今年で50年なのは東京五輪だけでなく北海道AALA連帯委員会! 世界を飛び回っている緒方靖夫さん(日本共産党副委員長)の記念講演は圧巻!でした。
ASEAN、イスラム諸国、南米の話だけでなく、米中関係、中国の「社会主義」をど見るか‥‥そして、国際社会からも「正気か」と聞かれるほどの歴史修正主義の安倍政権。
緒方さんは、よく「遅れた日本、進んだ日本」の違いをわかりやすく紹介されるので、今の日本を客観的にとらえることができます。
途上国の経済発展が進み発言力が増していること、米中首脳が8時間もの会談を持ったことなど、変化する国際構造のなかで安倍政権の立ち位置は、まさしく逆走。
緒方さん曰く、根底にある歴史修正主義が「内向き」外交を生み出していると。
合わせて中国が大国主義・覇権主義化することの心配を日本共産党が率直に伝えていることや、反共であるはずのイスラム諸国が、ソ連共産党にたたかった日本共産党は交流を開いてくれたエピソードなど、野党ながら「進んだ日本」の一翼を日本共産党が担っているんだな、とわかりました。
緒方さんが最後に紹介したのは、みずからの体験も交えた「たたかい」の話。
日本では裁判で負けても、国際社会に訴えることで大企業も変化した--ここにも「進んだ日本」の姿があるし、粘り強い運動をすすめる意味も語られたと思います。
道AALAも50年も組織を維持してきたのは、すごいことだと思いました。
今日の講演会に合わせて、ベネズエラやキューバなど4ヵ国の大使からも直接のメッセージが届けられていました。
形式的なものでない、心のこもったメッセージでした。
これが国際交流の、現在の姿。
視野を広げれば、違った日本の姿が見えてくる。
悲観でも楽観でもない、今の日本の位置をしっかりとらえてがんばろうと思いました!
【今日の句】 10年後 きっと世界は また変わる
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