2019年6月17日月曜日

次の世代は超えていく

 今日も宣伝や報道取材、最低賃金引き上げの要請、学生との意見交換会など盛りだくさん。特に学生のみなさんとの話は刺激的でしたよ。

 いただいたテーマが「大学政策」「北海道の課題」だったのですが、意見交換では交通問題や国の財政、子どもの虐待やいじめ、政治に関心を持ってもらうにはどうしたらいいか‥‥など、自分の思いや考えも合わせて話をする姿に頼もしさを感じました。こういう議論を通じて、次の世代が学問の分野も社会の価値観も民主主義も発展させていくんです。

 スッキリなるほどという問題もあれば、なかなか解決が難しい問題もある。何が問題かわからなくて、言葉にもできなくて、議論がグルグルすることもある。それは押しつけや論破でなく、互いを尊重しようとするからこそ起きることなんですね。抽象的なことばかり書いて申し訳ありませんが、こうやって学生や若いみなさんと語り合う時間は貴重だとつくづく感じたのです。

 1人の学生さんが「政治が遠いと思っている人にこそ、こういう場に来てもらえればよかった」と話されたことにホッとしました。

 話は前後しますが、最低賃金の引き上げについて道労働局へ要請をしました。真下紀子・宮川潤の各道議、佐藤綾札幌市議が同席しました。中央審議会などを控えるなかで答弁は限られますが、それを承知のうえで、定期的に党として北海道の現状などを伝える場として大事な要請なのです。

 北海道の最低賃金(時給)では、フルタイムで働いても年収200万円に遠く届きません。いわゆるAランクの都府県と生活費を比べても、北海道は差がなくなってきています。生活に苦しむ度合いが強まっているということです。最低賃金にへばりついている業種などもあるし、非正規雇用が増えてきていることもあって最低賃金水準の方が増えている実態もあります。

 こんな低賃金で、年金保険料を払ったうえで老後のために2000万円を貯めることなど、どうしてできるでしょう。

 若いころからお金の心配をしなければ、生きていけない国・日本。新しい社会をつくるため次の世代に思う存分がんばってもらうなら、お金の心配を減らすのが政治の仕事ではないでしょうか。学ぶことや生きることは、普遍的な権利なのです。

 明日からは道南地方へ足を運びます。若い世代と話し合える機会もありそうです。私は47歳とはいえ、気持ちは若いまま(のつもり)。ネットワークを大事にして、励まし合っていきたいですね。

 【今日の句】この時期の 議論はきっと 根となって

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