今日は札幌市内の「障がい者(児)自立支援事業所 ユアホームサービス」さんへ。居宅介護や児童デイサービス事業などをおこない、地域住民のみなさんとも月1回のこども食堂(現在は弁当配布)を開くなど、地域に根差した事業所です。代表・鈴木令子さん、事務長・鈴木保さん、介護福祉士・三木麻紗子さんが応対してくださいました。
「消毒などの業務量が増えたり、職員の検査も自前でおこない始めました。安全の確保が大前提です」と鈴木代表さん。もちろん出費が増していますが、昨年度のような設備補助はないため経営は楽ではありません。「とにかく予防策に対しての支援が必要」と、希望する職員へのワクチン優先接種、検査費用の行政負担、減収となった時の補償があげられました。利用者の利用料は日払いになるため、予防や濃厚接触などにより来ない場合は、事業所の減収になってしまいます。この点は共通して、多くの福祉施設が要望してきたことです。
「商業施設にある消毒液は、子どもや車いすの方には顔へ噴霧されるくらいの高さ。改善できないでしょうか」と三木さんの訴えには、ハッとさせられました。他にも道有・市有施設を時間と人数で区切った子ども・福祉施設への開放、障害を持つ子どもから目を離せない家族はワクチン予約もできない現状への対応、親が陽性となった場合に障害者(児)が緊急に利用できる施設への支援など、多くの要望が出されました。
居宅介護は加算があるけど、同内容でも移動支援には加算がないなどの話もあり、札幌市にかかわる内容も多いので市議団へ伝えることにしました。ちなみに、利用者の家族の状況を聞くとコロナ禍で職を失った方がいるとのこと。親への生活保障、子ども支援、支えるべく事業所への支援など、まだまだ国や道・市のやるべき課題が多いと痛感しました。
札幌市学童保育連絡協議会にも足を運び、事務局次長の林亜紀子さんから現状をうかがいました。わが子も学童保育にお世話になっているだけに、話の1つ1つが目に浮かぶようで、「昨年の1年生は、それまでの催しやお泊り会などで楽しい学童保育を知りません。残念ながら、やめてしまう子もいると聞きます」などの話を、うなずきながら聞きました。
公立小学校で35人学級へ進んできたのに、学童保育は引き続き「おおむね40人」。指導員もやりがいがありつつ決して高くはない処遇面に直面しているし、接触が避けられないだけに希望する指導員のワクチン先行接種や定期的なPCR検査への要望もうかがいました。しっかり反映していきたい。
【今日の句】五輪だけ 見てる総理に 審判を
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