2015年6月19日金曜日

全国の運動と、国会前の座り込みとも心ひとつに

 今週の国会前は座り込みの抗議行動! 戦争法案も、残念ながら今日衆院で可決された改悪派遣法も、とても認められるものじゃない。まして会期延長だなんて!

 私が所属の農林水産委員会は、重要法案である農協法等の会期内成立は無理な状況です。

 本来は審議未了で廃案がスジです。

 最大の延長動機である戦争法案ですが、国会論戦上は、政府は追い詰められていますよ。

 今日の午前中も特別委員会の審議は何度か中断し、どこから見ても政府の答弁は苦しくなってきている。

 国会前では先日、瀬戸内寂聴さんが心からの訴えをされ参加者の大きな共感を呼びました。

 私は今週、国会前の座り込み行動に2度のあいさつ。

 部屋に戻っても要請が相次ぎ、運動と国会で心ひとつにがんばるって、こういうことなんだな~と実感する日々でした。

 特に今週、若者憲法集会に参加した青年たちの行動力は本当にすばらしい!

 20代で国会議員に向かって話をするなんて、すごく勇気のいることだと思いますよ。

 でも、訴えたいことがある!

 その気持ちを、きちんと議員が受け止めるべきです。

 有明訴訟の院内集会にも参加し、なかなか全国をまわれない分、しっかりと現状を伺いました。

 前日に委員会で、日ロさけ・ます政府間協議の問題を取り上げていたこともあり、漁師が漁に出られない悔しさを代弁していきたいと私からあいさつ。

 紙智子参議院議員に九州・沖縄ブロックの田村貴昭・真島省三各衆議、そして弁護団の1人でもある仁比聡平参議院議員もいて、あらためて日本共産党の議席が増えたことを実感しました。

 増えたに見合った論戦と活動を、しっかりしていかなければ、です。

 ともあれ、この週末も地元北海道での国会報告などをおこないます。

 戦争法案の論戦の到達点だけでなく、この間の国会の状況をリアルに話すのは国会議員しかできないわけですから、しっかりお伝えします!

 まずは明日の朝、もう寝ちゃっていた子どもたちにお土産を渡さなくっちゃ。

 【今日の句】 政権が いまや一番 危機事態

2015年6月17日水曜日

問題は、誰の立場に立つのかだ

 途中に委員会休憩やら、その後の進行をどうするかなどありましたが、今日は農協法等改正案の採決に至りませんでした。緊迫する国会情勢で、しっかり私も役割を果たしたい。

 今日の農水委員会は法案審議とともに、一般質疑もすることになりました。

 私からは主にTPP交渉について、米国議会がTPA法案とセットのTAA法案を否決した情勢を見たらTPP交渉にしがみつくのはやめようと質問をしました。

 答弁を聞き、この日程では閣僚会合を開けないとの状況であることは確認できたと思っています。

 そもそも農協法等改正案自体についても言えることですが、現場の生産者が何を望んでいるのかに応える審議なり、法案なりにするべきです。

 参考人質疑や地方公聴会で、今の進め方には異議ありという主旨の表明があるのは当然だと思いました。

 この法案は、本当に農業者の声から出された法案なのか。

 現場の思いや不安を受け止めて、しっかり私は役割を果たそうと決意を新たにしたところです。

 ともあれ明日・明後日と日が進むにつれ、さらに緊迫国会となります。

 国会延長について、さまざまな報道がされていますが、戦争法案を通すがための延長であれば受け入れられない。

 農林水産委員会で言えば、先祖代々の土地を守ってきた農業者として出された意見や陳述に応えるのに、この中身の「改正案」で本当にいいのか。

 労働者派遣法だって、問題点が明らかなのですから、このまま理解するというわけにはいきません。

 何より基本は「国民が主人公」!です。

 【今日の句】 これからが ホントの勝負 がんばろう

2015年6月15日月曜日

教え子を戦場に送るな!

 週末は北海道で、戦争法案阻止の会議や集会へ。写真は退職教員の集まりです。教育現場にいた私も「子どもたちを再び戦場へ送るな!」と心ひとつにがんばります!

 いただいたアピールには、安倍政権への怒りの声が次々と書かれていました。

 「『教え子を戦場に送らない』が原点です。100歳まで頑張る」

 「多くの教え子たちのこれからに不安がいっぱいです。黙っていられません!」

 「子ども達、父母、教職員仲間とだいじにしてきたものを、すべて否定されているようで、怒りを禁じえません!」

 いただいた方から「これを読んでください。この方の絶筆となったものですから」と紹介された一文もありました。

 「『集団的自衛権』という偽善的な名の下に教え子を再び戦場に送ってはなりません。『ころばぬ先の杖』『治に居て乱を忘れず』の思いで一杯です」

 いつも戦場に送られるのは決まって青年ですし、それに教育が加担した歴史が日本にはありました。

 戦争が終わり70年としても、今が「戦争が始まる前の70年」としてはならないのです。

 退職教員のみなさんは、当たり前ですが高齢の方が多く、それでも立ち上がろうと今日のような集会が開かれたのです。

 同じ時間、東京では若者憲法集会が開かれて、その後のデモには3000人(主催者発表)も集まったと!

 これだけの若者が立ち上がっているんだから、必ず暴走は止められる。

 いや止めなければと、あらためて強く思うのです。

 札幌・西手稲地区委員会での活動者会議では、「宣伝への反応が日増しに良くなっている」とか。

 多くの方が、安倍政権の暴走に危機感を持っていると思います。

 重要法案のなかでもとりわけ重要な戦争法案だけに、この後も安倍政権は総力でぶつかってくるでしょう。

 しかし「潮目が変わる」と言えるような状況も、一方で作られてきました。

 安倍政権の最重要法案であり、しかもアメリカに「夏まで成立」とまで演説したということは、これを止めれば安倍政権に最大級のダメージを与えることにもなります。

 国会で、全国で、戦争法案ストップへ!

 【今日の句】 密談が 大阪超えて 来たようで