2021年1月30日土曜日

力あわせて切り開こう

  「戦争させない市民の風・北海道」主催のオンラインシンポジウムで、あらためて市民と野党の共闘を再確認。こちらでご覧いただけます。日本共産党は紙智子参議院議員があいさつ、青山慶二道委員長と私がパネリストを務めました。

 紙議員は、野党で第3次補正予算の組み替え、特措法や感染症法改定案での刑事罰削除などに力を合わせてきたことを紹介しながら、あまりにひどい自公政権を大本から変えようと呼びかけました。4月の道2区補選についても、「政治の私物化、カネにまみれた政治を終わらせるために、統一候補で力を結集して勝利しよう」と力を込めました。

 青山委員長からも、市民と野党による政権交代へ重要な道2区補選だとし、近いうちに統一候補が実現できるように力を尽くしたいと表明。私からは主に政策面で、政治とカネ、コロナ対策、新しい社会像について、日本共産党の考えを述べました。立憲民主党は勝部賢志参議院議員・梶谷大志道議(道連幹事長)、社民党からは熊谷吉正道連代表・浅野隆雄幹事長が発言し、川原茂雄・山口たか「市民の風」両共同代表が進行されました。

 各党の発言については余計な解釈をはさまないように、実際の画面でお聞きいただけるのが一番だと思います。理念や基本姿勢が異なるから党が違うわけで、それでも共通の思いで力を合わせようと話し合いを続けてきています。その土台は積み上げられてきましたから、政権構想への合意、政策協定の締結、そして具体的な選挙協力へと進むように私も力を尽くしたい。その本気さを、多くの国民も見ていると思います。

 「市民の風」からは、昨年12月28日付で「共闘のための合意についての要請書」が寄せられています。オンライン上は十分に中身を知らせられなかったと思うので、私のブログ上でも紹介しておきます。要請事項は大きく3点です。

 1.来る衆議院北海道2区補欠選挙において、市民と野党の共闘による統一候補実現のために、以下の三点においての共闘合意をはかってください。

  ①政治とカネの問題を徹底究明します。

  ②新型コロナウイルス感染問題への緊急対応を進めます。

  ③市民と野党の共闘で日本の政治の流れを変えていきます。

 2.早急に代表者および幹事長書記長どうしの会談をおこない、衆議院北海道2区補欠選挙における市民と野党の共闘による統一候補実現のための政策合意の協議を進めてください。

 3.市民と野党の共闘による統一候補が実現したあかつきには、その勝利にむけて市民とともに互いに全力を尽くしてください。

 あらためて、しっかり受け止めます。

 5年前の道5区補欠選挙を思い出すたびに、これだけの土台ができてきた意味の大きさを実感します。流れを止めず、必ず政権交代もめざしていきたい。そのために、私自身も議席を勝ち取ることで応えたいと決意を新たにしました。

 【今日の句】共闘で 汚れた政治 変えられる

2021年1月29日金曜日

政治はフラフラしないで

 各地での大雪・暴風、大丈夫だったでしょうか。私は札幌市西区・手稲区で、積もった雪のなかをズンズンと進みながら支持者宅を訪れました。どこでも「あいにくの天気ですね」と話が始まり、たくさんの激励を受けて「しんぶん赤旗」読者も増えました。

 西区で足を運んだのは福井地区。最初の入植者が福井県の方だったことから、この地名がつけられました。北海道内には、このような本州とゆかりのある地名が随所に見られます。北陸の福井県に負けないほどの、福井地区の今日の雪。「早朝から20cmくらいは積もったかな」と、どこでも雪かきの真っ最中でした。

 菅首相への不満は共通して強い。同時に、野党がまとまってほしいとの声も多数。そのうえで、日本共産党がしっかりした役割を果たしてほしいという思いも共通して聞かれました。「テレビで小池さんの質問を見てスッキリしたよ」、「ちょうどコロナでジム通いできないから、その分で新聞を取ります」などのお話も、本当にありがたかったです。

 手稲区で向かったのは星置地区。近接する山口地区が新幹線トンネル要対策土置き場の候補地とされ、住環境や農地を守れと住民運動が沸き起こっています。札幌市と鉄道・運輸機構による一方的な決定は許されないと、何と500人分もの署名を集めた方もいらっしゃいました。「コロナ禍で観光のあり方が見直されてる時に、そんなに急いで工事を進めるべきなのか」との話もありました。

 短時間の訪問と思っていても、政治への不満が次から次へと語られます。菅首相を筆頭に会食をくりかえす与党議員にあきれ、「もう政治家を信用できない」という方もいました。日本共産党を信頼してると言いつつ、こういう時はズバッとがんばってとも。国民が苦難にさらされている時にフラフラしている政治ではダメで、必ず総選挙で政権交代をと私からも訴えました。

 例年なら町内会や党後援会の新年会がある1月ですが、ほとんど中止のため、こうやって語り合える機会も少ないんですよね。本当にコロナ感染の拡大はもどかしく、それだけに政治を見る目は厳しい。命と健康、くらしや商売を最優先に支える政治をと、地域を歩くなかで痛感した1日でもありました。

 【今日の句】雪道も まっすぐ歩く 共産党

2021年1月28日木曜日

しっかり教育を支えて

 昨日に続きJR留萌本線の減便にかかわる調査で深川市へ。北名照美市議の案内で、山下貴史市長や市内にある高校の校長先生らから話をうかがいました。

 「沿線の沼田町・秩父別町といっしょに、JR北海道へ要請書を出しました」と山下市長。深川市は市内に通う高校生の定期代を補助するなど、高校生の通学にも支援をしてきました。留萌本線の維持・存続に向けても利用促進策を相次いで打ち出すなどしてきましたが、今回の減便は突如のことだったといいます。

 「減便はやめてほしいが、コロナ禍でJRも経営が大変ななか、しっかり国として支援してほしい」とのお話は路線存続にとっても重要な点です。JRはもちろん公共交通は赤字が出ても支えなければ、通学・通勤・通院などがかなわなくなります。山下市長も「JRは純粋民間企業としてあるわけでない」とキッパリ述べられていたことは同感です。

 市内の3高等学校(深川西・深川東・クラーク国際)にも足を運びました(写真は深川西高校)。「時期にもよるが、減便の時間には10数人が利用すると思われる。多くの方が声をあげてくれているのがありがたい」(深川西)など、利用実態もお聞きしました。クラーク高校の副校長先生は留萌本線で通勤していた時もあり、沼田や秩父別から多くの高校生が実際に乗車している話もされました。

 どこも今年度はコロナ対応に追われ、学校行事の中止・延期の判断で悩まれている話もうかがいました。教職員のがんばりを支え、移動手段も含め、教育環境を整備するのは行政や政治の大事な役割です。私からも力を尽くすことを述べました。

 余談ですが、懇談の合間に北名市議から安保闘争時の話などもうかがいました。深川市から全国・道内へ、後に党議員・機関職員を担う党員が多く巣立っているのです。沼田町生まれで、衆議院議員を通算7期も務めた故・中島武敏さんもその1人。各地の奮闘の歴史があるからこそ、今の私たちの党活動があります。その歴史を知っていてこそ、多くの方ともつながりあえます。

 北名さんの話で興味深かったのは一已農協から一等米が出たときに、他の農協がするような祝賀会をせず、一已農協は各農家に広辞苑を配ったという話。深く広く物事をとらえながら農業をするのだという、哲学を感じるエピソードです。ネットでなんでも調べられる時代ですが、言語や知識とは単なる文字でなく、現場で生きた生命力を発揮するものと再認識です。じっくり地に足をつけた活動をしたいと、あらためて心から思いました。

 【今日の句】どの町の歴史も 学びがあってこそ

2021年1月27日水曜日

声があるから動いていく

 JR留萌本線の減便に対し、高校生や教員が声をあげたことで変化が生まれてきています。多くの高校生が利用している沼田町と秩父別町に足を運び、実態や影響をうかがいました。篠原暁・沼田町議に案内いただきました。

 3月のダイヤ改正で深川発19:22発の便がなくなると発表され、そうなると部活動や生徒会活動などに制限が生まれます。両町には高校がなく、道教委による道立高校の再編でも通学手段の確保が大前提とされてきました。先日の道議会特別委員会で真下紀子が質問で取り上げ、喜多委員長が「当委員会としても申し入れたい」と異例の発言をし、全員一致で承認するなど道議会でも変化が生まれています。

 約70名の高校生が通い、今の中学3年生も8~9割は通学に使うと見込まれている沼田町。高校教員からの要請も受けて、深川市も含めた1市2町の連名でJR北海道へも要請したきたと話されたのは横山茂町長。「子どもたちが不安のないようにしなければ」。同町は子どもたちが誇りをもてる町づくりも進めてきていたのです。

 町長さんの名刺には「JR留萌本線を存続しよう!」とも記されていました。首からぶら下げた缶バッジ風の飾りにも留萌本線が。横山町長の「コロナ感染が広がろうと、社会で必要とされて働く方々がいます。その働く人の移動を守っていくのが公共交通。鉄路は国のしっかりした支援が必要です」との言葉には、まったく同感です。

 同じく沿線の秩父別町・澁谷信人町長も、まさに同じく「子どもたちが不安のないように」と話されました。こども屋内遊戯場「ちっくる」を開設するなど一貫して子育て支援を強めてきた同町は、なんと小中学校の今年度1学期は毎日1枚ずつ子どもたちにマスクを支給していたとのこと(!)。アベノマスクより何と説得力ある決断なのかと驚きました。

 実は秩父別町からは、冬以外なら深川市の高校に自転車で通える子もいるようです。それでも沼田町と深川市の真ん中に位置し、広く子どもたちにとって不便のないようにとの思いで、澁谷町長もJR北海道へ要請をされたのでした。もちろん留萌本線の維持・存続にも足並みをそろえています。こういう力が道議会やJR北海道を動かしているのだと再認識しました。

 両町中学校長先生や教育委員会からも話をうかがいましたが、子どもたちを中心に考えていることがひしひしと伝わりました。少人数校といえ、コロナ対策では苦労を強いられた今年度だけに校長先生たちの言葉も重い。教育行政の角度からも、しっかり反映していきますと応じました。

 沼田町では、積極的に活動している地域おこし協力隊(なんと沼田町では7人!)からも話をうかがい、感染防止対策も講じて党後援会員との懇談も。地域おこし協力隊のみなさんは問題意識も鮮明で、好きになったこの町を良くしたいとの思いにも触れることができ、その話には私も多く刺激を受けます。後援会員さんからは「早く菅政権を代えないとダメだわ」との声が相次ぎ、とりわけコロナ対策への不満が強いと、あらためてよくわかりました。

 明日は深川市での調査・懇談です。

 【今日の句】鉄路ある ありがたみ知る 雪の道

2021年1月26日火曜日

思い切った検査を広く

 札幌市で療養病床がある病院や高齢者施設、障害者支援施設などの職員に、3月から半年間、月1回のPCR検査を実施する方針と報じられました。昨年、村上仁市議団長と要請していた内容で、重要な前進です。事業費は6億円とのことです。

 道内では他に、函館市も高齢者・障害者施設の職員に定期検査をおこなうと発表しています。旭川市でも高齢者施設では、すべての新入所者・新入職員への検査を実施するようです。栗山町では病院、施設などのほか学校・保育の職員にも3月まで月1回の検査をおこなうことにしています。

 感染拡大を防止するには、無症状の方を含めて早期発見・早期保護を基本にすることだと思います。特に病院などで、みずからの心配をしながら約1年間、献身的にがんばってきた職員のみなさんを支える体制として絶対に必要なことです。機器や試薬、人手の不足で対応したくてもできない自治体があるなかで、財政面も含めて国が責任をもって進めてほしい。罰則よりも、じゅうぶんな検査と補償が優先されるべきです。

 今日は道原発連・国民大運動道実行委員会が、定例でおこなう昼の宣伝。原発再稼働反対とともに、寿都町・神恵内村での文献調査を撤回するように求める署名にも多くの方が応じてくださいました。私もマイクを握り、寿都町や島牧村を先日うかがった中身について紹介しました。報道だけでは伝えきれない実態を伝えることも、大事な私の役割です。

 明日から沼田町・秩父別町へ。JR留萌本線の減便にかかわる調査です。

 【今日の句】守りぬく 総理の言葉 聞きたいが

2021年1月25日月曜日

第3次補正予算は組み替えを

 衆議院予算委員会での質疑が始まり、日本共産党は明日11時53分から笠井亮議員(昼食休憩はさむ)、13時20分から宮本徹議員が質問に立つ予定です。どの党が国民の側に立っているのか、ぜひ見ていただきたいです。

 今朝の宣伝でも述べましたが、野党は第3次補正予算の組み替えを要求しています。予算規模19兆円のうち15兆円が GoTo 延長や国土強靭化などで、これで切迫している国民の現実に応えられるのでしょうか。すでに予算委員会の質問順番は野党にまわっていますが、菅首相から踏み込んだ答弁は聞かれていません。

 昼は消費税廃止各界連絡会の宣伝にも参加しました。民商お手製の「消費税 今すぐ5%に!!」とプリントしたマスクをしながら、北商連・井上事務局長、新婦人道本部・秋月副会長、道民医連・木幡広報部長さんといっしょに、私もマイクを握りました。消費税減税が世界で広がるなか、再度の給付金さえ出し渋る日本政府の態度を変えようと呼びかけました。

 「日本の財政は大丈夫か」との心配があると聞きます。将来の日本財政を心配する必要はありますが、目の前で店を閉める・職を失うなどの現実があるなかで、政治が見捨てるようなことがあっていいのか。バブル期に迫る株価を記録するなかで、いくつも超がつくような高額所得者や大株主に適正な負担を求めることへ踏み出すべきです。

 日中は少し寒さが緩んだものの、日が暮れたら一気に冷え込んできました。まだまだコロナ感染も心配です。お気をつけください。

 【今日の句】どう見ても 優先順位が 違ってる

2021年1月24日日曜日

冬も元気に

 今日は休みをいただき散髪や、小学生の子とスケートへも。何年振りかに滑れたのは良かったものの、ヒザから下の痛みがじわじわと‥‥体には正直に現れてくる年だと実感です。

 それにしても子どもたちは、体で覚えることが本当に早い。スケート場にいる小さな子どもたちが、転ぶことを恐れず前へ進む姿も微笑ましい。冬は外で遊ぶ機会も減ってしまう北海道の子どもたちですが、なるべく体を使えるような環境をつくれればと思います。

 国会は衆議院予算委員会の質疑が始まります。コロナ対策、「政治とカネ」など議論すべき課題は多くあります。年内の総選挙を控えた重要な論戦の場ともなります。国会とも連携して、北海道でも政権交代への世論を広げたい。

 【今日の句】足腰は いつも鍛えて 活動も