2018年12月17日月曜日

まずは休める環境を

 今日は札幌中央区でのキャラバンでしたが、まず豊平区のビル爆発現場へ池田由美市議と向かい、避難されてる方の話もうかがって区役所へ要請と情報提供。誰も亡くなられた方がいなかったのは、本当に幸いでした。
 
 すでに現場は規制線が貼られていて、周囲は報道陣でごった返していました。この付近で街頭宣伝をすることも多いため見慣れていた地域ですが、遠くから見ても崩落具合がよくわかるほど。後方にマンションがありますが、サッシがずれていたり窓が割れているのも確認できます。

 市が設置した避難所に足を運び、そのマンションに住んでいるという親子3組から話を聞くことができました。ガラスの割れた様子の写真なども撮っていて、風圧による衝撃の大きさがよくわかります。ご本人に了解を得たうえで、当日の様子や現時点での要望を聞きました。

 お2組は夫さんが単身赴任で、小学生の子も抱えていることで今日は仕方なく学校を休ませていましたが、残り1週間の2学期なので学校には行かせてあげたいとのこと。小学生の女の子も「クラスのお楽しみ会で、班のリーダーをしているんです」と、学校に行けないことを心配していました。

 昨日は爆発後、ガスの臭いもしてきたことから急いで避難してきたそうです。一晩を過ごして片付けに行こうにも、ひとまず警察が現場検証をすることから避難所で待機しているところでした。市内や近隣に両親や親戚がいるとのことですが「何日くらい、いることになるんでしょうか」「正月は自宅で迎えたい」とのいう思いも聞きました。買ったばかりの新車が被害を受けた、という方も。

 昨晩から今朝にかけては、雨が降るほどのあたたかさ。積もった雪がぬかるんで、歩くのも大変だったと思います。車いすで避難してきた方もいたそうで、避難所となった町づくりセンターの所長さんが押して手伝ってくれたと聞きました。多くの方が生きた心地をしなかったことでしょう。

 避難所の寒さ対策や当面の生活支援の要望を聞いて、池田市議と豊平区役所に足を運びました。急にもかかわらず課長さんなどが対応いただき、「避難されている方の話も聞いて、できることを検討します」とのことでした。胆振東部地震の経験もあったからか、所長さんが先頭になって避難者の様子をうかがってもいましたし、ひとまずは安心して休める環境をと私からもお願いしました。

 中央区では日中、森つねと道議予定候補との宣伝に。車の窓を開けて手を何度も振ってくれる方や、停車しているところに車道まで来て(ビックリ!)激励してくださる方もいて、この期待に応えなければと思いながら宣伝を続けました。日が暮れると寒くなってきましたが、それでも党員・後援会員さんも来てくださったのは本当にありがたいです。

 夜の「つどい」は小形香織市議も参加して、ざっくばらんな意見や質問も。「再生可能エネルギーで、うまくいっている町は」「本州で自治体職員をしていたが、札幌の避難所体制は検討する必要があると思う」「地域で人がいなくなる。どうしたらいいか」「水道法民営化も通ってしまい、何をしたら止められますか」などなど、時間が足りなくなるほどでした。

 会場となった難病センターは、胆振東部地震の翌日、紙智子参院議員・森つねとさんと訪れた場所。森さんも話していましたが、災害時に難病患者や障害者が避難困難となる実態があっただけに、福祉避難所の設置と周知は急ぐべき課題です。

 明日は白石区でのキャラバン。元気にがんばります。

 【今日の句】年越しを せめて不安の ないように

0 件のコメント:

コメントを投稿