2014年2月19日水曜日

衛藤補佐官の発言は、靖国派の焦りの表れ

 菅官房長官に言われて発言は撤回したようですが、なぜ靖国神社参拝が国際的批判を浴びるのか、きっと衛藤氏は理解できていないのではないでしょうか。

 発端は、安倍首相の靖国神社参拝に対して、米国が「失望」とコメントしたこと。

 これに対して、衛藤一首相補佐官が「むしろわれわれの方が失望だ」と、わざわざ動画まで載せていたのでした。

 米国が「失望」と述べた意図は、日中韓で政治的摩擦が起きれば米国の戦略が狂うからにほかなりませんが、背景には靖国神社の持っている意味があります。

 つまり、①日本の侵略戦争への反省がなく肯定している、②A級戦犯が祀られている、ということ。

 あの反省があって、日本は国際社会に復帰したはずです。

 いくら首相が言い繕っても、国際社会は認めていない。

 アジア諸国だけでなく、米国、EU、ロシア、国連などからも、異論が出されました。

 衛藤氏だけでなく安倍首相も、ていねいな説明をするとしていますが、靖国神社の性格は変わらないわけですから、どんな説明をしても理解はされないでしょう。

 その焦りといらだちが、衛藤発言を生んだと私は思います。

 国際社会が間違っているのでなく、靖国史観が間違っているのでは。

 さらに問題なのは、民主党も維新の会もみんなの党も靖国派の議員を抱えているために、安倍政権を正面から追及できないということです。

 これこそ、日本全体から間違ったメッセージが世界に発せられることになります。

 だから、日本共産党が正面から、この問題を取り上げなければいけないと思うのです。

 今日も朝から、第1回定例道議会にあわせた宣伝などなど。

 やるべきことは多くあるのですが、1つずつ役割を果たしたいと思います。

 【今日の句】 補佐として 首相の思い 言ったまで?

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