2019年9月14日土曜日

話せば変化はつくられる

 今日は党北区地区が主催した「党創立記念懇談会」で、講演と参加者との懇談に。地域で「政治を変えたい」とがんばっている様子も交流されました。

 私の話は、市民と野党の共闘の4年間についてが中心です。初めの2年間は国会で、次の2年間は北海道で経験してきたことにも触れて、共闘が前進していることを紹介しました。初めは手探りだった共闘も、今はそれが当たり前のように進められているんですよね。その前進がリアルにわかるように、国会でのエピソードも交えて話をしました。

 昨日の「れいわ」山本代表と志位委員長の会談についても触れました。ちょうど今日の「しんぶん赤旗」が資料で渡されていて、こんなに他党党首のインタビューを長く報道することも記憶がなく、確かな前進を私たちは経験しているんだと強調もしました。

 意見交換は、党がめざす「生産者が主役」の社会とは何か、地域での共闘をどう進めたらいいかとの質問や、各地域で党がもっと他党に働きかけて共闘を進めてほしいとの要望なども話されました。もっともっと積極的に、日本共産党ががんばらなければいけないなと心から感じました。

 このような懇談を各地で、胸襟も開きながら進められれば、つながりはさらに強くなると思うのです。こういう場に、私もさらに足を運びたいです。
 
 明日は党本部で7中総。早い出発なので、今日は早めに寝ることにします。

 【今日の句】つながれば 必ず道は できていく

2019年9月13日金曜日

このまま札幌延伸していいのか

 党道委員会として、北海道新幹線の札幌延伸にかかわる提言を発表しました。近く道委員会HPにも掲載されますので、ご一読ください。会見は私と政策スタッフでおこないました。

 2012年にも北海道新幹線にかかわって提言を発表しています。この時は、並行在来線である函館本線・山線の存続や、巨額となるであろう建設費負担の道民的議論や合意なく、一方的に進めるべきではないとしていました。7年が経ち、新函館北斗まで開業したことや、その新幹線自体も約100億円の赤字を抱えること、今の経営状況ではJR北が単独で維持困難とする路線問題、新幹線トンネル工事で出る要対策土の処分問題など、新たな状況が生まれています。そのいずれも矛盾を広げています。

 提言は「北海道新幹線の札幌延伸はいったん凍結し、中止も含めた道民議論で再検討を」と題して、道民参加で議論するべき6点を提起しています。世論調査をすれば、賛否が半々の北海道新幹線。立場の違いがあっても冷静な議論が必要な状態だと思い、まとめたものであることも知ってほしいのです。

 ①約100億円にものぼる北海道新幹線の現在の赤字
 ②札幌延伸における「需要予測」が適正なのか
 ③巨額の新幹線赤字を抱える一方で、地方路線を切り捨てていいのか
 ④建設費用が増大する恐れ
 ⑤トンネル工事からの要対策土の、処分地が決まっていないこと
 ⑥並行在来線の経営分離を許していいか

 などで、この間の経過や数字も交えて整理したものです。とてもブログでは書ききれませんので、くりかえしになりますがHPでご覧いただけると幸いです。

 道民や自治体、関係者やJR北海道にも届けながら、党としても議論を進めたいことも述べました。来月から消費税増税や運賃値上げも実施されようとしているなか、さらなる道民負担など認められない立場で私もがんばりたい。

 南区で入党される方を迎え、仲間が増えることの喜びを支部のみなさんと分かち合いました。夜は反原発抗議行動に足を運び、参加者みんなで「再稼働反対」と心ひとつに声をあげました。いっしょに力を合わせるって大事だな、と実感した1日でした。

 【今日の句】将来に ツケをまわさぬ 選択を

2019年9月12日木曜日

共闘の力は必ず大きくなる

 明後日に札幌北区でおこなう講演の準備に、結局ほぼ1日を費やした今日。テーマは共闘で、しかも国会では、れいわ・山本代表との会談も! 国会でも北海道でも、こういう流れを強めていきたいですね。

 日本共産党は志位委員長名による「野党連合政権にむけた話し合いの開始をよびかけます」との文書を、立憲・国民・衆院会派「社保」・社民・れいわの各党に届けました。山本代表が応じてくれたことは嬉しいことですし、前向きの合意も確認できたようです。

 安倍政権の組閣メンバーを見て、側近中の側近を集めたのだと誰もが感じたことと思います。それだけ政権を、総理にとって安定させたいのでしょう。そして改憲に向けて、本気の姿勢を示したとも言えます。次の衆議院選挙は、まさに日本の針路がかかる選挙となります。

 そんな思いで講演の準備をしていたのですが、日本共産党員が野党統一候補となった福井、島根・鳥取、徳島・高知の話を読むと、本気の共闘に向けた流れがこんなにも広がっていたのかと驚き、今後のことを考えるとワクワクもしました(日本共産党の「前衛」10月号です)。

 共闘を前へ、そのためにも日本共産党を強く大きく。明日は札幌南区へ足を運びます。

 【今日の句】歩いたら 道はできると よく聞いた

2019年9月11日水曜日

早く日常が取り戻されるよう

 千葉県の台風被害と停電への対応は、どうなっているのでしょうか。電源車や給水車などが足りないと君津市長が述べているとは、近隣からの集中がスムーズに行ってないということでしょうか。

 対応の検証は後にしっかりやるとしても、まずは可能な支援をどんどん進めていかなければいけないのでは。熊本地震では、いわゆる「プッシュ型支援」が一定の効果もあったのに、今回はそのようなことも聞かれません。もどかしい。

 日本共産党は志位和夫委員長を本部長とする対策本部を立ち上げ、今日は千葉県に入っているようです。「災害のときは与野党なし」と言われますが、どの党もつかんだ情報は国や行政にも集中させて対策の具体化を進めることが必要です。昨年の胆振東部地震では私もずいぶんとメモをつくったものです。

 新しい閣僚が発表されました。私の感想は後日にするとして、急いで災害支援を進めてほしい。くらし、商売、農林業も、これから支援が必要になると思われます。早く日常が取り戻されるよう、願うばかりです。

 雨の札幌でしたが、原発問題全道連絡会のみなさんと今日は定例の宣伝。東日本大震災と福島第一原発事故を忘れず、毎月11日を宣伝日と決めています。仕事や家庭の忙しさから、原発のことを常日頃から考えているという方は多くないでしょう。だからこそ、こういう時にチラシを読んでみたり、ネットで検索したり、家族や友人と話題にしてほしいということも私から話しました。

 活断層の存在について、まだ否定できる資料を北海道電力が示せない状態の泊原発。もし否定できないのなら、ずるずると原発にしがみつくのは経営上の判断としてもプラスとは言えません。道民世論も再稼働反対が多数です。決断すべき時ではないのでしょうか。

 そもそも過酷事故が起きれば取り返しがつかない原発。今も多くの方が故郷を追われ、苦しみが消えていないんです。違う発電方法を選ぼう--そういう話し合いも広げていきたい。

 【今日の句】まず千葉へ 支援急いで 各大臣

2019年9月10日火曜日

届けるべき声があるから

 昨日、衆議院比例予定候補(北海道ブロック)として発表されました。今日は朝から党道議団とマイクを握り、訪問と電話であいさつ尽くし。届けなければいけない声があります。これまで以上にがんばりぬきます。

 報道は組閣について次々と速報が流れてますが、昨日からの台風被害や千葉県を中心とした停電の被害は大丈夫なのでしょうか。しっかり今の大臣などが対応していると総理は言うでしょうが、猛暑とあわせて苦しんでいる状況をよそに組閣に励むという姿勢でいいのでしょうか。

 1年前の胆振東部地震とブラックアウトを思い出します。いろいろあっても国や地方自治体の果たす役割は大きいと痛感してきた1年でもありました。今回の対応も後にしっかり検証されるべきですが、今は災害対応に全力を尽くしてほしい。

 北海道議会は今日から第3回定例会。真下紀子道議団長を先頭に宮川潤・菊地葉子の各道議が交代でマイクを握り、私も比例予定候補としての第一声。何度も何度も「いま共産党ががんばらなきゃいけないでしょ!」とスタッフに声をかける男性もいて、決意も新たにした朝の宣伝でした。

 道労連や新婦人道本部など、ともに運動してきた労働組合や団体などにも直接うかがいました。道労連では三上議長や出口事務局長が出迎えてくださり、せっかくなので手を合わせて団結の1枚。最低賃金アップや長時間労働の是正、働くルールの確立など先週も懇談したばかりでしたので、私も紙・岩渕の両議員とともに力を尽くすことを約束しました。

 新婦人では石岡会長・鈴木事務局長などに、あたたかく迎えてくださいました。新婦人とも先週、両議院と懇談したばかり。その時にも「北海道が一番子育てしやすい地域と言えるようにしたいですね」と私から話していたのですが、あらためて決意を込めて一言あいさつ。がっちり握手を交わしました。

 ちょうど組閣情報が流れるなかでのあいさつだったので「え~、●●議員が大臣になるのか」など驚きや不満の声も聞かれ、合わせて力強い激励も多く寄せてくださいました。駆け足で20団体ほどをまわり、全道の党地区委員会などにも電話であいさつ。また全道を元気にまわりたい。

 暑い昼間でしたが、今の時間となれば涼しい空気も流れます。来月の今ごろは山の方から初雪の便りも届くはず。農作業も本格化し、短い秋のあとには長い冬がやってくる北海道。雪や氷に覆われる前に、やっぱり急いで全道に行かなくては。

 新たな決意でがんばります。こちらのブログも引き続き、よろしくお読みください。

 【今日の句】揺るがずに 地に足つけて また挑戦

2019年9月9日月曜日

新たな決意で

 台風による被害と暑さ、大丈夫でしょうか。北海道も各地と同様、札幌も30℃を超えるなか「9の日」行動。暑かった。

 憲法改悪反対共同センターが定期的におこなっている宣伝で、道労連の三上議長などといっしょに私もマイクを握りました。「私も医労連に入ってるよ」と署名された方や、宣伝後に「署名してもいいですか」と駆け寄ってこられる方もいました。安倍政権の状況に何かしなければと、もぞもぞしている方は多くいると思うのです。

 そういう方に届く発信や活動をしなければと思いつつ、言うは易く行うは難し。私のブログも始めて13年になりますが、惰性的にならないように気をつけないと。

 同時に、メディアのあり方も問われていると思います。今月の雑誌「経済」では、望月衣塑子(東京新聞記者)・永田浩三(武蔵大学教授)・砂川浩慶(立教大学教授)の各氏による座談会が掲載されています。テーマは「官邸支配とメディア」。サブには「政治報道の現場、瀬戸際の『知る権利』」と打たれています。うなりながら読みました。

 詳細は実際にお読みいただきたいのですが、官邸寄りの報道が強まる構造や「口出し」、視聴者とりわけ若者たちがどのように情報を獲得しているかの議論を読み、私の問題意識もさらに深まりました。砂川さんの「情報の偏食」という言葉にはドキリとしました。

 事実を納得的に伝えているか、自己満足に陥ってないか、自分の意思や言葉があるか。考えるほど口も重くなりそうですが、そんなノンビリもしていられない。安倍政権が行き詰まっているなかで、政治を変えられる一歩手前にいるんですから。

 さて、今日の書記局長会見で衆議院比例候補の2次発表があり、私が北海道ブロックでの候補となります。決意や思いは明日、まとめて書きます。何としても議席奪還へ、脇目も振らずにがんばりぬきます。よろしくお願いします。

 【今日の句】しまわずに いた扇風機 フル回転

2019年9月8日日曜日

現在と未来を照らすたたかい

 真夏のような今日の札幌。国労道本部の定期大会、道レッド・パージ問題懇話会の定期総会へ。レ・パ総会は、恩師でもある明神勲・道教育大名誉教授の講演も聞きました。

 JR北海道の路線維持が問われるなか、伊藤正則委員長は「国が抜本的支援をすることは当然」と言及。私も先週の緊急集会の内容に触れて、市民・労働組合・政党が力を合わせる流れは強まっていると述べました。久しぶりの国労大会でしたが、大会冒頭だけでも真剣な雰囲気が伝わってきました。

 道レ・パ問題懇話会の正式名称は「レッド・パージ被害者の名誉回復と補償を求める北海道懇話会」。結成9年目を迎え、国会へ送っていただく前は私も世話人の1人として活動していたし、紹介議員にもなってはいたのですが国会で十分に取り上げられず、落選して心残りだった課題の1つでもあるのです。

 明神先生の講演は「レッド・パージ犠牲者の名誉回復運動--これまでとこれから」と題し、ネルソン・マンデラやマーティン・ルーサー・キングが長い年月をかけて築いた行動哲学にも学びながら、レ・パ運動の到達点を明確にする内容でした。犠牲者が声をあげたことで道が開かれてきた、その運動に誇りと確信をもつことを明神先生は強調され、聞いていた誰もが深い感激を覚えたのではないでしょうか。私もその1人です。

 レッド・パージという言葉は聞いたことがあっても、その当事者から話を聞いたという方は少ないと思います。私も世話人になるまでは、そのような1人でした。職場や地域で排除や「村八分」に遭い、家族ともども新しい地や職を探さざるを得なくなった壮絶な人生は、まさに「戦後最大の人権侵害」と言うべく事件です。しかも明神先生の研究によって、GHQの指令と思われていたものが実は日本の最高裁長官が求めていた事実も明らかになったのです。訴訟の家庭で国は反証できませんでした。

 国家賠償請求は退けられましたが、明神先生は運動の成果に胸を張ろうと呼びかけて「新たな峰をめざそう」と提起しました。そのなかでは日本共産党の役割も提起されました。そもそもレ・パ問題とは、日本共産党員を「破壊主義者」「危険分子」としてパージしてきた歴史だけに、まさに現在の党としての名誉回復のたたかいでもあるのです。実際に多くの先輩たちの不屈のたたかいや財産があったからこそ、今の私たちの活動の到達点があります。

 国会での紹介議員は日本共産党以外にも増えて、32議員となりました。なお、治安維持法による犠牲者への国会賠償については104人が紹介議員になっています。

 来賓としてあいさつした私からも、党として今日の提起をしっかり受け止めることを約束しました。犠牲者だけの問題でなく、党の歴史や名誉にかかわる問題です。そして、安倍政権の外交が反映して「反日」などのレッテル張りや風潮が広がるもとでは、昔の問題でなく現在の問題でもあります。この状況を変えることは、明神先生の言葉を借りれば「現在と未来を照らす」たたかいです。いっしょに汗を流したい。

 あらためて勇気と確信を得て、また明日からもがんばります。

 【今日の句】先人の 不屈の歴史 継いでゆく