表題は「戦争させない市民の風・北海道」共同代表の川原茂雄さんが、今日の「新春のつどい」で安倍政権について話されたフレーズです。「募っているが募集していない」との答弁にかけてのものですが、妙に納得。今年こそ安倍政権を「終結」させようと話を結んだ川原さんに、たくさんの拍手が寄せられました。
札幌市南区での党と後援会の「新春のつどい」は、千葉なおこ市議の議席を獲得できた喜びもあって明るい雰囲気で始まりました。千葉さんも市議会の代表質問や、しっかり市民の声を届けている様子に触れてあいさつ。私も市民と野党の共闘勝利と日本共産党の躍進への決意を語り、その後に川原さんが冒頭のようなあいさつをされたのです。
川原さんから共闘勝利とともに「畠山さんを国会へ戻そう」と呼びかけてくださったことが、本当にありがたいです。いろんな場面で応援してくださり、その期待に応えなければとの思いで全道もまわってきました。明日は稚内市へ行きますが、全道のすみずみに「政治は変えられる」という息吹を広げていきたい。
道農民連定期大会の来賓としても一言あいさつ。今年1月1日に日米貿易協定が発効し、これまでのTPP11や日EU・EPAなどとあわせてかつてない自由化の大波が農家を襲っているもとで、農民連の果たす役割の大きさについて述べました。「今だけ・金だけ・自分だけ」という安倍首相のもとで、とくに農政は新自由主義経済の政策が反映させられてきたのです。
それに対抗する力はどこにあるのか。私が触れたのは、農家・農協のなかでも広がる不安や危機感とともに、北海道経済界のなかにもおおもとから社会を見直す必要があるとの動きについてです。「今だけ・金だけ・自分だけ」の風潮を乗り越えて、みんなが幸せになれる道をめざそうと、食料を全国民に安定供給する農家・農民連が口にすることに大きな意義があると思うのです。
安倍首相は施政方針演説で農産物の輸出を力強く後押しすると表明しましたが、下がり続ける食料自給率については何も触れませんでした。こんなことだから輸出額が増えようと、農家の戸数は増えていかないのです。家族農業を支えることを中心にした農業政策への転換がどうしても必要です。
命の源である食料の生産現場を、しっかり支える政治こそ。声を大にして言いたい課題です。
【今日の句】終結の力は きっと目の前に
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