2021年1月2日土曜日

問われる政治決断

 わが家の窓も、こんなにかと凍るほどの猛烈寒波。雪も降った地域は大丈夫だったでしょうか。寒さに強めの私も、さすがに今日の寒さはお手上げです。

 東京都と首都圏3県が、政府へ緊急事態宣言の発令を要請したと報じられました。ひっ迫している医療機関のことを考えると、感染拡大を防ぎつつ、これまで以上に政府の役割が求められているのは間違いありません。

 昨年12月に、野党4党(立憲民主党、国民民主党、社民党、日本共産党)は特措法改正案を国会へ共同提出しています。その柱は、▼休業要請と補償をセットでおこなう国負担による給付金支給を規定、▼行政検査以外も含めて検査体制を整え、国が財政支援すること、▼軽症者・無症状者の待機場所の確保と、そのための国の財政支援-ーです。

 臨時国会では審議されないままでしたが、それなら政府・与党は、どのようにして今の状況を収束しようというのか。問われているのは菅首相の政治決断です。

 【今日の句】外よりも 温かいのが 冷蔵庫

2021年1月1日金曜日

決意を新たに

 新年おめでとうございます。今年こそ希望が見える年に、あたたかみのある政治に。新年にあたっての決意とあいさつを兼ねて、定例の宣伝をおこないました。紙智子参議院議員、伊藤りち子道3区予定候補(比例重複)とで、白石区では佐藤綾市議、清田区では吉岡弘子市議もマイクを握りました。

 必ずおこなわれる今年の総選挙。コロナ対策での無為無策に、学術会議任命拒否にあらわれた強権ぶりなど、菅政権を続けさせるわけにはいきません。必ず政権交代を、そのうえで揺るがない政治の土台となれる日本共産党の比例議席を。昨日の臨時相談や、さっぽろ青年ユニオンの支援も紹介して、「社会の連帯を政治の場にこそ広げたい」と私からも訴えました。

 今年で私は日本共産党に入って30年。入党した当時は中国の天安門事件やソ連・東欧の崩壊など相次いで起こり、「共産党は時代遅れ」「自由と民主主義を守れ」との体制選択キャンペーンを前に、活動全体が困難な時代でした。日本共産党が中国やソ連の覇権主義・大国主義を正面から批判していたことは、ほとんど学生の間には知られていませんでした。

 あれから30年。選挙戦で前進や後退はありましたが、今年の総選挙は政権交代を正面から掲げて挑むところまで日本共産党の存在感は高まってきました。数々の自然災害における献身的な活動を通じて、日本共産党への理解を深めてくださったことも数多くあります。これまでの活動を自信にして、総選挙勝利へと全力あげたい。

 コロナ感染拡大が続くもと、命と健康、くらしや商売、医療機関や高齢者施設などを支えるための活動も、もちろん力を入れていきます。通常国会では、JR北海道への支援の根拠となる法律の改定案が出されますし、「核のゴミ」文献調査や公立・公的病院の再編・統合などを政府が旗を振り続けているなか、北海道にかかわる問題でも積極的に声をあげていかねば。

 宣伝時の気温はー8℃ほどで、曇り止めを塗った眼鏡は降ってきた雪もはじいて、その滴が凍ってしまうほど。そんな厳寒のなかでも駆けつけてくださった党員・後援会員さんのあたたかさがありがたい。みんなの力で今年こそ変化の年にと、決意を新たにしました。

 【今日の句】連帯が 必ず生きる 1年に

2020年12月31日木曜日

お困りごとは相談を

 今年の始めには、年末に臨時相談窓口を開くとは思ってもいませんでした。この時間にも感染で苦しむ方や支えている方がいます。最後の最後まで、政治の責任を痛感する1年となってしまいました。

 日本共産党北海道委員会で開設した、年末の臨時電話相談。すでに昨日から「派遣切りにあった友人と、電話でもメールでも連絡とれない。1週間前は所持金1000円ほど、いま手持ち金もないはずで心配」との相談が入っています。電話をくださった方は今日、友人宅に行ったそうですが依然として探しています。

 猛烈な寒波で札幌でも-10℃、幌加内町では-30℃超ですから、どこかに身を寄せていればいいのですが心配になります。万が一、心当たりのある方はお伝えください。

 今日は多くの相談はありませんでしたが、一人の命を大事にすることの緊迫さは、このように終日続きました。北海道だけでなく東京や大阪など各地の党事務所でも、今日は特別の相談窓口を開いています。お困りごとは遠慮なく、ご連絡ください。

 夜の労働相談をおこなっている、さっぽろ青年ユニオンの会場にも顔を出してエール交換。カップ麺などを準備して、その蓋にはユニオンにつながるQコード付き。その場で労働相談や、ススキノ地区へ食料配布にと分かれた彼らたちに未来への希望を感じました。21世紀は支え合いの時代です。

 今年も残すところ、わずかの時間となりました。まさか今年最後に東京では1000人を大きく超える感染確認とは驚きで、何だか落ち着かない年越しです。お休みになられる方は無理せずお休みになり、病院や介護施設はじめエッシェンシャルワーカーのみなさんには、あらためて敬意を表するばかりです。来年こそ国民の命と健康が守られる政治にしなければと、決意も新たにしています。

 【今日の句】振り返る 時より課題 目の前に

2020年12月30日水曜日

2020年・私の3大ニュース

 明日も臨時電話相談窓口を開設しますが、今日が党道委員会の一応の仕事納め。毎年恒例の「今年の私の3大ニュース」ですが-ー


 ③第28回日本共産党大会(1月)

 3年ぶりの党大会は、綱領の一部改定という大きな議題がありました。核兵器禁止条約やジェンダー平等など諸国民の声が世界を動かしていることを世界の本流と位置づけ、中国による平和と自由、民主主義の抑圧は共産主義国家とは言えない覇権主義的行動と断じました。資本主義の矛盾に対して米国の若い世代でも社会主義を求める声が高まっているなか、日本共産党が希望ある道を示そうじゃないかと意気高い大会でした。

 前大会に続いて各野党から来賓あいさつがあり、中村喜四郎衆議院議員まで来られたのにはビックリしました。写真は、「共産党入党宣言」をした小松泰信岡山大学名誉教授と、現職だった時に同じ農林水産委員会だった、さいとう和子前衆議院議員。小松先生には質疑の際に参考人として国会にお越しいただき、北海道にも講演会で足を運んでくださいました。大会で交流された全国の発言にも、とても励まされました。


 ②寿都町・神恵内村で「核のゴミ」文献調査表明(8月)

 まさかの突然の表明に、私自身も寿都町に足を運んで片岡春雄町長へ撤回を求めました。8月の際の要請では「町民を二分することは私も本意ではない」と町長も応じられたのですが、正式に国へ申し出る時には「このままでは町を二分することになるので、早く応募することに決めた」。町民が求めた住民投票も、町議会が賛否同数のもと議長が否決してしまいました。周辺自治体と全道から反対の声が沸き起こりましたが、両自治体ではNUMOによる文献調査が始まっています。

 しかし、住民はあきらめていない。寿都町の「会」のみなさんから話をうかがっても、このような一方的な決定には納得できないとの強い思いは変わっていません。日本共産党の幸坂順子町議も、いっしょに議会論戦や住民運動に取り組んできました。まさにこれからの世論と運動にかかっている、この課題。町長・村長の問題にとどまらず、科学的な合意や見通しのない地層処分に政府が固執して、交付金をちらつかせて地方へ「核のゴミ」を押しつけるようなことが許されない。来年の総選挙でも大争点にしなければ。


 ①新型コロナウイルス感染拡大に立ち向かう日々

 写真は4月に、北見市の焼き肉店から話を聞いていたときのもの。後手後手どころか小さなマスク配布(しかも2ヵ月かかって配布)という、安倍前政権のコロナ対策には怒りが沸騰しました。くりかえし苦難の声を聞いて、国の出先機関や道への要請をおこなってきました。各種給付金などが実現する貢献になったと思っています。

 そんな安倍氏が退陣してから、さらに無為無策だったのが菅首相。感染拡大防止への有効な手立てもないうえ GoTo 停止の決断が遅く、国民には自助やガマンを強いながら自分は会食三昧ということにも、強く不満や批判があらわれました。いまだ東京などは最大規模で感染が拡大しており、菅首相ものんきにしてはいられないはずです。

 道内各地でも、日に日に切迫さが増しています。「中小企業を1社たりとも見捨てないで」「病院で働くこともギリギリ、心が折れそう」など、この切実な実態を前に菅首相は心が痛まないのか。腹立たしいことが続く毎日です。それでもあきらめずに、発信や要請をおこなっていきたい。

 日本共産党北海道委員会は明日の大晦日も臨時電話相談窓口を開設して、お困りごとの相談に応じます。私も終日参加します。9時~17時で、電話番号は011-788-4712です。制度を紹介したり苦難を語り合うことで、少しでも先行きが見えればと思います。遠慮なく、ご連絡・ご相談ください。また寒波と大雪の心配もありますので、お気をつけください。

 【今日の句】こんなにも 振れ幅大きい 年だとは

2020年12月29日火曜日

年末も相談体制

 今年も残り2日余。日本共産党道委員会は明日で仕事納めの予定ですが、31日も臨時電話相談窓口を開設します。私も終日参加します。各地で同様の取り組みも広がっており、私も少しでも役に立てればとの思いです。詳しくはバナーをご覧ください。

 リーマンショックの時は、製造業の非正規労働者が路頭に放り出されました。札幌では住む場所を失った方が公園のトイレで寒さをしのいでいたり、少しでも温かい昼に寝て夜は寒さを紛らわせるために歩き続けた、という実態がありました。この年末も、声に出せないまま困窮している方が必ずいるはずです。

 札幌市の場合、年末年始も、各区役所では守衛さんを通じて福祉担当職員が応対することになっています。住居がないという場合は生活保護の申請をして、市が借り上げたホテルへ一時的に入居となります(1月4日以降に本格的な部屋探しとなります)。

 発熱の場合は、かかりつけ医が診察可能かどうか、今のうちにご確認ください。強い症状や、軽い症状でも続く場合は毎日24時間対応の電話「♯7119」か「011-272-7119」へご連絡ください。英語・中国語・韓国語・タイ語・マレー語・ロシア語でも相談できます。

 年末年始は寒さも厳しく、地域によっては大雪・暴風雪も心配されます。感染された方は心細い年末を迎えることでしょうし、この年末も患者さんを診られている医療従事者のみなさんには敬意しかありません。保健所や福祉施設の職員さんなども含め、大事な役割を担って働いている方もいます。見合うだけの支援を政治がおこなうべきだと、あらためて痛感します。

 お困りごとは遠慮なく、お近くの日本共産党事務所(こちら)にご連絡ください。なお、年末年始の体制が取れない事務所もあります。ご容赦ください。

 【今日の句】政府から 見捨てぬ姿勢 示すべき

2020年12月28日月曜日

例年と違う年末の商店街

 「前年比50%減までいかないから、持続化給付金も対象にならない。本当に大変だよ」。札幌市中央区にある商店街をまわると、堰を切ったように実態や要望が語られました。聞けば聞くほど、もどかしさが増すばかりですが、発信も含めて国へ反映していくしかありません。

 「このまま感染が止まらなければ、来年には2~3割が店を閉めるよ」(クリーニング店主)、「巣ごもり需要とか言われるけど、確実に消費は落ちています」(コンビニ店員)、「生花・切り花も葬儀用の供花も全然ダメ。でも5割減までいかないので本当につらい」(花屋店主)など、話を聞いていてもつらくなる現実。再度の持続化給付金や、固定費部分の支援や減額・免除など、くりかえし実施しなければ本当に経営がもたないと痛感です。

 わが家は食堂でしたが大晦日にはオードブルの仕出しもあり、年の瀬はとにかく慌ただしいものという思い出しかありません。両親は家の掃除も手がつかず、年賀状も元旦に書いていたくらいでした。ゆっくり年末を過ごせない一抹の寂しさはありましたが、商売ができるありがたさを子どもながらに感じたものでした。

 しかし、がらっと風景が変わってしまった今年の年末。不安を抱える方々や家族も多いことでしょう。パーキング管理をされてる方からは「共産党が一生懸命にがんばっているのはわかってるよ」と励ましもいただき、商売は景気に左右されるものと理解はしていても、じゅうぶん応えきれていない悔しさは残ります。

 まわっていくなかで、JCPサポーターまつりをご覧いただき連絡をくださった方ともお会いできました。党の You Tube チャンネルなども見てくれていて、「父が赤旗を取っていました」とのことで「しんぶん赤旗」日曜版も快くご購読いただきました。つながりを大事にしなきゃいけないなと、あらためて思いを強めました。

 【今日の句】責任を 業者はみんな 背負ってる

2020年12月27日日曜日

つながりの輪をさらに

 「JCPサポーターまつりオンライン」ご覧になったでしょうか(一瞬だけ私も出てます)。今日まわった札幌市清田区でも「この後に見るよ」と話されていました。集まることができない状況で、こうやって発信してくださったサポーターのみなさんに感謝です。

 サポーター制度を始めるときに志位委員長も、日本共産党ではできないことがある、みなさんといっしょに政治を変えたいと述べていました。サポーターさんからの一言で「日本共産党はそう見られているんだ」と、気がつくこともあります。北海道でも、このような輪を広げていきたいです。

 冷え込みが厳しかった今日は、吉岡弘子市議と街頭宣伝やあいさつまわり。「しんぶん赤旗」をお読みいただく方も増えました。どこでも聞いたのは今の政治への不満。「安倍氏の答弁はひどすぎる、検察も甘い態度を取ったらダメだ」「国民に自粛を言っておきながら、菅首相は会食だなんて」などなど、こんな政治を早く変えたいとの思いがあふれています。

 立憲民主党を支持しているという方も「今度の選挙は共産党が議席を取らなきゃダメだ」と熱く話されました。日本共産党もいっしょでないと政治は変わらないんだと、実感を込めて話されていました。こういう期待にしっかり応えたい。

 4回目の挑戦で議席を得た吉岡市議への、あたたかい激励も多くありました。胆振東部地震の時に要望を聞いてまわり、その声を国や札幌市に届けていたことを多くの方が見てくれているのです。私も吉岡さんの行動に、ずいぶん励まされました。地に足をつけて活動することの大切さを学びました。今度は私が議席を回復して、国政へ声を届ける番です。

 【今日の句】すぐそばの 支える人を 大切に