2020年2月1日土曜日

終わっているが終結していない

 表題は「戦争させない市民の風・北海道」共同代表の川原茂雄さんが、今日の「新春のつどい」で安倍政権について話されたフレーズです。「募っているが募集していない」との答弁にかけてのものですが、妙に納得。今年こそ安倍政権を「終結」させようと話を結んだ川原さんに、たくさんの拍手が寄せられました。

 札幌市南区での党と後援会の「新春のつどい」は、千葉なおこ市議の議席を獲得できた喜びもあって明るい雰囲気で始まりました。千葉さんも市議会の代表質問や、しっかり市民の声を届けている様子に触れてあいさつ。私も市民と野党の共闘勝利と日本共産党の躍進への決意を語り、その後に川原さんが冒頭のようなあいさつをされたのです。

 川原さんから共闘勝利とともに「畠山さんを国会へ戻そう」と呼びかけてくださったことが、本当にありがたいです。いろんな場面で応援してくださり、その期待に応えなければとの思いで全道もまわってきました。明日は稚内市へ行きますが、全道のすみずみに「政治は変えられる」という息吹を広げていきたい。

 道農民連定期大会の来賓としても一言あいさつ。今年1月1日に日米貿易協定が発効し、これまでのTPP11や日EU・EPAなどとあわせてかつてない自由化の大波が農家を襲っているもとで、農民連の果たす役割の大きさについて述べました。「今だけ・金だけ・自分だけ」という安倍首相のもとで、とくに農政は新自由主義経済の政策が反映させられてきたのです。

 それに対抗する力はどこにあるのか。私が触れたのは、農家・農協のなかでも広がる不安や危機感とともに、北海道経済界のなかにもおおもとから社会を見直す必要があるとの動きについてです。「今だけ・金だけ・自分だけ」の風潮を乗り越えて、みんなが幸せになれる道をめざそうと、食料を全国民に安定供給する農家・農民連が口にすることに大きな意義があると思うのです。

 安倍首相は施政方針演説で農産物の輸出を力強く後押しすると表明しましたが、下がり続ける食料自給率については何も触れませんでした。こんなことだから輸出額が増えようと、農家の戸数は増えていかないのです。家族農業を支えることを中心にした農業政策への転換がどうしても必要です。

 命の源である食料の生産現場を、しっかり支える政治こそ。声を大にして言いたい課題です。

 【今日の句】終結の力は きっと目の前に

2020年1月31日金曜日

北海道に必要なのはIRよりもJR

 衆議院では塩川鉄也議員、参議院では大門実紀史議員がカジノ問題を追及。ここまで調べてるとは!と声をあげたくなるほどの内容に、疑惑まみれのカジノはやめるべきだと痛感しました。

 そもそも秋元議員をIR担当副大臣に据えた安倍首相の任命責任とて、明らかにされてきませんでした。いつも大臣辞任の時に「任命責任は私にある」と述べてきた安倍首相でしたが、菅原・前経産相、河井・前法相の分も含めて、ハッキリさせてもらわなければ納得できません。

 北海道に必要なのはIRよりもJR! 今日は事務所に「根室本線の災害復旧と存続を求める会」代表の平さん・事務局長の佐野さんが見えられて、オール北海道による鉄路存続へと要請されました。3月12日には札幌エルプラザで集会もおこなうとのことです。

 十勝管内での集会や署名活動にも熱心で、以前に私も足を運んだ集会では農協や商工会議所からも参加がありました。農作物の輸送や観光という北海道の経済・産業にとっても根室本線は必要なのです。平さんからは根室本線だけでなく他の路線も等しく大事だから「オール北海道」で、との思いもうかがいました。

 もちろん党としても私としても、いっしょに力を合わせますと応じました。

 夜は砂川市の党と後援会の「新春のつどい」。写真係のようにカメラを向けている中学生がいたのですが、聞くと高田浩子市議のお子さん! なかなかカメラを向けるポーズもさまになってましたよ。

 砂川市の「新春のつどい」も毎年のように来ているので、テーブルをまわっても話が弾み「今度こそ国会へ送れるようにがんばるから」など多くの激励もいただき、とてもありがたい限り。うたごえやカラオケ、抽選などで盛り上がりました。

 【今日の句】美しい国で カジノが大儲け

2020年1月30日木曜日

世のため人のためという生き方を

 参議院予算委員会で、今日は田村智子・山添拓の両議員が「桜を見る会」にかかわり追及。あらためて政治の私物化とよべる実態だと痛感です。ことは、このような総理に国民生活や国の先行きを任せていいのかという問題です。

 明日は衆参ともに集中審議で、衆議院では塩川鉄也議員(11:24~11:51)、参議院では大門実紀史議員(15:40~16:00)が質問に立ちます。ぜひ引き続きテレビ・ラジオなどでお聞きください。しんぶん赤旗でも詳しく報じていますので、この機会にご購読を!

 今日は札幌市豊平区で入党のお勧めなどにまわりました。今日の決意とはならなかったものの「高校の教員だったときに同じ組合だった児玉健次さんを応援して、それ以来の日本共産党支持です」という方がいらっしゃいました。前向きに検討いただけるということで、ぜひ仲間にと強くお願いしました。

 児玉さんは広島大学に在学されていたこともあり、平和と憲法についての思いを何度となく私もうかがってきました。先日も道革新懇の街頭リレートークではマイクを握られ、その生き方について本当に学ばされます。そのように私が感じていることも伝えて、「そのような生き方をいっしょに選びましょう」と述べました。

 日本共産党員になるということは、金儲けや立身出世のためではありません。それでも世のため人のためになるならと、自分のできることでと地域・職場・学園で切実な要求実現や政治変革のための活動をおこなっています。地方議員や支部のみなさんは、困っているときの身近な相談相手として信頼を受けてもいます。

 とはいえ、まだまだ党も変われるところはあるし、恐れることなく変わっていこう。ジェンダー平等が党大会で議論されたのは、その一例でした。発展途上の党なのです。反共偏見を振りまく方もいますが、綱領など党そのものを多くの方に知ってほしい。こつこつと私も努力を重ねていかねば、です。

 【今日の句】もしかして 私物化の意味 知らぬとか

2020年1月29日水曜日

違いを持った存在だから

 新型コロナウィルスへの不安が広がるもと、日本共産党も対策本部を立ち上げました(こちら)。お一人お一人では手洗いやうがいなど基本的な予防をしながら、ご心配があれば厚生労働省でも相談電話窓口も開設していますのでご利用されてください。

 グローバル化している今日の世界で、いわゆる水際での検疫対策は強化が必要ですし、これだけの感染が確認されてきた以上は専門医療機関や保健所の体制強化も急がれます。国や行政から正確な情報が発信されることも必要です。国内外の情報収集もしかりです。

 今日は佐藤綾市議と札幌市白石区で、いくつかの小中学校へ国会報告会の案内にまわりました。来月8日(土)13:30~におこなう「教職員の変形労働時間制の問題を考える集会」(会場:札幌教育文化会館)についてです。集会では衆議院文部科学委員の畑野君枝議員が報告されます。

 「教育環境をよくしようと活動されていることに感謝します」との話や、「子どもたちが笑顔になるには、教職員にも笑顔と余裕が必要です」など現場の実態もうかがい、今やるべきは教職員を増やすことと、多すぎる授業数・コマ数の見直しだと再確認しました。求められているのは「1年単位の変形労働時間制」ではないと思います。

 子ども1人ひとりは、違いをもった存在です。その1人ひとりの成長を本当に保障しようとすれば、先生が子どもたちと向き合える時間が絶対に必要です。教職員の「働き方改革」は、めざす教育内容を議論することと不可分なのです。

 来月8日の集会は、どなたでも参加できます。ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいです。

 国会は参議院予算委員会。日本共産党からは明日の午後1時30分ごろに田村智子議員、午後2時20分ごろに山添拓議員が質問に立ちます(時間は前後する場合があります)。ぜひテレビやラジオでお聞きください。

 【今日の句】落ち着いて うがい手洗い まず予防

2020年1月28日火曜日

逃げ得は許さない

 宮本徹議員の質問をテレビで見ていたら、安倍首相が「募る」と「募集」は違うと言い訳。幅広く声をかけて募ることが「募集」ではないのか。答弁しているが答えてない、と逆に言ってやりたいくらいです。

 言葉の言い換えはともかく、参加者数を見れば、安倍政権になってから「桜を見る会」の総理招待枠が増えているのが事実。反省を口にしても何に反省しているのかわからない、その場をやり過ごすために口にしているのではないかと答弁を聞きながら感じました。

 昨日から衆議院予算委員会、明日からは参議院予算委員会で、31日には集中審議もおこなわれます。一問一答のもとでも安倍首相は、このようにまともに答弁する気はないのでしょうか。多くの方が「桜を見る会」の名簿は残されていると思っているでしょうし、やましいことがないなら安倍首相や内閣官房が正直に話せばいいだけです。

 宮本議員が述べたように、公的行事が公的行事としておこなわれているのなら何も問題はないのに、今回は安倍首相あるいは昭恵夫人、安倍事務所などによって開催要綱も無視して私物化されたことが大問題で、多くの有権者や後援会員に利益供与となるようなことをしていたのなら法にかかわるのではないのか。今回の「桜」疑惑は、特段に根が深い問題なのです。

 世論調査では7~8割の国民が、安倍首相の説明に納得していません。その場をやり過ごし、逃げ得となるようなことは絶対に許されない。今日はデスクワークの1日でしたが、北海道でもがんばらなければと思いました。

 【今日の句】教育に 悪い総理は 退陣を

2020年1月27日月曜日

いつまで続ける米国追従

 北海道の空はオスプレイの訓練場ではない! 千歳市でのスタンディング抗議宣伝に足を運びました。すでにおこなわれている日米共同訓練で、今日からオスプレイが合流して訓練がおこなわれる予定だったのです。

 「ピースアクション in ちとせ」のみなさんに加えて札幌や恵庭などからも駆けつけ、テレビカメラなど報道各社の取材もあり、たくさんの注目を集めました。外国人観光客からも(日本語が理解できているか不明ですが)手を振って応えてくれる姿もありました。

 MV22マニュアルには、厳しい氷点下のもとでは機体の故障が起こりうると読める記述があり、飛行中にブレイドに着氷すると機体振動が起こることも警告されています。それなら真冬の北海道で訓練するべきではないのですが、その限界をはかるうえでも訓練するということでしょうか。

 わざわざ日本ですることでなく、自国の誰もいないところで訓練すればいいだけです。それを北海道の住宅密集地上空でおこなうなんて許されない。北海道は米軍の実験場ではありません。ただただ米国に従い、実態は軽減にもなっていないのに「沖縄の負担軽減」を理由に訓練を拡大・強化する日本政府にも腹が立つばかりです。

 たとえ訓練するにしても、ヨーロッパでは飛行ルートを明らかにさせるなど国としての主権をハッキリさせています。この点までモノ言えないような日本政府の姿勢に、あらためて情けなさも感じるだけでなく、憲法9条まで変えようものなら「戦争する国」づくりそのものではないのか。

 朝の定例宣伝や、昼に道原発連の宣伝でも何かを語りたそうな目を向けて通りがかる方がいました。多くの方と語り合うことに、引き続き力を入れていきたいです。

 【今日の句】軍事力よりも 九条を誇る国

2020年1月26日日曜日

「今年こそ」の思い

 今日は札幌市清田区・厚別区・東区の「新春のつどい」に全道労働者後援会の会議へと、まさに分刻み。語り合う時間を持てないのは残念ですが、どこでも激励をいただきありがたい限りです。札幌市の3区は紙智子参議院議員とで、いっしょにまわりました。

 そういうわけで写真が中心の内容で申し訳ありません。清田区では昨日に続き「戦争させない市民の風・北海道」共同代表の山口たかさんと吉岡弘子市議、厚別区では村上仁市議と川部竜二党白石・厚別地区委員長、東区では宮川潤道議・太田秀子市議・平岡大介前市議とで手をつなぎ、がんばるぞとの思いも固め合いました。全道労働者後援会は(写真が了解の方のみですが)参加者そろって力を込めました。

 清田区の開会あいさつで実行委員会委員長さんが、解散・総選挙の可能性が高い年でもあることから「今年の顔である畠山さんには、ぜひがんばってほしい」という激励もいただきました。昨年も参院選候補として「今年こそ」と声をかけてもらっていましたが、今年はどこでも昨年以上の感じ。この期待に応えなければとの思いも強まります。

 紙議員から国会報告もあり、明日からは予算委員会での質疑になります。31日には集中審議もおこなわれることになったようです。テレビやラジオで、ぜひお聞きいただきたいです。

 【今日の句】冬道の 無事故運転 ありがたや