2018年12月13日木曜日

これで「景気拡大」と言われても

  「景気拡大 いざなぎ超え」内閣府の景気動向指数研究会が認定したようです。「景気拡大って、どこの話?」という方、多いのではないでしょうか。

 そういえば消費税8%になった時も含めた6年間で、ずっと景気拡大? 昔の成長率を考えれば緩やかでも成長することに意義はあるかもしれませんが、国民生活の厳しさを見れば納得いかない「景気拡大」ではないでしょうか。

 北海道各地をまわると、景気のいい話は聞かれません。設備投資をする企業が、そもそも多くありません。消費購買力も、低賃金や低年金、社会保障の削減と負担増を背景に上がる気配がありません。地域の消費購買力を引き上げるにはくらしの支援が必要ですが、安倍政権には期待できません。

 衆議院議員として約3年間、東京で生活をしていたときには目まぐるしくマネーが動く感覚がついて回りました。東京ベースで物事を見てはいけないと、つくづく感じました。多くの国会議員は週末に地元へ戻るはずなのに、マネーゲームのような話が多く、どうして地域経済の実態が語られないのかと不思議に思ったものでした。

 今回の「景気拡大」を、総理はアベノミクスの成果などと言うのでしょうか。それでは国民生活の実態から安倍首相はかけ離れていることを告白するようなものです。循環型の地域経済へ転換することこそ急ぎたい。

 【今日の句】その株価 誰のお金で 釣り上げた

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