そして豊浦町も洞爺湖町も、噴火湾ホタテの生産・加工の町。輸出を含めた需要減少のため価格が下がり、漁業者や漁協、加工業者にとっては苦難の1年で、それは今も解消されていません。漁業者への「積み立てプラス」に国が支援額を引き上げることや、加工や卸売りも含めた業者への補償が、やっぱり必要です。伊達市では、洞爺湖温泉のホテルからクリーニングを受けている店もあるそうで、ここでも影響は甚大とうかがいました。きめ細かい支援をと、私も街頭から訴えました。
2021年6月12日土曜日
業者の熱い心意気
そして豊浦町も洞爺湖町も、噴火湾ホタテの生産・加工の町。輸出を含めた需要減少のため価格が下がり、漁業者や漁協、加工業者にとっては苦難の1年で、それは今も解消されていません。漁業者への「積み立てプラス」に国が支援額を引き上げることや、加工や卸売りも含めた業者への補償が、やっぱり必要です。伊達市では、洞爺湖温泉のホテルからクリーニングを受けている店もあるそうで、ここでも影響は甚大とうかがいました。きめ細かい支援をと、私も街頭から訴えました。
2021年6月11日金曜日
テーマは「人として」
対談を始める前に木村さんは「こちらにおいで」と、部屋に飾られていたお爺さん・お婆さんなどの遺影写真を見せてくださいました。今日の対談テーマの1つは「歴史に向き合うこと」。木村さん自身も「過去に目を閉じる者に未来はない」と、くりかえし各地で呼びかけています。思わず背筋が伸びました。
2021年6月10日木曜日
青年たちとも語り合い
苫小牧は私が中学校教員として、お世話になった町。同じ学校で勤めた先輩先生や、教え子のお母さんなども宣伝には見えられて、あたたかい激励をいただいたことも嬉しい限り。隣町の白老町でも、党町議に「畠山先生に習ってました」と声をかけてくれた方がいたことも今日わかって、こういう結びつきを大事にしなければならないですね。
2021年6月9日水曜日
保健所からの励みの言葉
今日は橋本みか道5区予定候補と、札幌市厚別区で街頭宣伝などにまわりました。お困りごとを街頭でも聞き、使える制度を紹介することにも心を砕きました。天気も良く窓を開けていたお宅も多かったので、少しでも聞こえればと願いも込めました。
どこでも通り過ぎる方からの反応が。遠くから手を振ってくださる方、通りすがりの車から手を振る方、自転車を押しながら歩いていた方は私があいさつに行くと、深々と一礼。思わず私も恐縮です。橋本さんともども「国民の命とくらしを守ることに責任を負う政治へ」との訴えに耳を傾けてくださっていたのなら嬉しいです。支持者からは差し入れもいただきました。
ワクチン接種の情報やコロナ対策の具体化、これからの日本など、多くの方は知りたいこと・考えなければいけないことが山盛り。菅政権への不満も、支持率の低さに現れています。「どうしたらいいか」の道筋が今こそ求められているからこそ、これだけの反応があったのだと思います。使うマイクを橋本さんと分けるなど感染防止対策もしっかりおこなって、明日からも取り組んでいきたい。
村上仁札幌市議もいっしょに、介護事業所の役員さんから現状をうかがう懇談の場も。接触が避けられない職場だからこそ、早くワクチン接種をとの要望も切実です。職員が感染し、利用者に広げるとなれば、その職員にとってこんなに辛いこともありません。デイサービスを午前・午後に分けて人数制限をしてきたら、減収にもなりました。続く感染への不安と、予防するほど減収という実態に「職員にとって先が見えない状況です」との話がとても重い。
「医師、病床、保健所が減らされてきた。そもそも厳しい現場にコロナが襲いました。今の医療崩壊などは誰が招いたのかと痛切に思う」とも語られました。あわせて、保健所職員からの言葉に励まされたといいます。「現場は大変でしょう。うまくいかないことは保健所の責任にしてください」。生まれる苦悩の責任を現場に負わせず引き受ける姿勢に、私も胸が熱くなりました。本当なら菅首相から、このような言葉が発せられるべきだと語り合いました。
厚別区から道生活と健康を守る会へ移動し、生活相談の実態もうかがいました。札幌市での生活保護申請は微増だそうですが、生活苦が続いているのは間違いない。副会長の細川久美子さんは「申請が増えないのは生活保護へのスティグマです」とズバリ。三浦誠一会長の「給付金も必要ですが、国から『生活保護を使おう』と言ってもらえれば」という指摘も、確かにそうだと思いました。
新潟県では生活保護についてのポスター、沖縄県でも就学援助を呼びかけるCMが流れていますと三浦さん。札幌市でもポスター作成の予定があるそうです。生活保護は「施し」ではなく「権利」なのだと、扶養照会も義務でないことなどあわせて、いっしょに広げていきたい。
明日から道9区キャラバン。明日は松橋ちはる予定候補と、苫小牧市内をまわります。
【今日の句】国会は 五輪の思い出 語る場か
2021年6月8日火曜日
大所高所から議論を
好天続きで青々としてきた水田を横目に、今日は新篠津村・当別町へ。どこでも米価下落への心配が話題になり、豊作を喜べないというのは国政の根本的な問題だと実感しました。生産者の責任ではなく、国の責任こそ問われています。
石塚隆・新篠津村長の名刺には、PRキャラクター「しんしのつのおこめちゃん」がプリントされています。コロナ禍の支援策の1つとして、村民へ新篠津産農産物などのセットを配布する計画もあるそうで、休業中の飲食店への給付、ひとり親世帯への支援なども具体化されています。ただ「過疎債指定の自治体から外れたので、経過措置があるとはいえ、これから考えなくてはなりません」と石塚村長さん。農家である藤永康夫・村議会議長さんは笑顔で迎えていただき、「東日本大震災後に石巻市も訪れましたよ」と復興の様子も気にかけてくださり、本当にありがたいです。
JA新しのつ・早川仁史組合長さんは、今年分のコメだけでなく昨年・一昨年の在庫として残っているコメ対策も必要と指摘しつつ、あわせて「コロナ後の日本のあり方を、政治家は大所高所から議論してほしい」とキッパリ。ワクチン接種の進展とともに経済活動が進んできた国と、ずるずると感染拡大が続く日本とでは大きな経済的な開きが出ています。人口減少が続くもと、介護・福祉や地域社会を維持するうえでの課題も語られました。外国人労働者をどう考えるかも避けて通れません。
商工会も訪れた後に元村議の高橋至さんとマイクを握って街頭宣伝。当面のコロナ対策強化とともに、もうけ最優先の政治のあり方を変えようと私から強調しました。自転車を止めて聞いてくれた方から「がんばってください。応援してます」と、ありがたい激励も。どう政治を変えるのか、しっかり道筋を訴えていきたい。
当別町では鈴木岩夫町議などとJA北いしかりや水土里ネット(土地改良区)、町役場などに足を運びました。泥炭地の当別町は国営事業(「篠津泥炭地開発」)によって農地が整備され、農家も苦労を重ねながら一大産地となりました。その歴史を知らずして当別町は語れないと、党の先輩からも教えていただいたのです。
JA北いしかりでは川村義宏組合長が応対してくださり、やっぱりコメ対策が話題に。あわせて、コロナ禍を経験して「農業も国民の命も、ここまではしっかり守るという国の役割が求められているのでは」との思いを込めた話は、早川組合長さんの指摘にも通じると思いました。これまで効率万能・利益第一・「弱肉強食」の農政が続けられ、農村が憤慨するぐらいの矛盾が積み重なってきたと言っていい。私が現職だった時も農水委員会では「産業政策と社会政策は両輪」と何度も議論されたはずなのに、現実は地域社会が維持できるかどうかの瀬戸際になっているのです。
増輪肇・当別町副町長とは、町での終末期医療を実現したいとの話が心に残りました。コロナ禍で医療体制についての根本的議論も避けられなくなっているなか、「定期的な訪問診療と終末期医療を組み合わせた本州の事例を学び、胸が熱くなりました」との話が重く響きました。当たり前のことですが、政権交代とは国民のすべてに責任を負うこと。しっかり責任を負えるだけの力をつけなければならないです。
【今日の句】地域から 変える力が 沸々と
2021年6月7日月曜日
障害者施策を前へ
道議団・札幌市議団とともに、「手をつなぐ育成会」さんと懇談させていただきました。「障害基礎年金に関するアンケート調査」をおこなった結果が「しんぶん赤旗」でも紹介されて、コロナ禍での苦労も含めてうかがいたく取り組んだものです。道議団は宮川潤・菊地葉子の両道議、札幌市議団は小形香織・佐藤綾の両市議が参加しました。
このアンケートは今年3月、全国の会員に答えてもらったもの。答えた98%の方が障害基礎年金を受給していますが、満額でも月7万円に届きません。給料や工賃も月1万円以下が58%、1~4万円が24%のため、親と同居するか生活保護を受給しないと生活できないというのが実態です。診断書も幼少のころから継続している場合と、成年となってから医師を探す場合との、困難の違いも浮き彫りになりました。
「子どもより長生きしたい、というのが親の願いになっている」と佐藤春光会長。年金もじゅうぶんでないなか、障害を抱えた人が生活しにくい日本だと厳しい目を向けました。アンケートにかかわった長江静子副会長も「少ない年金に安い工賃では、家族からの補助なしに余暇など過ごせません」と、障害児・者が1人の人間として生活できる環境をと要望されました。
佐藤会長は福祉施設なども運営していることもあり、職員の給与面など福祉従事者の少なさについても現状を説明されました。北海道は人口減少が進み、さらなる人手不足に直面しています。国の補助・交付なども十分でない福祉分野が、まさにその窮地に置かれているのです。佐藤会長は障害者への差別にも触れて「少数者であることや社会の偏見があることで、施策も遅れている」と強調されたことを、しっかり胸に刻みたい。
特別支援学校の設置基準も話題になり、それ自体は歓迎すべきことですが、あとは自治体に実施させる運動が必要との話にも。この点では日本共産党もがんばってほしいと宿題もいただきました。育成会では、年金についてわかりやすく解説する勉強会用資料を作成するとのことで、このような広げる努力を、行政も私たちも学ばなければと実感しました。
道労働局へ、伊藤りち子3区予定候補(比例重複)・橋本みか5区予定候補とで要請もおこないました。「両立支援等助成金『新型コロナ対応特例』等の上限撤廃等を求める要請」で、内容は①両立支援等一時金の「育児休業等支援コース・新型コロナウイルス感染症対応特例」の上限を撤廃すること、②両立支援等助成金の「母性健康管理措置による休暇取得支援コース」の上限を撤廃すること、③「小学校休業等対応助成金」の「個人申請」の趣旨が生かされるよう、「事業主の協力」や「事業主の同意」が得られない場合の対応策を講じること-ーです。
札幌市では先月13日に「家庭保育のお願い」が出されて以降、これら助成金への問い合わせが「1日のうちに来る電話の8割」になるほど急激に増え、今月4日までに道労働局へ累計529件の相談があったとのこと。3番目の要望項目も含めて「企業へ説明しているところ」で、上限撤廃については本省へ報告するとの回答でした。「上限の撤廃というのは金額についてですが、人数についてですか」など、ていねいに対応いただき、大事な課題であると共有されたことは重要です。
北海道全体でも児童・子どもの感染が増え、濃厚接触者との認定や学級閉鎖などのため、仕事を休まざるを得ない親-ー多くは女性・母親-ーも増えています。協力しない企業側の問題をただすとともに、しっかりと活用している企業へも上限を定めたのでは、せっかくの制度も生かされません。まだまだ感染収束が見込めないなか、安心して休みを保障できる環境をつくることは政治の責務です。
他にも今日は朝の街頭宣伝、JRにかかわる会議、全国の比例予定候補者会議(オンライン)など盛りだくさんの1日に。各地でがんばる姿に、私も励まされました。明日は新篠津村と当別町をまわる予定です。
【今日の句】利益だけ 求める社会は 息苦し
2021年6月6日日曜日
世界からも信頼されるか
今日は休みをいただきました。夏を思わせるような天気でしたが、外出を控えた方も多かったのでは。早く感染収束をと願うばかりです。
本来なら昨日、わが子が通う小学校での運動会でした。そもそも先月の予定だったのが緊急事態宣言のために1週間延期。ところが宣言の延長で来月に延期し、学年を分けての体育授業参観ということになりました。先生たちも悩まれての判断だったでしょう。残念がる子どもの顔を見る一方で、五輪の開催強行にひた走る菅首相の顔を見るたびに、矛盾や不公平感が募ります。
それどころか分科会・尾身会長の発言に、菅首相が「黙らせろ」と怒っていると報じられました。専門家の意見を聞きながら、と言っていたのは誰だったのか。別の専門家を入れた会合があるとの理屈も、その専門家は分科会メンバーではなく、これで日本国民はもとより世界から見ても信頼されるのでしょうか。
明日は参院決算委員会がNHK中継され、日本共産党は小池晃参議院議員(党書記局長)が質問に立ちます。午後4時35分ごろからなので、ぜひテレビやラジオでお聞きください。見逃しても参議院インターネット審議中継で見ることができます。
【今日の句】黙らせて 総理は責任 語れるか