2021年4月8日木曜日

今日にでも実現して

 「ほっかい新報」企画で、ジェンダー平等をテーマに加藤丈晴弁護士との対談に。加藤弁護士は「結婚の自由をすべての人に」道訴訟弁護団の一員でもあります。札幌地裁で同性婚を認めないのは憲法違反と画期的判断が示されたことを導入に、1人ひとりが尊重される社会をどうつくるかの意見を交わしました。

 詳しくは掲載号でお読みいただきたいのですが、最も私が印象に残ったのは「最高裁までたたかわせないで、早く国として対応してほしい」との言葉でした。違憲の判断が下されても見直し論議を進めない国に対して、原告団が控訴した理由を聞いたときの加藤弁護士の一言なのです。

 長い間、当事者と支援者の運動が続き、北海道でもレインボープライドなどの運動、札幌市でもパートナーシップ制度の導入など、確かに変化はつくられてきました。しかし国(国会)では、必要な法改正など進んできませんでした。愛する人といっしょにいたい、その実現のために何年かかるのか。加藤弁護士の「今日・明日にでも実現すべきこと」との話に、うなづくばかりでした。

 2001年に同性間の婚姻が可能になったオランダでは、若い世代にとって、それが当たり前になっているそうです。欧米諸国でも広がり、G7で国レベルの同性パートナーへの法的保障がないのは日本のみ。欧米諸国の実態を見れば「家族の一体感が失われる」「少子化が進む」ということもありえません。

 道2区補選の協定書にも、ジェンダー平等の実現が当たり前のように盛り込まれました。しかし、これも当事者のみなさんが声を上げ続けてきたからこそ。日本共産党も昨年1月の党大会で、過去に同性愛は性的退廃としていたことを誤りと認めました。党としても自分のなかでも、言行一致に向けてくりかえし努力していきたい。

 「ほっかい新報」を購読したいという方は、日本共産党北海道委員会道内の各党地区委員会へご連絡ください。「しんぶん赤旗」とも違う視点で、北海道での情勢もよくわかります。

 朝には平岡だいすけさん・長屋いずみ札幌市議と、松木けんこうさん押し上げにと街頭宣伝。長野参院補選・広島参院再選挙が始まり、道2区補選の告示日までも残り4日となります。3つとも野党統一候補の勝利で政権交代につながるよう、私も北海道で力を尽くします。

 【今日の句】尊厳も 平等もある 国にしよう

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