーる付近

 13:20 コープさっぽろ美唄店付近

 14:10 JA奈井江支所

 14:45 砂川市・北光団地D棟

 15:15 アークス滝川店

 15:40 滝川市役所南口

 17:20 コープさっぽろ赤平店

 18:00 芦別市・渓水団地

 19:30 深川市中心街(旧拓銀前)

 【今日の句】揺らぐなと いつも多喜二が 教えてる

2022年6月22日水曜日

北海道の声を届ける議席を必ず

 元気に参院選スタート! 私は9条を生かす立場で行動し、物価高のもと庶民の味方となってがんばります。今日はぐるっと札幌市内全区をまわり、選挙区ははたやま和也・比例は日本共産党と力を込めて訴えました。

 札幌駅前の第一声では、紙智子参議院議員・佐々木とし子比例候補も力強く訴え。「戦争させない市民の風・北海道」共同代表の川原茂雄さんからは、推薦状もいただきました。「私たちは戦争する国にしないため活動してきました。安保法制廃止へと力をあわせてきた共産党さんにがんばってもらいたい」とのスピーチを、本当にうれしく思いながら聞きました。

 思い返せば私自身、泊原発の再稼働反対行動、TPP反対の党派を超えた活動、そして上記の安保法制廃止のたたかいに力をあわせてきました。道民のみなさんと歩み、いっしょに声をあげ、政治家として育ててもいただきました。だから私は、北海道の声を届ける立場で絶対に揺るがない。その決意を込めて、第一声でも訴えました。

 嬉しいことに、東区ではグリーン9条の会・世話人の植田英隆さんがマイクを握ってくださいました。候補交代となった松橋ちはるさんが、苫小牧で9条の会の役員をしていて、その縁や思いを込めて植田さんが駆けつけてくださったのです。本当にありがたいし、松橋さんも喜んでくださっているはずです。

 植田さんには、お会いした時には厳しくもやさしい言葉をいただいてきました。立場の違いを超えて、9条を守れとの発言も広がっています。自民・公明・維新などの議席を、絶対に増やさせるわけにはいかない。あらためて腹を固めて、私も訴えました。

 実は思っていた以上の、街頭での反応に驚いています。アナウンスが聞こえたらしくサッと振り向いて手を振る方、こっそりアパートの陰から手を振ってくれた方、私の「市民の声を聞くべき」との演説に「そうだ」と大きな声をあげた青年、演説箇所に集まってくださった党員・後援会員さんからも「そうだ」の声が連発してあがるのです。なにしろ熱気がすごいし、初日から差し入れが次々と送られるのも、かつてなかったほど。私の声も、いつも以上に力が入りました。

 それでも明日も大丈夫。日本共産党が伸びれば、必ず政治は変わります。明日は小樽市から旭川市へ、その後に小樽市に戻る日程なのは小池晃書記局長が応援に入るから。ぜひ旭川・小樽の方、近隣で足を運べる方も、ぜひ演説をお聞きください(時間は前後する場合があります。会場は下記の付近です)。

  8:20 銭函・小樽市営団地
  9:00 ラルズ桂岡店
  9:45 新光・道営団地
 10:25 ラルズ桜店
 14:00 旭川・一条通7丁目(小池書記局長)
 17:15 小樽・長崎屋(小池書記局長・いわぶち友比例候補)
 18:30 松ヶ枝・本多医院

 【今日の句】政策も 平和の思いも 負けはせぬ

2022年6月21日火曜日

選挙はみんなで

 明日の公示を前に、乗員スタッフとの打ち合わせや荷物の積み込みなど準備完了。日本共産党は党員・後援会員さんの力で車を走らせます。心ひとつにがんばれるのは日本共産党だからこそ。誇りに18日間をたたかいます。

 私の車だけでなく、比例候補用の車2台、政党として出せる車1台の計4台ですから、その打ち合わせや積み込みだけで終日かかるのです。裏方で支える事務所スタッフがいるから全道をまわれるだけに、スタッフにも心から感謝です。

 何より家族の協力があってこそ。家族の健康や無事も願いつつ、元気に訴えていきたい。

 【今日の句】草の根の力で 明日も元気よく

2022年6月20日月曜日

原点は子ども・教育・平和

 佐々木とし子比例予定候補と、朝の街頭演説から。チラシを受け取る方も増え、公示が近づき関心が高まっていると実感です。あらためて私の原点は「子ども・教育・平和」と紹介しました。

 大学生のときに湾岸戦争がありました。攻撃の映像を前に、教師をめざす自分が何もしなかったと子どもたちに言うのだろうかと、漠然と考えたのでした。その時にゼミで知り合った先輩から「日本共産党は侵略戦争に反対していた」と教えられました。

 親から「共産党には近づくな」と言われていた私。「この人、怖い」と思いつつ、調べてみたら本当だとわかりました。あの一言がなかったら、今の私はありません。それから政治を見る目も変わってきました。

 大学受験は苦しみました。教員になっても、子どもたちに同じ苦しみを与えてしまうのではないかと、矛盾を感じたからです。この過度な競争主義は、子どものころから序列化し、財界の意向に沿う人づくりが政策に反映されたものと知ったときは驚きでした。

 人づくりは平和づくりです。分断や強欲のためではない。子どもたちが子ども時代にしか吸収できないことを保障し、障害があっても学び成長する権利を保障する。そのような教育行政にしなければと、一貫した思いで活動してきました。

 日本は、国連子どもの権利委員会から何度も、競争的な教育制度の改善を勧告されています。子どもの貧困は広がっているし、自殺も多い。人権侵害としか思えない校則も、何と多いことか。意見表明権が保障されていないなど、子どもたちが抑えつけられているのが実態です。

 通常国会で子ども庁設置法案が成立しましたが、このような視点が欠けているのです。子どもの権利を守り、教育費の軽減や子どもの貧困問題を解決したい。外交・平和やくらしが大争点ですが、教育問題でも力を発揮するのが日本共産党・はたやま和也だと訴えたい。

 事務所も私も本番準備に忙しい。全道を転々と、暑い日も寒い日もあるなか18日間まわるのですから健康管理も大切です。しっかり整えて臨みたい。

 【今日の句】どの子にも 子ども時代の 幸福を

2022年6月19日日曜日

こんなに生きることがつらい日本でいいのか

 石川県を中心にした地震で、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。被災者支援の充実と、事故や異常が心配になる原発からの脱却をと、やっぱり訴えたい。大きな事故が起きた時に、今度は「想定外」では済まされません。

 今日は佐々木とし子比例予定候補と札幌市北区へ。長屋いずみ市議が終日、同行してくださいました。

 地域の党員さんから「わざわざ来てくれたんだよ」と教えてくださった方は、語り始めるなり涙声に。「食べるに困った時に助けてくれたのが共産党の人だったんです」。お礼をしなければと思っていたときに、街頭演説があることを知って駆けつけてくれたのだそうです。

 演説を始めたら、今度は自転車に乗った方が「年金は下げないでほしいよ」と一声。私もマイクを通じて「そうです、そうです」と話したら、この方が演説後にまた通りがかり、「こんなに物価が上がれば高齢者は生きていけないよ」とご立腹。先の方もそうですが、これほどまでに生きていくことがつらい日本でいいのか。

 足を止めて聞いてくださるのは高齢の方が多いのですが、気にかけて聞いている感じが伝わる若い方も多くいます。そもそも最低賃金が低いために安い給料だし、非正規雇用では安定して勤められるかもわからない。そのうえに物価高騰で、節約にも限界があります。個人の努力ではなく、政治が努力すべきではないのか。

 まずは消費税減税を。業者に深刻な打撃を与えるインボイス導入と、高齢者を苦しめる年金削減の中止を。教育予算を増やして学費をせめて半分にすれば、子育て世帯の家計も楽になります。中小企業の固定経費軽減策を導入して、最低賃金を早く時給1500円に。くらしを本気で守る気が政府にあるのなら、やれる仕事はたくさんあるはずです。

 報道各社の取材も相次ぎました。いよいよ公示まで3日。明日も元気に訴えたい。

 【今日の句】自己責任よりも 政治が責任を