2015年2月2日月曜日

格差問題とともに貧困対策へも目を向けて

 先ほどピケティ教授が登場する番組を見ました。「資本主義や市場をコントロールする必要がある」との主旨の発言をしていました。民主的な規制は、この日本でも必要です。

 日本共産党の綱領には、次のような内容があるんですよ。

 「大企業にたいする民主的規制を主な手段として、その横暴な経済支配をおさえる。

 民主的規制を通じて、労働者や消費者、中小企業と地域経済、環境にたいする社会的責任を大企業に果たさせ、国民の生活と権利を守るルールづくりを促進するとともに、つりあいのとれた経済の発展をはかる」

 ピケティ教授が何を念頭に置いて発言しているかは著書を読んで考えたいと思いますが、資本のあり方が鋭く問われる時代ということは間違いありません。

 「格差論争」などとも言われますが、同時に「貧困」が国民的に広がることが問題であって、今の日本政治では最優先に取り組むべき問題ではないか、と思うのです。

 雇用の不安定化で、若者たちが貧困の淵に置かれています。

 一人親家庭で、子どもたちへと貧困が連鎖する状況も報告されている。

 高齢者も、国際的にみて厳しい年金受給要件のもとで、低年金・無年金で暮らしている方も多い。

 いずれも「自己責任」の言葉で片付けられない、政治の不作為があるのではないか。

 経済的な民主的規制と、社会保障の基本に立ち返ることが今の日本政治に求められていると思います。

 さて今日は朝に札幌駅前での宣伝後、上京して議員会館で調査準備や会議など。

 新千歳空港は飛行機が飛べるほどの天候でしたが、羅臼町では暴風雪だったようです。

 まだ明日まで荒れた天候のようで、道や市町村職員はじめ多くの方が被害が生まれないよう努力されていて、大きな被害が出ないようにと願っています。

 人質事件については経過の詳細などが報じられ始め、冷静な検証を進める必要があります。

 何より今は、ご家族の気持ちを考えると本当に胸が痛む、というのが私の率直な胸の内。

 こんな残忍なことを繰り返させてはならないと強く思いながら、今もパソコンに向かっています。

 【今日の句】 悲しみの ない世界へと 協調を

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