3月号「女性のひろば」に「絵本--平和へのかけ橋」という特集で、児童文学者・絵本作家へのインタビューが掲載されています。どの方のお話も、心に染み入ります。
例えば、絵本作家・長野ヒデ子さん。
戦争に反対していたお父さんが、出征したことへの後悔からなのか、終戦後すぐ、みずから命を絶った話からインタビューが始まっています。
長野さんの言葉が重い。
「幼い私は、戦争は人の心をつぶしてしまうものだと‥‥しっかりと感じとりました」
その後、お父さんの死に方を偽ったために、先生から怒られた長野さん。
自分の本当の思いが封じられ、自分とは違う考えや行動を強制される怖さを感じた、とも述べています。
長野さんの書いた絵本「おかあさんがおかあさんになった日」「おとうさんがおとうさんになった日」は、我が家にもあります。
命が生まれる瞬間のあたたかさが、染み入るように伝わってくる、我が家でもお気に入りの絵本です。
このような作品を書いた長野さんの背景に、このような人生があった--だから、とてもインタビューの言葉が、私にとって重いのです。
最後に長野さんは「人の良心を押しつぶす戦争の時代には絶対に戻ってほしくない」と結んでいます。
男性もぜひ、この「女性のひろば」お読みください。
【今日の句】 好戦が 何か歴史を 良くしたか
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