広島高裁での、昨年の総選挙「無効」判決には驚きました。何度も「違憲(状態)」と下されたんですから、本格的な選挙制度改革を急ぐべきです。
問題は、その中身。
「0増5減」という小手先の改革でなく、死票が多い小選挙区制度そのものの見直しを進めるべきです。
昨年の総選挙で、最も死票が多かった小選挙区では、何と72%!の民意が切り捨てられました。
「4割の得票で8割の議席」という、非民主的な選挙制度なのはハッキリしています。
維新・橋下氏などは「政権交代を起こすために必要」と言いますが、大事なのは民意が反映されることであって、その民意で政治家・政党が行動すればいい。
いま自民・公明が進めているのは、比例定数の削減。
得票数を割り算して、各党に比例配分する仕組みには、何の問題があるのでしょう。
重複立候補で「敗者復活」が国民合意を得られないのなら、それをやめればいいだけです。
日本共産党は比例制度中心を求めていますが、せめて中選挙区制度に戻すことも選択肢だと考えています。
国会多数派は、いつも自分たちに有利になる選挙制度を持ち出します。
基準は「民主主義」であり「1票の平等」。
民主主義を守れ!
【今日の句】 政治家は 勝てば官軍 なくすべき
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