議会の合間をぬって相沢巧・木古内町議、花井泰子・知内町議、小野寺真・江差町議に案内いただきました。地域に根ざした議員がいることで、町のすみずみのこともわかるというのは本当にすごいこと。日本共産党の草の根ネットワークの重みを実感しています。
近くに沢が流れて海岸も近いという地形から、縄文時代の前期から後期まで住んでいたのだと思われます。住居跡などが重なったり絡み合ったりしている状況で、埋蔵数は国内で最大級といいます。「この周辺にもあるでしょう」と説明も受けましたが、それでは発掘できるだけすればいいかといえば、そうはなりません。管理をどうするか、が次の問題ともなるからです。
いったんは北海道埋蔵文化財センターへと送られて整理や研究がされますが、今の仕組みでは発掘自治体へと返還されることとなります。木古内町で、それだけの管理ができるかが次の問題になるのです。町として収蔵庫を準備しましたが、それを整理するだけの学芸員の体制や今後の費用、活用方法など議論すべき点は多くあります。
廃校を改修した資料館も見学させてもらいました。あらためて遺跡の説明を聞くと、縄文時代を生きた「先輩」たちの子どもたちへの愛情や、流行を追った創作であることがわかりました。とても縄文時代を身近に感じることができました。
木古内町では「つどい」や商店訪問などにも取り組みました。話題になったのは消費税増税。「高齢者はカードなんか使っていない」「今でさえ量販店の安売りに苦しんでいるのに、零細商店はやっていけなくなる」などなど、切実な話が次々と出されました。
国はCLTの活用を促しますが、その設計や技術などは道外に頼らなければいけないのが現状です。いま道内でJAS認定を持つCLT工場は、北見市にしかありません。普及などには「まず公共から」との発想で取り組み、その経験や蓄積を広げるために町としても積極的な情報開示を進めているのです。
さらに、チップ工場も町が建設し(運営は指定管理者制度)、2台の木質バイオマスボイラーで熱供給をおこなっています。役場の隣にある1号機は、夏は温水プールに、冬は役場の暖房にと使われています。他にも森林整備に町独自の上乗せ補助、地域材活用住宅(小屋・車庫もOK!)への助成、公共施設(学童保育施設やプールにも!)での地域材活用など、とにかく多様なまでの林業活性化策を進めているのです。驚きました。
「人口減少はすぐには止まらない。しかし、あきらめたらダメになる」と、地域の雇用の場をつくり、子どもの医療費などの無料化も進めつつ、国にも「これだけ教育にお金が必要では、少子化も止まらないでしょう」と注文。家計を圧迫する高い学費は、やっぱり下げなければ。
今日は暖かい1日となり、雪が降る季節なのに激しい雨! 明日は松前町から4町をまわって宣伝にとりくみますが、いい天気でありますように‥‥。
【今日の句】縄文の 長い平和の 時代知る
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