2011年4月26日火曜日

チェルノブイリ原発事故から25年

 当時、私は14歳。海の向こうの遠い地で、いったい何が起きているのか、理解することができなかった覚えがあります。

 しかし、目に見えない「放射能」というものが、恐ろしいものということが感覚的に伝わってきました。

 少し年が経って、佐野元春さんを聞き始め「計画どおり 警告どおり」にドキッとした思い出も。

 25年経った2011年、今度は日本が当事者になっているとは、若い私は当時まったく想像できませんでした。

 まずは、今の事故の収束へ、専門家の力を結集する時。

 原発事故の被害者には、きちんと東京電力として全面的な補償を。

 そして今後のことについては、今回の事故を徹底検証し、計画的に原発頼みから抜け出すことだと、私は思います。

 再生可能エネルギーの供給量や安定性を疑問視する方もいますが、電力の一極集中や制御不能の電力源を抱えるリスクのほうが、大きいのではないでしょうか。

 計画的な小型化・分散化で、多様な電力源を確保していくことのほうが災害時のリスクも小さいのではないでしょうか。

 各地で宣伝・集会なども開かれ(私は所用で参加できませんでしたが)、原発に賛成・反対を問わず、こういう時に徹底的な国民的議論をおこなうべきです。

 あわせて、今の大量電力消費社会のあり方も、考え直すときではないでしょうか。

 25年前の教訓と、いま起きている現実から、何を私たちが学びとるか大切な時期だと思います。

 【今日の句】 投資家は リスクは分散 言うけれど

 (今日から「句」再開です!)

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