低気圧が発達した影響で、北海道では暴風警報や竜巻注意報も出ているようです。関係自治体のみなさんは、ぜひお気をつけくださいね。
秋田でも突風?で、被害が出ているとか。
テレビを見ていたら、ちょうど7年前の佐呂間町・若佐地区の竜巻被害が報じられました。
そういえば今日だ‥‥と思い返し、当時の資料も読み直しました。
当時の私のブログには写真付で、こう書いていました。
朝一番のJRで佐呂間町へ。紙議員と真下道議も合流できることになり、さっそく現場に向かいました。
現場は想像を絶する状態です。割れたガラスが広範囲に散乱し、屋根が吹き飛んだ家にはブルーシートがかぶされています。
トラックも横転、乗用車のフロントガラスに鉄柱が真っ直ぐ突き刺さっています。半分くらいにペシャンコとなった車もありました。
吹き飛ばされた家やプレハブの土台しか残っていません。残った家も、家の中にタイヤが飛込んでたり、逆に屋外に家財道具が出ていたり。上空をヘリコプターが頻繁に飛んでいましたが、実際に歩くと被害の深刻さが伝わってきます。
食堂をされていた方のお宅も壁やガラスが破損し、全壊状態です。「家が揺れたかと思ったら、バリバリッと音がして、窓ガラスが割れて自分の方に向かってきた。急いで布団にくるまった」「通り過ぎた後に外を見ると、亡くなったり下敷になった人の名前を必死に叫んでいた。うちにも食事に来られた方だった‥‥」と絶句され、聞いている私達もいたたまれない気持ちになりました。
町役場では堀町長・上高助役から被害の全容を聞きました。災害救助法の適用などの要望を聞き、私達も全力を尽す約束を述べました。
職員のみなさんも不眠不休の支援を続けています。6人いる保健師の方が、昨晩から遺体安置所や避難所から離れず、今日は午後から少し休むように話しても「一人暮らしのお年寄りの家に行く」と出かけたそうです。
亡くなられた大畠さんのお宅に行き、お線香をあげさせてもらいました。ご遺体の傷を見て、またお母さんともお話しさせていただき、本当に胸が痛む思いでした。
竜巻は国内最大級のものと判定されるようです。13km離れた計呂地(けろち)という地域まで、畳が飛んできたとの話もありました。
9人が犠牲となり、ご遺族にとっては思い出すたびに辛いことと思います。
防災・減災、被害への補償、気候変動への抜本対策‥‥やるべきことが多くあります。
【今日の句】 首相なら すべてを秘密に しそうだな
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