吉川元農水相が在宅起訴されたことで、もはや市民に顔向けできない菅政権。候補擁立見送りは異例ですが、そもそも疑惑について国民に向けた説明は何もありません。やましいことがないなら説明すればいいし、違法なものならきちんと謝罪すべき。コロナ対策も含めて、不都合なことは説明を避ける菅政権の本質が、このような形でも現れているのではないでしょうか。
2021年1月16日土曜日
積み重ねこそ変化の道
吉川元農水相が在宅起訴されたことで、もはや市民に顔向けできない菅政権。候補擁立見送りは異例ですが、そもそも疑惑について国民に向けた説明は何もありません。やましいことがないなら説明すればいいし、違法なものならきちんと謝罪すべき。コロナ対策も含めて、不都合なことは説明を避ける菅政権の本質が、このような形でも現れているのではないでしょうか。
2021年1月15日金曜日
さらに先へ
2021年1月14日木曜日
撤退は再考を
デジタル化の進展や、コロナ禍による新聞紙需要の減少などはありつつも、より根本的には日本製紙の経営計画があります。同グループは2018年に第6次中期経営計画で「洋紙事業の生産体制の再編成」を掲げ、釧路工場では最新鋭の8号機を停めました。そして今回の撤退方針に、蛯名大也釧路市長は「晴天の霹靂。まずは再考してほしいことと、協議の場を設けてほしいことを要請してきました」と言います。
2021年1月13日水曜日
掘り下げることの大切さ
紙智子参議院議員と、北翔大学・山谷敬三郎学長さんを訪ねました。北翔大の前身である道女子短期大学は、紙さんの母校でもあります。学内でのコロナ対策や影響・要望、また菅首相による学術会議の任命拒否についてもうかがいました。
人数を制限しながら、講義の8割は対面形式でおこなってきた同大学。教官は飛沫防止のアクリル板を持ち歩き、学生にも消毒キットを支給して移動の際に使ってもらうなどの対応をしてきました。第3波の広がりもあり、今は卒業生・修了生を除きオンライン形式とされているそうです。ともかく今年度は苦労の連続だった、その一端をうかがいました。
「政府は若者へ行動を制限するよう言いますが、自分で判断させることがかわいそうな気がします」と、学生の心情をおもんばかった山谷学長さん。サークル活動にしても、大会は実施されるのに練習環境は限られるなど、悩ましい場面に直面した学生も多いことでしょう。この1年間はガマンの連続だった学生たちの、心の負担についても話題になりました。
菅首相の学術会議任命拒否については、客観性をもって判断される必要があると指摘されました。「『みんなが言ってるからそれでいい』では危険なことがある、そこから掘り下げていくところに私たちの仕事があります」との言葉には、私も心から同感。学問の領域は尊重されなければなりません。学術会議の自律性も尊重されて当然です。
青木次郎理事長さんとも短時間ですが、お会いすることができました。「共産党さんが言うように、検査を広げなければならないですね」など激励をいただきました。
医療・介護の状況を聞きに、道勤医協本部・勤医協福祉会へも足を運びました。感染防止にと短時間の懇談になりましたが、あらためて医療機関への減収補てんは必須だと痛感しました。緊張と疲労のなか1年間働き続けてきた従事者に対し、国が見捨てるようなことがあってはならない。くり返し要求していきたい。
今日のうちに釧路まで移動し、先ほど到着。思ったより釧路も雪が多いですね。明日は紙智子・岩渕友の両参議院議員と、日本製紙の製紙事業撤退における影響調査です。
【今日の句】少しだけ 今日は春の日 思い出し
2021年1月12日火曜日
市民は負けない
夕張リゾートの経営破たんで、雇用や地域経済への不安が募る夕張市。シチズン子会社での希望退職に、3月末でマルハニチロ工場の閉鎖も重なり、このまま見過ごすわけにはいきません。熊谷桂子市議の案内で、調査・懇談にとまわりました。
リフトが止まったままのマウントレースイスキー場。先月15日に今期の営業停止が発表され、その9日後に夕張リゾート社が自己破産の申し立てを明らかにしました。写真のように除雪もされていません。伝え聞いた話では、それ以前から従業員への給与支払いが困難だったようとのこと。それでも冬季オープンの準備をし、スキー修学旅行の予約もあったと聞きますが、新型コロナの感染拡大が契機になっているとはいえ急な発表でした。
この施設は2017年、今の道知事である鈴木市長(当時)が中国系企業の「元大夕張リゾート」に約2億円で売却しました。しかし2019年4月、香港の投資会社「グレートトレンド」に約15億円で転売されます。転売禁止が、夕張市と元大との契約に盛り込まれていなかったのです。しかも当時、別の企業が10億円で購入で検討していたともされ、夕張市は7億円以上も安く売却していたことになります。この経過での問題は道議会でも追及していますが、これはこれで引き続き検証が必要です。
ともかく、市民の雇用と地域経済を守る手立てを急がなければなりません。市役所でも雇用維持等を目的とする対策会議を設置し、「マルハニチロには本社訪問もしました。夕張リゾートは弁護士からの回答待ちという状態です」と厚谷司市長。債権者も多いことから、まだ全容を市でも把握できていない状況のようでした。厚谷市長は「市民にも市の方向性をしっかり伝えることに努めます」とも述べられました。
2007年に財政破綻した夕張市。今も財政再生計画中で市民にも重い負担がのしかかり、どの自治地帯よりも人口減少が進みました。小学校・中学校も全市で1校です。鈴木市長の時代にJR夕張支線も廃止されました。他の自治体なら独自におこなえる施策も、まだ現状では国の認可が必要とされるなか、それでも市民や市職員の努力のもと、昨年は拠点複合施設「りすた」も開業するところまでとなってきたのです。そんな夕張市だからこそ、道や国も連携を強める必要があります。
料飲組合の役員でもある「Cafe & Sweets 和 」代表の中本満さんからも、話をうかがいました。スキー場の正面にある喫茶店で、スキー修学旅行に来た生徒が大人になってから再訪したこともあったそうです。店内には夕張支線の思い出もズラリ。炭鉱の閉山、市の財政破綻など多くの苦難を乗り越えてきましたが、中本さんは「この場所は夕張駅もあった観光拠点でもあります。このままでは閉めざるを得ないという店も出てくるのでは」と心配を口にされました。
それでも前を向いてきたのが夕張の歴史。「このままでは町が暗くなる。日が暮れてからお客が来なくても、意地で灯りをつけているよ」と笑う中本さんから、商品券など地域でお金が循環するような国の臨時交付金の話が出されました。グループホームを経営する柳沼英貴さんからはリゾート社をはじめとした雇用状況に心配されつつ、「介護分野は人手不足。雇用の受け皿となれるように、いつでも見学を受け付けています」との取り組みも聞きました。
「若い人が働けるような環境づくりに、僕も力になりたいんです」と、「じじばば食堂」で腕を振るっていたのは橋場英和さん。旭川から引っ越して「ゆうばり屋台村」に出店し、今ははまなす会館内で昼限定の営業をしています。「食事後に手を握って『がんばってね』と言われたり、市民のみなさんに助けてもらった恩を返そうと今までやってきた」と夕張市のあたたかさから話は始まりました。
夕張リゾートで働く知人もいることから、その雇用も心配されている橋場さん。経営よりも投資優先という外資系企業の現実も目の当たりにしているだけに、今後については「どうやって企業を引っ張ってくるかより、地域の力を引き出すような行政を」と望まれています。ネットワークができれば、まだまだ市民の力は発揮されるはずとの橋場さんの話に、私たちも元気をいただきました。しっかり私も役割を果たしたい。
札幌へ急ぎ、北の鉄路存続を求める会の「いちの日」行動に参加。本来の「いちの日」行動は労働争議の交流・連帯の場なのですが今月は中止ということで、この宣伝行動のみ。留萌本線の減便について、小室事務局長と私とで訴えました。高校生が必要としている便を失くすようなことをしてはなりません。
【今日の句】乗り越えた 力と歴史と あたたかさ
2021年1月11日月曜日
新成人のみなさんへ
新成人のみなさんも、親御さんはじめ成長を見守られたみなさんも、本当におめでとうございます。式が中止・延期になった自治体もあったのは残念ですが、人生の1つの節目として、心からお祝いを申し上げます。
とはいえ「成人」としての実感が湧かない、という方が多いのではないでしょうか。在学中で経済的に自立していないということや、自分の未熟さを実感しているということもあるでしょう。年を重ねたからといって、自動的に人として成熟するものでもありません。腐敗した政治家の姿を見れば、なおさらだと思います。私も自戒の毎日です。
「自己責任」が当たり前の時代に、コロナ禍が直撃したなかで、やさしさや支え合いが若い世代で広がっています。「どこにも相談できない」「あきらめざるを得ない」を乗り越えて、つながりあうことの大切さが再確認されてきています。もし困っていることがあれば遠慮なく日本共産党にも相談してほしいし、自分だけを責めるようなことにならないでほしい。
声をあげれば変えられます。ジェンダー平等や人種差別解消、核兵器禁止条約の発効など、世界でも日本でも理不尽なことに立ち向かう流れが広がりました。今日という日も契機に、社会や政治に目を向けてはどうでしょうか。あなたの生活や願いと政治がつながっていることも、必ず見つかってくることと思います。
若い世代が力を発揮することで、前の世代を乗り越えて新しい社会がつくられてきました。私が成人のときも同じことを言われたものでした。もちろん若い世代任せにするというわけではありませんが、月並みですが失敗を恐れずに思い切って挑戦してほしい。その挑戦を応援する政治でなければいけないし、若い世代のみなさんといっしょに政治を変えていきたい。
今日は党小樽地区委員会での地区委員会総会へ。小樽駅でガラスアートの展示に迎えられました。透き通るような若々しい気持ちで、私もがんばろう。
【今日の句】大人でも 何度も失敗 乗り越えて
2021年1月10日日曜日
苦境に負けない
中小零細業所や自営業者の強い味方として、会員が増えている北海道商工団体連合会(北商連)。新年決起集会で連帯のあいさつをさせていただきました。毎年おこなう集会は全道からの参加で交流もしますが、今年はオンラインを用いて会場は限定入場。少し残念な思いはしつつ、強い思いは例年以上に感じました。
コロナ禍での打撃も約1年となり、切迫した状況はさらに強まっています。それなのに持続化給付金も家賃支援給付金も、今月15日で打ち切りに。それどころか政府の成長戦略会議には「日本の中小企業数は今の半分でいい」と公言する企業家が、メンバーになっています。今は苦境の業者を支援することこそ優先すべきではないのか。
そのなかで北商連は、どの業者の相談もしっかり受け止めて申請の支援や、行政への要請をくりかえしてきました。会員が増えてきたのは、その揺るがぬ姿勢への信頼があるはずです。食堂の子として育った私も、経営することと家族を守っていくことの大変さは身をもって実感してきました。もはや自己責任ではどうにもならないコロナ禍で北商連に信頼が寄せられている事実を、政府が重く受け止めるべきです。
思い出すのは昨年4月。コロナ禍で延期していた集団確定申告と重税反対集会に取り組んだ、札幌北部民商でのシュプレヒコールです。税務署までデモ行進しながら「不要不急の外出を控えるよう言われていますが、私たちの行動は必要緊急です」との一節から、苦境に負けないとの強い意志が伝わってきました。日本共産党もがんばらなければと痛感した、そんなエピソードを交えて、今日は私から連帯のあいさつをおこないました。
昨年11月時点でのアンケートには苦境の声がびっしり。「続けていけないので廃業を考えているが、本心はやめたくない」「収益がゼロに近い」「正社員で雇用していた2名を泣く泣く解雇」「魚貝の値段が半分になった」‥‥この悲鳴を菅首相は受け止めよ!
新年会などがないために、党内の地区委員会総会などでもあいさつにまわっています。昨日のオンライン演説会も話題になりました。ご覧になっていない方は、日本共産党 You Tube から見ることができるので、ぜひご覧になってください。
【今日の句】突き放す よりも連帯 政治こそ