2023年7月29日土曜日

草の根のがんばりがあってこそ

 今日は札幌市豊平区と南区へ。どこでも「暑いね」から始まり、せっかくだからと「しんぶん赤旗」をお読みいただく方も。水分と睡眠はしっかり取るよう、心がけあいましょう。

 お子さんが4人いて、一番下の子が大学生という方とお会いしました。心配なことは、上の子たちの奨学金返済といいます。

 「防衛費を増やすことばかりで、何が子育て支援なのでしょうか」との言葉を、そのまま私も岸田首相にぶつけたい。私も子を持つ親として、教育費の高さは切実なのです。

 親子で商売をされているという方は、いつも政府への不満を出し合っているとのこと。介護職員の方は「職員不足で大変。若い人が生活できる賃上げを」と強調されました。

 暑さに音をあげそうな毎日ですが、要望や期待の声を聞くたびに「今度こそ議席を」との思いを地元党員さんと共有できることもうれしい。こういう草の根の力こそが、日本共産党の強みです。初めて「しんぶん赤旗」を取るという方も増えました。

 今日も寝苦しい夜でしょうか。お体にはお気をつけください。

 【今日の句】気温より 賃金・年金 上がるよう

2023年7月28日金曜日

働く世代に余裕を、賃上げを

 今日は札幌市北区へ。札幌も陽射しがひりひりするほどの連日の真夏日ですが、地元党員さんと歩くと新たな出会いもあり、元気が湧いてきます。入党は仕事や介護の忙しさが落ち着いたら、という方も。しんぶん赤旗の読者さんも増えました。

 どの方も岸田政権に怒っていて、「こんなに軍事費ばかり増やして、どうする気なの」「テレビを見て文句ばかり言っている」と不満が次々。じわじわとガソリン価格が上がっていることも話題になり、今から冬の灯油代が心配だという声に応えなければと痛感です。

 歩いていると、あるマンションでは夏祭りの準備中。コロナ禍で中止していたものを再開したとのことですが、入居者の高齢化にともない準備・運営の負担が重く、今年で最後になるといいます。地域の結びつきが弱まるのは残念ですが、入居している現役世代は仕事も忙しく難しいという現実に胸が痛みます。

 朝のラジオ体操から始まり、このような夏祭りなど、子どもたちにとって夏休みは地域での活動や「出番」が増えたものでした。私の子ども時代も「地域全体での子育て」という雰囲気があった気がします。働く世代も、今より時間の余裕があったのかもしれません。

 しかし今は働く時間も様々で、共働きのうえ長時間勤務という家庭も少なくありません。北海道は夏休みが短い分、子どもたちの宿題も減らしてあげられたらな、という個人的な思いもあります。子どもたちを放ったらかしにしないで、向き合える夏休みにするためにも、働く世代に余裕ある社会をとがんばりたい。

 夕方には、道労連の最低賃金引き上げデモパレードに参加。日中からの行動が続いたこともあり途中で抜けさせてもらいましたが、若い世代を先頭にした元気なアピールに、大通公園でビアガーデンを楽しんでいる方からの声援や激励が寄せられていました。

 世界にくらべて安い賃金の日本で、大企業ばかりが内部留保を増やしているという理不尽な現実を変えましょう。賃金があがれば消費も増えるし、経済へも波及します。この点でも働く世代と結びつきあって、いっしょに政治を動かしたい。

 【今日の句】夏の夜は もっと涼しい はずなのに

2023年7月27日木曜日

やっぱり仲間が増えるとうれしい

 今日は札幌市手稲区へ。佐々木明美・前札幌市議とまわるなか、「今度は必ず議席を取らなきゃね」と入党してくださる方もいて大喜び。佐々木さんや地元党員さんとの、ふだんからの信頼の強さも実感しました。

 手稲区は、札幌市のなかでも独自の課題が多い地域です。新幹線トンネル工事から出る有害残土の搬入、スーパー撤退とバス減便、今日は新たに携帯通信用アンテナからの騒音被害を聞きましたが、そのたびに佐々木さんが相談を受けてきたのでした。

 住環境の専門家とお会いでき、住宅問題にかかわる政策化での意見もうかがいました。持ち家主義が中心である日本と、「住まいは人権」を貫く欧州との違いなど、私もあらためて学びなおしたい。町づくりや若い世代の支援にとっても、大事な課題です。

 冒頭の入党してくださった方は戦災孤児として育ち、戦争は絶対にいけないものと強い思いを持たれてきたそうです。今が日本共産党の頑張り時だと、気持ちを新たにしました。

 維新・馬場代表が「危険な政党」呼ばわりしていますが、とんでもない。揺るがず侵略戦争反対でがんばってきた日本共産党の姿こそ、多くの方に広げていきたいです。

 【今日の句】地に足をつけて 歩みは強くなり

2023年7月26日水曜日

そこまでして原発推進か

 北海道なのに続く真夏日。道原発連の街頭宣伝も、数分しないうちに汗が噴き出すほどでした。寝苦しい夜も続いて、わが家は夜中まで扇風機が大活躍。体調管理にはお気をつけくださいね。

 さて、脱炭素に対応する発電所を新しく建設する際に、国が支援する制度があります。本来なら再生可能エネルギーが中心のはずですが、一定の条件を満たした火力発電所や、原発までも対象とされています。さらに支援の対象に、今ある原発も加えることを経産省が検討していると「朝日」が報じました。

 事実であれば、原発の再稼働に必要な安全対策を支援できることになります。原発由来の電力を使わない消費者も、新電力会社への電気代を通じて、原発を下支えすることになってしまいます。そこまでして原発推進かと、本当に腹立たしい。

 こんな検討を始めた背景は、原発の安全対策にお金が必要であるからです。原発再稼働のために電気料金が値上げされて国民負担が増すとなったら、笑うに笑えません。電力会社の経営を圧迫するほどの原発ならやめて、新しい発電システムに変えればいいのではないでしょうか。

 再稼働した後の「核のゴミ」は、どうするのか。寿都町や神恵内村が、なし崩しに処分地とされていくことは認められません。エネルギー自給は国民的大議論も必要なのに、通常国会では原発推進法が自民・公明・維新・国民民主で成立させられました。過酷事故が起きた場合の責任を、どのように取るつもりなのでしょう。

 署名に応じてくれた方と、再稼働方針への怒りから対話が長くなったと原発連のメンバー。カギは国民世論の広がりと、献金を通じた「原子力ムラ」の一角を占める政治を変えること。切り込む仕事は日本共産党にさせてほしいと、くりかえし訴えていきたい。

 【今日の句】太陽が すぐ近所まで 来たみたい

2023年7月25日火曜日

頼れる上村さんの議席を再び

 今日が告示の仁木町議選挙。日本共産党・上村ちえ子候補が9期目をめざします。子育て支援センター開設、国保税の引き下げなど、くらし・子育てでの実績も数多い。頼れる相談相手であり「困ったときの上村さん」の議席は、どうしても必要です。

 基幹産業である農業やワイナリー関連が好調で、子どもの数が増えている仁木町。上村候補の4年前の質問は、老朽化した保育所の建て替えについてだったそうです。仁木町には児童館がなく学童保育も手狭になり、子どもたちの居場所づくりを合わせてとの提案でした。

 町も検討の結果、それらの施設が併設する形の子育て支援センターが来春にオープンすることに。国保税でも4人家族で5万円の引き下げが実現し、「今度は資産割の廃止や、子どもの均等割を無料にしましょう」との訴えも説得力があります。

 観光にとって欠かせない函館本線(山線)の維持・存続や、泊原発の再稼働は許さないことなど、仁木町はじめ後志管内は国政の矛盾が集中している地域。加えて関西電力による62基もの風力発電計画が持ち上がり、「設置場所は地滑り地帯であり、認めることなどできません」と上村さんは力を込めました。

 仁木町では選挙前に、勝共連合=統一協会による日本共産党についての謀略ビラが配布されました。高額献金で家庭をめちゃくちゃにして、日本政治にまで影響を与えてきた彼らにとって、日本共産党ほどじゃまな存在はないでしょう。町議選にまで謀略ビラを配布するなど異常です。

 あわせて先日、維新・馬場代表からは「共産党はなくなったらいい」という暴言がありました。謀略ビラとあわせて私から抗議し、平和・くらし・人権を守ってきた日本共産党の議席が仁木町に必要だと強調しました。議席の値打ちを、事実をもって伝えていきたい。

 選挙は2人はみだしの大激戦で、何としても上村候補の再選を。仁木町に知人・友人のいる方は、ぜひ上村候補をお広げください。

 【今日の句】果物のように 甘くはない選挙

2023年7月24日月曜日

冬季五輪も大阪万博も、強引に進めるのか

 定例の朝宣伝やデスクワークを済ませ、わが子の進路3者相談で高校へ。一応は親としての役目を果たせてるかどうか。受験生にとっては心が休まらない夏休みかもしれないけど、余計な不安や心配はないようにしなければ、ですね。

 ところで今日の「しんぶん赤旗」に、2026年開催の英連邦競技大会について、開催都市のオーストラリア・ビクトリア州政府が返上したとありました。開催費用が見積もり額の3倍近くに膨らむことから、州首相が辞退を発表したとのことです。

 私も不勉強でしたが、英連邦競技大会の開催は五輪同様に4年に1度。参加国は50ヵ国超だそうです。2030年の冬季五輪招致をあきらめていない札幌市も、今回の事態から学ぶことはないのでしょうか。財政を圧迫してまで開く意義はあるのか、市民の合意は得られているのかなど、課題は解決していません。

 五輪招致だけでなく、大型イベントを町づくりの起爆剤にする狙いは、これまでも繰り返されてきました。その1つが2025年開催の大阪・関西万博。しかし先日、万博に参加する国・地域のパビリオン建設申請が1件もないことが明らかになりました。

 会場建設費も、すでに2020年の時点で当初の約1.5倍に膨れました。日本政府が出展する「日本館」の建設費用も当初より9億円も増えて、大手ゼネコン・清水建設と随意契約が結ばれています。

 これだけの費用を投じても、万博への関心は「ない」が65%(「読売」世論調査)。壮大なムダな事業となりはしないのか。強引に進めてきた維新と、後押ししてきた自民・公明政権の責任は重大です。

 ついでに言えば維新・馬場代表は先日、「第1、第2自民党の改革合戦が政治を良くすることにつながる」と述べたそうで、改革どころか、こうして一体に悪政を進めているのが維新だと、あらためて強調したい。

 札幌の冬季五輪招致もやめて、市民のくらしや命・健康を支える市政へ。大型イベント頼みの経済政策より、持続可能な町づくりと、それを支える地元企業の安定的支援を。私もていねいに広げていきたいです。

 【今日の句】大開発よりも 教育予算こそ

2023年7月23日日曜日

ビアガーデンも平和でこそ

 さっぽろ夏祭りで賑わう大通公園で、市民と野党の共同街頭宣伝に取り組みました。主催は「STOP 九条改憲!国民主役の政治を!中央区実行委員会」で、市民の風・北海道からも参加されていました。

 政党では日本共産党の他に、立憲・社民・れいわ・新社会の各党からスピーチ。日本共産党は森英士・党中央区地区委員長と私がマイクを握りました。各党ののぼり旗、アピール幕や看板なども写真のように掲げられ、いつも賑やかな宣伝なのです。

 大通公園では一昨日からビアガーデンが始まり、各国からの観光客の姿も。今日も30℃近くまで気温が上がった札幌でしたので、このうえなくビールも美味しかったことでしょう。働く方々も本当におつかれさまでした。

 観光の土台は平和であってこそ。観光立国推進基本法の前文には、次のようにあります。

 「観光は国際平和と国民生活の安定を象徴するものであって、その持続的な発展は、恒久の平和と国際社会の相互理解の増進を念願し、健康で文化的な生活を享受しようとする我らの理想とするところである。」

 この法の前身である観光基本法は、かつての侵略戦争の反省から、観光を平和産業と位置づけ、国民の基本的人権として位置づけていたのです。この部分は現行法のもとでも、原則として引き継がれました。

 観光は各国・各地域の文化や歴史に触れることができ、視野や洞察を広げます。もちろん経済波及効果もありますが、環境破壊型の観光地づくりや低賃金など劣悪な労働環境では、観光産業の健全な発展はないと思います。身の丈にあった観光地づくり、ではどうなのでしょう。

 たからこそ岸田政権の大軍拡・大増税はやめるべし。市民と野党の力で、平和国家へ進む政治をつくりましょう。

 【今日の句】誰だって 乾杯できる 社会にと