2023年6月30日金曜日

身近なところを大切に

 今日は函館市へ。午後からは雨が強まりましたが、足を運んでくださる方がいて本当にありがたい。信号待ちで演説を聞き、動くと同時に手を振ってくださる運転手さんなどもいて励みになりました。

 この雨も、農家には恵みの雨となるなら幸いです。北電の七飯水力発電所が故障のため、函館市・桔梗地域など約2000haの水田に農業用水がまわっていないからです。幼穂が育つ今の時期に、水不足などあってはなりません。北電は給水車などで対応していますが、水量不足が心配されているのです。

 また、函館市民にとって大きな心配の1つが鉄路の維持・存続。新幹線が札幌まで延伸されたら、新幹線が停まる新函館北斗駅から函館駅までの区間が経営分離されるのではとの問題です。第3セクターとして函館市が引き受けるには負担が重すぎるからです。

 そこで大泉市長は函館駅まで新幹線を延伸できないかと主張し、その調査費を予算計上しています。そもそもは、新幹線ができれば並行在来線はJRの経営から切り離すという閣議決定自体がおかしい。法律でもないのですから、JRは維持・存続すべきと訴えていきたい。

 市営湯川団地での宣伝では、市議選で日本共産党の「紺谷さんに入れたよ」という方がいらっしゃいました。浴室がない団地にとって唯一の銭湯が9月末になくなるとのことで、住民とともに声を上げて市議会でも取り上げてきたのが紺谷市議だったからです。

 運動の成果もあり、市が買い取って存続される道が開けました。公衆浴場や地域交通など身近な生活基盤を守るために、国としても予算措置や増額などはできないのか。こういう地域に密着した課題の解決に、私も力を尽くしたいです。

 街頭宣伝には、市戸ゆたか・紺谷克孝・富山悦子の各市議がまわってくださいました。選挙本番並みにアナウンスもしてくださり、元気をいただきました。到着したばかりのポスターも、いっしょに張り出しました。

 全国で猛烈な雨が降っています。大きな被害が出ないよう祈るばかりです。

 【今日の句】豊作を願って 雨もほどほどに

2023年6月29日木曜日

電力業界と紐づけでは改革できない

 今日は登別市・室蘭市へ。思いがけない暑さに見舞われながら、街頭演説や「語るつどい」にまわりました。まだ6月だというのに夏バテとならないよう、しっかり食べて休んでがんばります。

 登別市では佐々木久美子市議、室蘭市では常盤井茂樹・渡辺房代の両市議が同行してくださいました。登別の金澤則男市議は議会で質問があり会えませんでしたが、党議地方員がいることで各地の状況を詳しく知ることができます。室蘭市・高砂地域でのベンゼン漏出についても、補償や原因解明の現状を常盤井市議から教えてもらいました。

 街頭演説では写真のような横断幕まで準備いただき、今度こそ議席回復をとの思いも強まります。近くの店から店主さんが出てきての握手や、客待ちのタクシー運転手さんへあいさつにまわると窓を開けての激励があり、本当にありがたい。訴えにも力が入りました。

 「語るつどい」では、電気料金の値上げに不満や疑問が次々。「わが子の世帯がオール電化のため、月10万円を超えてると話してた」「調べたら10年前から比べて3〜4倍。こんなに値上がりしてる商品があるか」のほか、泊原発の維持費に11年間で6748億円が費やされたことに「1年あたり600億円ならエスコンフィールドを毎年建てられる」との意見も。身近なことだけに切実なのです。

 昨日、北海道電力の株主総会が開かれました。泊原発の再稼働はコストがかかりすぎるしリスクもあると、廃炉を求める提案があったものの否決。経営を圧迫し続け、再稼働の見通しも持てない原発に固執することでいいのでしょうか。再生可能エネルギーなど北海道の可能性を、北電はみすみす取りこぼしているとも思います。

 原発や石炭火力発電から再生可能エネルギーへの切り替えと一体に、電気料金値下げへと拓きたい。電力業界から政治献金を受けたりパーティー券を買ってもらうなど、恩恵を受けている紐づけの党にエネルギー改革はできません。日本共産党が伸びてこそ変えられると、くりかえし私も訴えていきます。明日は函館市をまわります。

 【今日の句】核のゴミ 未来にツケを まわすのか

2023年6月28日水曜日

人権無視の政治を変えよう

 今日は帯広市へ。「農家には、ひと雨が欲しいくらい晴れ続き」とのことで、今日も蒸し暑い1日でしたが、街頭演説には音更町・幕別町からも駆けつけていただき本当にありがたい。岸田政権を変えたいとの思いは、道内各地に広がっています。

 街頭演説とともに、それを実感したのが「語るつどい」。統一地方選を通じて初めて知り合ったという方が来てくださり、思いのたけを聞かせていただきました。とにかく今の政治に言いたいことが山積みなのです。

 「選択的夫婦別姓を、なぜ早く実現しないのでしょうか」「派遣労働が広がって、若い人が自立できない給料になっていることが問題なのでは」「子どもたちや弱者を狙った事件が続くのは、1人ひとりを大事にしない政治のせいも」など、話が尽きません。

 若い世代は自己責任のもとで生きづらく、高齢者は社会のお荷物であるかのように置いてけぼり。差別・暴力・ハラスメントも後を絶ちません。それを口に出せず、1人で悔しがったり涙を流してる人は帯広市にもいるはず。私も街頭から訴えただけに、思いを同じくするのです。

 大学生とも語る時間がありました。十勝だけに、将来は酪農関係に携わりたいとのこと。日本共産党の印象を聞くと「ジェンダーに力を入れている党」とのことでした。コロナ禍での食料支援活動を通じて日本共産党を知り、地方選でも応援してくれたと言います。

 まだ政治や社会のことは漠然としていても、1人ひとりが大切にされる社会にしたいとの思いは強い。世界でも日本でも同じ思いで声をあげている若い世代がいますよとの話に、しっかり目を開いて聞いてくれたことも嬉しかった。

 若い世代は政治に無関心と言われますが、政治が若い世代とかけ離れていることが一番の問題なのでは。人権だけでなく学業、くらし、地球環境など幅広く問題意識を持っている若い世代は多くいます。いっしょに新しい社会をつくろうと、私も訴えていきたい。

 今日は杉野智美・大平亮介・播磨和宏の各市議が、いっしょにまわってくださいました。明日は登別市・室蘭市をまわります。

 【今日の句】国民を 大事にしてる 総理だろうか

2023年6月27日火曜日

こういう時こそ地に足つけて

 今日は小樽市へ。街頭演説や「語るつどい」に多くの方が来てくださり、元気をもらいました。連日の暑さに負けない体に育ててくれた両親に感謝しつつ、健康には過信しないでがんばります。

 演説してる前を通り過ぎながら拍手してくださる方、待っていたバス停で聞いていた方も笑顔で返してくださり、道路を挟んだ向こうの店から出てきて応援の手振りも。小林多喜二が眠る革新の町であり、人情の町である小樽市。地域と市民に密着してきた党の歴史を、至るところで感じるのです。

 「党の政策はいいけど、若い人とのつながりも持てないでジリ貧。どうしたらいい」。こういう率直な意見が「つどい」で出され、次々と声があがりました。今日の北海道新聞に「日本共産党は退潮傾向」との記事が出され、胸を痛めているのが伝わってきました。どうにかしたいと、思われているのです。

 この間の議員数や党員数が減っていることは事実だし、だからこそ率直な話し合いをと先日の中央委員会総会でも確認したばかり。負けるものかと、全戸訪問で署名をお願いしながら結びつきを広げてきた地域もあるし、若い世代の苦しみに耳を傾け、いっしょに解決へとがんばる姿に信頼が広がっている経験もあります。

 同時に考えなければいけないのは、なぜ日本共産党への否定的記事が繰り返されるのかということ。維新の会は暴力・暴言やハラスメントなど、そもそも議員の資格にかかわる問題が相次いでいるのに、持ち上げ続けているマスコミがあります。岸田政権に対しても、広島G7サミットを大成功のように持ち上げてきたマスコミはなかったでしょうか。

 くらしや地域へ落ち着いて目を向ければ、このままでは生活できないとの悲鳴があふれています。学費や奨学金の負担の重さに苦しめられたり、性差別・性暴力・ハラスメントで泣かされていたり、身も心もボロボロになるまで働かされている若い世代も多くいます。

 あきらめや忙しさから無関心のように見えても、政治や社会を変えたいと思っている方は、きっと多くいるはず。もっと私たちが結びつきを広げて、語りあって、そのなかで信頼も広がっていくと私は確信しています。そんな日本共産党を伸ばしてはならない、また昔からの反共風土・反共主義が(一部マスコミも使って)振りまかれていると思うのです。こういう時こそ地に足つけた活動で、国民の立場を貫く日本共産党の姿を広げていかなければ。

 「つどい」の後に、「まだ(議席の)数が少ないからなんだよね」と話された方がいました。衆議院に1議席でも北海道の議席があれば、まったく影響力が違うと私自身も体験したことでした。わかりやすく党の値打ちと、私の決意を広げていきたい。明日は帯広市に向かいます。

 【今日の句】展望を語って 苦しみ受け止めて

2023年6月26日月曜日

農業政策も米国いいなり

 今日は滝川市へ。あまりの暑さに厳しい顔の演説になりがちですが、中身は展望が見えるように。買物に来た方が、足を止めて最後まで聞いてくださったのもうれしい。一言でも心に残るように、ていねいに訴えていきます。宣伝では寄谷猛男市議が、いっしょに訴えてくれました。

 滝川市をはじめとする、空知管内の基幹産業は農業。「語るつどい」でも、食の安全や世界の農業との比較などの質問が次から次へと。「あそこは今年、菜の花を植えたんだね」と、連作障害を避ける話題も日常会話なのです。

 しかし、米価の下落が続き、水田活用交付金の見直しに不満の声は尽きません。全国民の米を食べる量が減っているとして農家には生産調整が求められるのに、年間77万トンの輸入(ミニマムアクセス米)は固定したまま。農家を調整弁としてきたのが、これまでの農業政策の本質だと思うのです。

 本来は国産を基本に、食の自給を進めるのが政治の仕事のはず。市場経済のもとでも、再生産できるように価格を保障するからこそ増産意欲も湧き、食料自給率も上がります。それが欧州の教訓だとハッキリしてるのに、日本政府がそれをしないのは輸入量を固定化しているからです。

 日本への輸入圧力をかけてきたのは、言うまでもなく米国でした。ミニマムアクセス米の半数は、そんな取り決めはないのに決まって米国が占めています。米輸入の密約があるのではと、かねてから国会でも指摘されてきました。米だけでなく農薬類や食品添加物、種子に至るまで米国いいなりなのです。

 その結果が、今の農家の苦しみと地域の衰退に。こんな北海道に誰がしたのか。米国いいなりに切り込む議席が、北海道から必要です。

 「急に忙しくなったけど、体には気をつけてね」と声もかけていただき、私の出生地・石巻市出身という方も「同郷人としてがんばるよ」との激励も。さらに勢いつけて、明日は小樽市へ向かいます。

 【今日の句】自給なき 国で国民 守れるか

2023年6月25日日曜日

この行き詰まりを変えよう

 党本部での2日間の会議を終えて、先ほど北海道に戻りました。「党の命運がかかった総会」(志位委員長)と位置づけただけに、緊張感もひときわ。討議を通じて、総選挙勝利と党づくりへの腹も固まりました。いっそうがんばります。

 自民・公明政治の行き詰まりが、はっきりと現れてきています。北海道でも基幹産業の農林漁業で悲鳴があふれ、相次ぐ物価や電気料金などの値上げでくらしも商売も苦しい。社会保障・中小企業よりも大企業と軍事力に税金を注いで、地方や若者たちには自己責任を押しつける政治に、どうして希望を感じられるでしょう。


 それなのに国会では、自公政治の転換どころか悪法に賛成してきたのが維新と国民民主。大軍拡と原発回帰を進め、人権保障にも背を向けて、憲法改悪をあおり立ててきました。これでどこが野党と言えるのか。野党扱いするマスコミの姿勢も、これでいいのでしょうか。

 くらしや地域を支えることより、財界・大企業のもうけ最優先の政治の転換を。米国に付き従うばかりの姿勢も変えよう。人権無視の国会など、おかしいにもほどがある。日本共産党の政策や値打ちを、とことん訴えたい。

 市民と野党の共闘を進めてから、日本共産党への攻撃も続いてきました。民主集中制をことさら問題視する報道もありますが、独裁的な党運営などまったく事実でもない。2日間の会議も民主的な運営と議論を尽くし、支部との双方向・循環型活動を進めてもきているのです。

 衆院比例予定候補も全ブロックで発表されました。若い世代のうねりも各地から報告され、力を合わせて新しい政治を作りたいとの思いも強くしました。明日は滝川市へ、元気に訴えていきます。

 【今日の句】お帰りと 冷やす空気が 心地よく