2023年1月21日土曜日

もっと党のことを語らねば

 途中で風雪の強まりに見舞われながら、今日はニセコ町・留寿都村へ。「共産党を応援しているからこそ、経済政策や新しい社会像を語って若い人の支持を増やしてほしい」と率直なご意見もいただき、本当にありがたい。励みにもなりました。

 「共産党という名前で損をしている」とは、どこでも出されるご意見。議会質問を聞いたり、実際に議員・党員と結びつければ中国や北朝鮮とは違うとわかるのですが、まだまだ私たちの発信不足はじめ課題が多い。マスコミ等の意図的な報道はありつつも、だからこそリアルな姿を通じて信頼を高めていきたいのです。

 冒頭の意見をしてくださった方も、「このまま自民党の政治が続くと思うと、日本が本当に終わってしまうと危機感がある。野党全体が力をつけてほしい」との切迫した思いがあることもわかりました。開き直ってタガが外れた岸田首相の姿を見ると、私も同じ思いになります。地方選に向けても、世論を広げていくうえでも、攻勢的に党のことを語っていきたい。

 ニセコ町では高木直良町議、留寿都村では坂庭進村議が議会報告もおこないました。人口増の市街地における水道水の確保(ニセコ町)、ルスツリゾートの新しい社員寮づくりも含めた人口減少対策(留寿都村)など、住民の切実な要求実現などに奮闘する党地方議員の役割は大きいと今日も再認識。草の根の力こそ日本共産党の強み、とも実感しました。

 途中に昼食をいただいたお店でも、「陰ながら共産党を応援している。一生懸命だもんね」との嬉しい言葉もいただきました。やっぱり目に見える活動が大事。とりわけ地域に根差した地方議員さんとの取り組みを、もっと密着して進めなければと痛感した1日でもありました。

 【今日の句】晴れてたら 羊蹄山も 見えたのに

2023年1月20日金曜日

やっぱり「核のゴミ」は持ち込ませたくない

 暴風雪警報が出る前に寿都町へ入り、蘭越町でも語るつどいや役場訪問へとまわりました。粘り強く「核ゴミの持ち込み反対」を貫くみなさんの思いもうかがい、心ひとつにがんばらねばと痛感しました。

 寿都町・神恵内村での「核のゴミ」文献調査は、2年程度とされた期間を過ぎています。これは文献調査の分析が恣意的にならないようにと、専門家によるWG(ワーキンググループ)の議論を通じてまとめあげるためとの理由です。しかし、実際は推進派ばかりの専門家ではないかとの声が今日も出されるほど。WGが単なる「お墨付き」を与えるための機関であってはならないと思います。

 片岡・寿都町長や町議会への不信も高まっています。賛否が分かれる課題があっても、町長選を終えればノーサイドとして分断を解消するのが首長の仕事のはず。しかし、反対している町民にはあいさつも交わさないと、次々に出されました。やましいことがないならば、ふだんのあいさつくらいはあってしかるべきです。

 町議会も情報開示請求に黒塗りで返され、町民と議員との懇談会も視察報告にとどめて町政に触れない内容にするなど、町といっしょの隠ぺいと指摘されるのも当然。これでは「核のゴミ」賛否の以前に、町政の透明化や民主主義が踏みにじられていると言っても過言ではない。ましてや交付金目当であれば、そんなに国は甘くないと何度も訴えたいと思った次第です。

 多くの方が駆けつけてくださったのは、幸坂順子町議ががんばってきたからです。町長選をたたかった越前谷由樹・前町議も来てくださり、激励もいただいて本当にありがたい。いろんな会をつくって仲間を増やしていきたいとの話も、力強く思いました。力になれるよう、私も国会へしっかり反映させたい。

 蘭越町へ移動し、柳谷要町議とまわりました。つどいでは「本当に新幹線なんているの?」「国連改革をどう考えるか」などの意見も出されながら、地域と国の未来に不安が広がっている話もうかがいました。「らんこし米」で有名な同町でもあり、農業・食料を守ろうとの話にうなずく方の姿も目立ちました。

 町役場では出張で不在の金秀行町長さんの代わりに、山内勲副町長さんが応対してくださいました。国が国民不在の政治を進めると、その矛盾は地方自治体へと押しつけられます。くらしとともに基幹産業である農業も話題にのぼり、こういう分野にこそ財源を振り向けるべきと私からも述べました。ましてや大軍拡・大増税なんて許されない。

 宿の窓から外を眺めると、どんどん降り積もる雪。明日はニセコ町や留寿都村をまわる予定ですが、明日の朝の時点で果たしてどうなるか‥‥。

 【今日の句】地方へとしわ寄せ 総理は気にもせず

2023年1月19日木曜日

希望は語りあうなかから

 予想より多くの方が足を運んでくださった、江別市でのつどい。高橋典子市議と「希望を語る」ことをテーマに、時間いっぱい語りあいました。入党を決めてくれた方もいて、本当に嬉しい限り。地方選に向けた弾みにもなりました。

 髙橋市議は「今日は時間もあるので」と、ご自身と党の出会いも紹介されました。難病を抱えた子ども時代のことは、私も詳しく聞くのは初めてでした。命を大事に活動してきた原点の話に、参加された方のうなずく姿も目立ちました。このような高橋さんが日本共産党と結びついたのは必然だったのですね。

 私からも日本共産党の歴史を紹介しながら、地方政治でも国政でも変える展望をもつ党を大きくしてほしいと呼びかけました。岸田政権の大暴走を前に、どうしたらいいかと考えている方が多いなかジックリと語り合うのはいいなと、話しながら実感しました。

 質問や意見は途切れず、次々と。「昨冬の大雪は命の危機を感じるほどだった」「江別市議会はオール与党の状況では」など江別市についての質問や、「大軍拡の財源として地方交付税も減らされるか」「野党共闘の希望はどこに」など国政上の心配の声もあがりました。「ずっと共産党を支持してくれている方が入党を決意してくれる、熱のこもった言葉を」との難題にも、苦笑しながらなんとか答えました。

 コロナ禍で少なくなった語り合う機会。あらためて、このように集まることの大切さを再確認しました。ここにこそ希望がある。さらに各地をまわっていきたいです。

 【今日の句】厳寒も 必ず春は やってくる

2023年1月18日水曜日

酪農の切迫さに政治が応えて

 清水町議選の応援後に、新得町へ立ち寄っての懇談・調査。切迫している酪農についてJA新得町・太田眞弘組合長さんから現状を聞き、バイオガス発電を取り組む友夢牧場にも足を運びました。現場で話を聞くことの大事さを痛感です。

 新得町の総農家数111戸のうち酪農は39戸、乳牛数は8,838頭のほか肉牛としての乳用種も約27,000頭(いずれも2020年度)を数えます。蕎麦も有名な新得町で畑作との複合経営をしている農家で(全道的傾向ですが)酪農の方をやめようか、との声もあるようです。

 背景は飼料・肥料価格の高騰に見合うだけの、国の支援が見えないこと。脱脂粉乳などの在庫が積みあがっていることから、減産を強いられる現状も苦しい。国が増産や大規模化を誘導したのに、今度は減産や頭数減らしを進めるなど酪農家にとってはやりきれません。

 なにしろ「減産目標を進めるには、多くの乳を出すいい牛も手放さなければいけない」(太田組合長)現実に直面するからです。せっかく育てた牛なのにと、話を聞くだけで切なくなりました。子牛価格も安く、経営意欲が削がれていけばやめようかとの思いに傾きます。

 牛を手放しては、いつか増産の時期が来たときに対応できません。しかし、牛を飼っていればコストがかかる。「国が需要拡大や需給調整を進めて、早く在庫を減らして乳を搾れるようにしてほしい」との訴えを、切迫感をもって聞きました。まさに地域農業・地域経済の瀬戸際です。

 友夢牧場は、経産牛1000頭を抱える大規模牧場。大規模ゆえに減産の苦労も大きく、乾乳期間を通常の倍にしているといいます。太田組合長さんも述べてましたが、頭数が多い十勝全体で取り組まないと、全道での目標も達成できなくなるとの思いがあります。「牛も搾乳されないで、エサを食べてるだけだよ」と湯浅会長さんも苦笑い。

 友夢牧場では、糞尿によるバイオガス発電も取り組み、その余剰熱を使ったハウス栽培の実態も聞きました。北海道で初めてとなるメロンの水耕販売だけでなく、バナナ栽培に取り組んでいるのも驚きです。メタンガスが燃料となって発電機をまわし、残った消化液は良質な肥料として大地に還ります。これまでもバイオガス発電の調査にまわってきましたが、いつも可能性の大きさを実感しています。

 強大な軍事力が安全保障ではなく、地域で飢えることなく生活できてこそ国民にとっての安全保障。学んだことを、しっかり反映していきたい。

 【今日の句】食料の維持こそ 安全保障だと

2023年1月17日火曜日

町民の笑顔のための議席を

 清水町議選の告示日。日本共産党は中河つる子候補が2期目をめざして、氷点下のなか元気よくスタートしました。出陣式にも多くの方が来ていただき、「台所目線の中河さんの議席は絶対に必要」との激励も寄せられました。

 私も応援の訴え。コロナ禍でスーパーが閉店し、代わりの移動販売車を実現したこと。小中学校の女子トイレに生理用品を設置したこと。御影地域には冬季も使える公衆トイレが(しかも暖房つき!)実現したことなど、「困ったときの中河さん」「困ったときのつる子さん」と言うべく大奮闘の4年間でした。

 「女性3人から『スーパーを持ってきて(※誘致しての意)』と言われ、町に言っても難しいとの返事。御影地域に来ている移動販売車を該当地域にもと要望したら、3か月後に実現となった。初日は20人ほどが今か今かと待っていて、買い物している笑顔を見たら嬉しくなった」。中川さんの演説は具体的で、目に浮かぶようです。町民の笑顔のための議席、と実感しました。

 物価高騰に苦しむ町民は多いし、岸田政権の戦争する国家づくりに反対する声を清水町でも広げていかなければいけません。国のモノ言える中河候補の議席をと、重ねて私からも訴えました。中河候補とまわっていたら、偶然に通りかかった立憲・石川かおり衆議から激励・連帯の声をかけてもらい、エールを交わすという場面も。

 有力候補ばかりの激戦です。最後まで本当にわからない。ぜひ清水町に知人・友人などがいる方は、ご支持を広げていただけるよう、お願いします。

 【今日の句】凍れても 包むぬくもり この議席

2023年1月16日月曜日

悲願の3議席実現へ

 札幌北区「新春のつどい」は、小室まさのり道議予定候補・長屋いずみ市議・加藤のぼる市議予定候補そろって全員勝利を!と熱を帯びました。北区にとって悲願の3議席実現は、道民・市民にとって頼れる3議席の実現です。私からも支援を広げてほしいと呼びかけました。

 小室さんは長く労働運動にかかわりながら、国鉄闘争や憲法運動など幅広い活動の中心を担ってきました。誰からも慕われ親しみやすい小室さんですが、訴えは熱い。岸田政権による戦争する国家づくりを許さない、医療・鉄道・教育など道議会で訴えたいことが山ほどある-ー何としても小室さんを押し出そうと、参加された方からも大きな拍手。

 長屋いずみ市議は議会で、大きな焦点になっている冬季オリ・パラの調査特別委員を務めてきただけに、市民の声に背を向ける秋元市長をただす話も力が入ります。とことん地域に根ざし、雪解け水で通行できない歩道をすぐに解消させたことも紹介されて、くらし応援の議席として欠かすことができません。

 歯科技工士の経験をもつ加藤さんは、歯の健康だけでなく市民全体の命と健康を守るべく立候補をすると決意表明。歩いてまわると、どこでも岸田政権への不満や怒りがすさまじいと紹介して、北区から複数議席の実現にがんばりぬくと述べました。

 「新春のつどい」らしく、政治プログラムの前に獅子舞やオカリナ演奏、また小室さんがギターを演奏しながらの合唱などもあり、頭も心もスッキリ。参加されたみなさんの笑顔がこぼれました。

 余談ですが「つどい」後は夜遅くまで、小学生のわが子の宿題・自由研究、高校生の子とは進路決めと書類提出などなど、冬休み最終盤恒例の時間との勝負。「早くからやっておくんだよ、と言っておいたでしょ」と、やっぱり今年も言った私なのでした。

 【今日の句】新しい議席 希望とわくわくと