国会のさなかですが集会などが相次ぎます。今日は全国豪雪地帯町村議会議長会による「政党との懇談会」。毎年この時期におこなわれています。
毎年11月に全国大会をひらいて豪雪地帯の抱える諸問題を話し合い、その際の決議や要望をもって政府・国会へ要請がおこなわれます。
その一環として毎年「政党との懇談会」を開き、日本共産党も毎年参加してきました(昨年・今年と私が参加です)。
豪雪地帯は全国51%を占めるのですが、人口は15%ほど。
「別の言い方をすれば、15%の人口で国土の半分を維持しています」
あいさつを聞き、なるほどと思いました。
そこで豪雪地帯対策特別措置法を見れば、第1条で次のように書いています。
「‥‥雪害の防除その他産業等の基礎条件の改善に関する総合的な対策を樹立し‥‥」
豪雪で受ける被害は、直接的・物理的でもありますが、長期かつ多量の降雪は社会的損失にもなるわけです。
現在では人口減少に悩む自治体と重なり、直接の豪雪対策にとどめず、産業等の「総合的な対策」が今こそ必要な状況です。
屋根の雪おろしなどは人の手が必要ですし、そこには若者や現役世代の力が欠かせない。
私からは先の特措法にも触れて、●国が財政支援を強めることは当然、●除排雪を担う業者、地域コミュニティ、消防・防災体制の維持へ「総合的な対策」が必要なこと、●カギとして自治体職員の増員などをはかること--などの必要性を述べました。
「大雪で車数百台が立ち往生。集落の孤立を防ぐ対策や、除雪費用の追加支援を」(鳥取)
「大雪での農業被害が生まれている。ハウス復旧の費用支援が必要」(新潟)
「人口流出で除排雪の体制確保に努力している。若い人が食べていけるような雇用対策も」(石川)
出される実態は豪雪地帯に住む者であれば「うん、うん」とうなずくことばかりなのですが、東京などでは実感が湧かないことと思います。
おりしも今日は国会周辺も、午後から雨が雪に変わりました。
日本のすみずみに、ぬくもりが届く政治でありたいですね。
【今日の句】 ひらひらの 雪も積もれば 山となり
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