2015年12月1日火曜日

領土返還の世論を大きく

 70年前の12月1日、安藤石典・根室町長(当時)が「北方領土」返還要求運動ののろしをあげました。その日に東京でおこなう中央アピール行動に、紙智子参議院議員と参加しました。

 元島民も6割が亡くなり、平均年齢も80歳を超えて、領土返還は待ったなしの課題です。

 私も何度となく根室に行き、元島民の苦しみと島への望郷の思い、返還されないための漁業と経済への打撃などの話を伺ってきました。

 日本共産党は、歴史の経過を見れば千島諸島全体が日本の領土であることを主張してきました。

 日本の側の問題でいえば、サンフランシスコ条約を不動の前提にしないことが大事だと提起してきました。

 この間はウクライナ情勢なども反映した交渉状況となっていますが、粘り強くロシアと国際社会に訴えていく必要があります。

 首脳同士の友好関係や信頼関係も当然大事ですが、基本的立場や論理の整合性は外交においてさらに緻密でなければいけないと思うのです。

 さすがに12月となると風も冷たい東京ですが、銀座など約2kmを元気に!行進しました。

 なかなか東京の方は、意識しなければ千島問題には目が向かないかもしれません。

 政治の力が最も大事ですが、それを支える国民総意も大切で、もっと多くの方に関心を持ってほしい。

 党派を問わず、この問題の重要性を発信しなければいけないなと、行進しながらつくづく感じました。

 さて国会は、今日の衆院文部科学委員会を皮切りに、閉会中審査が続くことになります。

 私も夜中まで準備中‥‥正式には明日、フェイスブックやツイッター、ブログなどでお知らせしますね。

 【今日の句】 あの島に 家もお墓も 青春も

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