今日は北海道農民連盟の定期総会にて来賓あいさつ。第50回という節目の年なのに、これまでにないほどの厳しさが農家を襲っています。総会スローガンのなかにも「国の責務のもとで食料安全保障を確立しよう」との一節が掲げられていました。
問われているのは国の責任であって、農家の自己責任ではないはず。「安倍農政」の時代から国は規模拡大と効率化を誘導して、輸出で稼ごうとの方針を農家に迫ってきました。しかし市場にまかせて、どうして食料自給率が向上できるというのでしょう。どんどん自給率は下がってきたではないか。
国内農家が苦しんでいても、ミニマムアクセス米やカレントアクセスなどの輸入措置は見直そうともしませんでした。コロナ禍やウクライナ侵略という過去に例のない事態のもと、輸入ルールも異次元の見直しという立場で臨むべきではないのか。誰の立場に立った農政か、根本から問われていると思います。
食あってこその、私たちの命。農あってこその、北海道と地域の経済。揺らがないで私も訴えていきたい。
【今日の句】農業を 突き放す国 未来なし
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