2016年10月28日金曜日

TPP審議状況(10/28)

 委員会での質問や理事会を終えて、夜はBSフジ「プライムニュース」。しかも月曜日、また質問に。1日1日が重要になってきています。

 とりあえず、今日の理事会で決まった日程は以下のとおり。

 ●31日(月)午前:参考人質疑(知的財産、ISDS等)
        午後:総括的質疑13:00~17:00(NHK中継あり)
        ※日本共産党は私が16:08~16:38

 まだ1日(火)の日程については決まらず、協議することにしています。

 報道などでは1日採決かとも報じられていますが、今日の質問で私が共済をテーマに「金融サービス章」を取り上げたように、まだまだ審議していない章が残されています(次回は薬価制度と「規制の整合性」を取り上げます)。

 採決するのは時間の目安というより、審議の中身。

 とりわけ規模の大きな経済協定ですから、しっかり章ごとにでも議論する必要があります。

 地方公聴会はおこないましたが、コメどころでも意見を聞く必要があるし、中央公聴会だって当然やるべき‥‥と、私も理事会で強調。

 まだ与党から質疑打ち切りの提案はありませんが、まだまだ審議は尽くされていないというのが
私の率直な思いです。

 今日の午前の質疑は民進・共産の順で、日本共産党は斉藤和子議員が質問にたちました。

 新たに設けられた「通関48時間ルール」を取り上げて、今でさえ48時間をはるかに超えているのに無理ではないか、大事なことは安全の確保ではないのかと追及。

 この問題だって、まだ誰も質問していなかったはずです。

 午後から、総理入りの質疑では、与党からも知的財産に触れた質問がありました。

 民進党からも、あらためて国会決議違反や食の安全について質問し、担当大臣が答弁に窮する場面が相次ぎました(詳しくは衆議院インターネット中継で!)。

 私は「金融サービス章」にからんで共済問題をテーマに、協定本体だけでなく日米間の交換公文(「サイドレター」)を着実に実施する旨の政府文書があるではないかと追及しました。

 このサイドレターには、食の安全、ゆうちょ簡保、保健医療制度などの(将来も含めた)改正が書かれているのですが、政府は「法的拘束力がないもの」とサイドレターを位置付けていました。

 その説明と違う事態となれば、これまで米国から要求されてきた共済事業も俎上に上る可能性も否定できないのではと指摘し、総理は「国の方針は堅持される」と強調するばかりでした。

 時間の関係で、答弁を求めていた岸田外相とやり取りができなかったわけで、だから審議時間がもっと必要なのです。

 質問を終えて議員会館に戻ると、ある共済団体から「共済の問題を取り上げてくれて、ありがとうございます」と電話があったとか。

 広い分野で関心や心配があるわけですから、それに国会がこたえる必要があります!

 【今日の句】 ひもとけば きっと問題 見えてくる

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    TPP正念場です。ご活躍を期待しています。

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    1. hirasawaさん、ありがとうございます。
       来週は山場の1週間となりそうです。がんばります。

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