しばらく出張続きで、更新もしばらくぶりとなりました。それにしても北海道は広いし、毎日暑いし‥‥暑さが苦手な私には試練の(?)季節でもあります。
生まれが石巻市で、その後も苫小牧市→釧路市と浜風を受ける町だったので、うだるような夏は経験が少なかったのです。
それでも札幌に来て14年が経つし、最近は日本どこでも暑い夏だから慣れてきた‥‥とはいかないんですね。
まだ厳しい暑さが続くようですから、みなさんも体にはお気を付けくださいね。
さて、北海道電力が家庭向け電気料金の再値上げを経産省に申請しました。
値上げ幅は平均17.03%と、泊原発の長期停止を見込んだ大幅なもののようです。
経産省は、いっそうの経営合理化を求めるようですが、その点が問題なのか。
総括原価方式に、メスを入れる必要はないのか。
ほぼ独占という現状から、発電と送電を分離するなどの構造的な改革は必要ないのか。
このまま原発停止では延々と値上げとなるというのなら、原発依存の経営から転換する決断はないのか。
政府でも風力発電のポテンシャルを試算し、道北地方を中心にした送電網整備に取り組んできています。
再生可能エネルギーの普及には時間がかかる分、火力発電に頼らざるを得ないと考えますが、それでも天然ガスをめぐる今の国際情勢から見て、さまざまな確保先をつくることも考えられると思います。
このような議論に、北電は「安定的な電力供給に原発は不可欠」と、入口から先に進まない状況でいます。
とはいえ北電も、多様な電力源の確保には異論はないはず。
そもそも世論は、原発をやめようと変わっていないのですから。
政治が、財界や電力会社に向き合わなければいけないのだと、つくづく感じます。
【今日の句】 外遊で 国民とさえ 向き合わず
原油の値上がりとは言うけれど、円安で高くなっているんだからアベノミクスが赤字の主たる原因。稚内の風車、ご覧になったでしょう。
返信削除平井さん、コメントありがとうございます!
返信削除そうですよね、道民に値上げ分を要求するより、安倍首相に請求してほしい。
稚内では、風車のほかに大きな太陽光パネルも見てきました。巨大化がすべていいわけではありませんが、参考にすべきところは参考に、各自治体でも広がるようにと考えています。
何より北海道知事が、その旗を振らないと!