2013年9月25日水曜日

ドイツと「原発の議論」を比べてみると

 書評を頼まれて小坂洋右著「ルポ 原発はやめられる--ドイツと日本 その倫理と再生可能エネルギーへの道」を読みました。説得的な内容でした。

 著者はチェルノブイリ原発事故も取材し、今回の福島事故後もドイツに渡り、脱原発を決定した倫理委員会の委員を訪れて、考え方の「そもそも」から問い直します。

 同時に、再生可能エネルギーの現実性をとらえ、日本でも可能性があることを実証的に訴えます。

 福島県にも足を運び、原発事故はコミュニティーも人間関係も分断していく現実を前に、原発事故は他の事故になり特異性があることを指摘しています。

 倫理面からのアプローチが非常に興味深く、原発問題をとらえるうえでの認識を深めてくれます。

 でも、それはドイツで政治的にも、市民的にも議論されていることを考えれば、日本が「民主国家」たるのか、との疑問は著者とともに湧いてきます。

 書評というのは、党北海道委員会の機関紙「ほっかい新報」への原稿ということでして、どう書こうかな‥‥と思案中。

 さて今日は、明日おこなうJR北海道への国会議員調査団の資料整理などに1日を費やしました。

 調査団メンバーは、紙智子参議院議員を団長に、大門実紀史参議院議員、穀田恵二衆議院議員、辰巳孝太郎参議院議員です。

 これに真下紀子道議会議員に議員秘書や、私たち北海道の者が付きます。

 何とか明日のうちにブログを書ければいいのですが‥‥かなりボリュームのある調査になりそうです。

 【今日の句】 この際だ すべて膿出し 再生を

0 件のコメント:

コメントを投稿