これから雪の季節を迎えることもあり、除雪をどうするかで不安の声が聞かれました。後で触れますが、むかわ町では対象地域を決めて町が除雪すると入居時に話されているとのこと。追分地区の仮設住宅ではアスファルトと砂利の敷地が混在していて、どこまで個人の責任で、そしてどこに雪を投げたらいいかは今後の課題のようです。三浦町議が町へ問い合わせるとのことにしました。
別の方は、店舗兼住宅が大規模半壊の判定を受けましたが「二次判定しようかどうか迷っている」。話を聞くと全壊扱いとなると思われたのですが、万が一、判定が下がったら困るとの思いもあるのだといいます。いろんな決断をするのに迷うことが出るんですよね。お客さんも町外に避難や引っ越しをされたので、店もどうするか今後考えると話していました。どんな決断をしても支援がされるよう、そして決断まで時間がかかることもあるんだから税金などの減額・免除でくらしを支えることも求めますと、私からも話しました。
町として独自の補助事業をつくりましたが、上限200万円。平均900万円はするだろうと言われる工事なので、さらなる上積みが必要です。町としての予算も限られるので、頼みとしていたのは復興基金だったのですが、道がウンと言わないのです。熊本地震の際は国も支出した基金がつくられているので、同じような基金をつくるにはどうしたらいいか、が要望の中心点でした。
被災者生活再建支援制度や災害救助法では対象とならなくても、このように修繕に多額の費用がかかる場合があります。しかし「住まいは人権というのが憲法のかがえ方では」との訴えもあり、まさに解決へ国や道が責任を果たす必要があると思います。そのためには私たちも説得力ある提案や主張をしなければなりません。周辺もまわって地形や沈み具合も確認しましたので、具体的に要請して基金創設に結びたい。大仕事ですが、やらなければ困る方がいるんです。
遠慮しているのか、まわっているなかで要望は聞かれませんでしたが、ちょうど来ていたボランティアさんの話では寒さや結露の相談が出ているとか。除雪は町がおこなうので心配はなさそうですが、FFストーブの排気口が雪で覆われないかなどの心配もあるようです。今までの自分の家と違うのですから、いろんな不安はあるんですよね。
仮設集会所(談話室)も訪れると、ちょうど栃木県のNPO法人ボランティアが足湯とお茶のサービスをしていたところでした。私たちが行ったときは住民の方はいませんでしたが、みんなで支えますからねというメッセージが伝わることが大事だと思いました。集会所もトイレがバリアフリーになっていましたし、狭い仮設住宅から出て広々と足も伸ばせるので、うまく活用されるようになるといいですね。
町営住宅をうかがったら「真っ先に北村さんと大松さんが来てくれた。まわりの人たちも、がんばってるのは共産党だとわかってるよ」と声がかかりました。鵡川町と合併した穂別地域では、舞良町議が同じように大奮闘。町議さんのがんばりには、頭が下がる思いです。
その柱は、やっぱり価格保障と所得補償。10年・20年と農家を続けるのなら、経営の安定が必要になるからです。そして、農産物を外国へ売るだけでなく北海道の子どもたちに食べてもらえる仕組みをつくりたい。子どもの貧困が全国5番目に多いという調査もあるのは、食料自給率200%の北海道では本来おかしな話なんです。
広い北海道で、本当に多くの課題があると感じる毎日です。少しでも前進できるように力を尽くしたい。
【今日の句】言ってるよ 強行よりも 現場見て
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