2019年6月19日水曜日

出会いはポストの陰から

 地震の被害情報や党首討論を気にしながら、今日は乙部町・上ノ国町から夜は函館市で青年たちとの懇談へ。青年の心に届く行動をしたいと、つくづく思った出会いでした。

 仕事や社会のことで少し語り合った後に、一人の男性が「2017年の総選挙のとき、はたやまさんの演説を札幌で聞いたんですよ」と語り始めました。時間や場所を聞くと、確かに私も覚えています。でも彼の姿は記憶にありません。日が暮れていたから姿が見えなかったのかな、と思っていたら。

 「ポストの陰で聞いていたんです。まともなことを話しているなぁと思って」。

 びっくりしました。一度の演説で、こうやってつながりができてきてたなんて。そう思うと、今日の1回1回の演説も大事にしていたつもりでしたが、あらためて身が引き締まる思いでした。

 どの世代の願いにも応えなければいけないのは、確かに政治の仕事です。それでも私は、若い世代への言葉や政策を大事にしたいと思っています。今日も話された「政治が遠い」と感じる若い世代の現実は、日本社会にとって決してプラスではないからです。逆に言えば、次の時代を拓く世代が動けば政治も社会も必ず変わっていくと、私は心から思っているからです。

 ファッション雑誌も使った自民党の戦略が物議を醸しています。一時的には若い世代へ、浸透するのかもしれません。でも、そんな戦略とは別に歴史は発展していくもの。今日も真剣に、自分なりに言葉を探して語り合う彼らの姿に、そんな未来を感じるのです。深い根っこのところで、若い世代と私はつながっていきたい。

 話は戻りますが乙部町では安岡美穂町議、上ノ国町では川島忠治町議と宣伝やつどい、表敬訪問などにまわりました。安岡さんは9期目、川島さんは前回の惜敗から今度は初当選されたのですが、どちらも住民のみなさんとの密着具合がすごい!

 宣伝の合間は私もマイクを握るのですが、両町議へ声をかける方の多いこと。だからこそ移動も隙間なく次々とあいさつに走り回るのです。その最中にも寺島努・乙部町長とも懇談させていただき、一次産業での町の課題もお話を伺いました。

 そして、やっぱり年金のことは関心が高い。上ノ国町の町営住宅では、わざわざ家から出てきてくださった女性が「国民年金で毎月3~4万円で暮らしている人もいます。これでは介護(保険)も使えない」と、堰を切ったように話され始めました。誰もが悶々とした思いを抱えているんです。

 今日の党首討論では、日本共産党・志位和夫委員長がマクロ経済スライドをやめるための保険料上限の引き上げを提案したら、安倍首相は馬鹿げた政策だと強く否定していたと聞きました。年金やくらしのことより、一部の高額所得者のほうを大事にしているのかなと思いました。

 誰の立場で政治を進めるのか、大本から問われてきています。1%の富裕層より、とことん私は99%の国民の立場に立ち続けたい。明日は函館市内で訴えてまわります。

 【今日の句】繕った言葉で 社会は変えられない

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