それはないだろう、と思わず! 南スーダンで「いま起こっていることは内戦ではない」との認識を示した安倍首相。本気かと疑いました。
日本共産党・志位委員長が、次のように質問した後の答弁です。
「南スーダンでは、7月、首都ジュバで、大統領派と副大統領派による大規模な戦闘が起こり、民間人数百人が死亡し、副大統領が国外に脱出するなど、内戦の悪化が深刻になっています。
自衛隊の宿営地の隣のビルで2日間にわたって銃撃戦が起こり、宿営地内で複数の弾痕が確認されるなど、自衛隊は危険と隣り合わせで活動しています。
この事態にさいして、国連安保理は、8月、4000人のPKO部隊の増派を決め、この舞台には事実上の先制攻撃の権限が与えられました」
起こっている状態は内戦そのもので、PKO参加5原則中の「紛争当事者間の停戦合意」は崩れているのではないかとの質問です。
正確には議事録を待ちますが、どこに停戦合意の実態があると言うのでしょう。
現地へ送られる自衛隊員に、何と説明するのでしょう。
どれだけの状況となれば内戦と認める気なのでしょう。
その昔、旧日本軍は「撤退」を「転進」と用いてきました。
同じような「言葉の言い換え」で乗り切ると考えているのだったら、あまりにひどい。
昨日のブログに書いたSBS米についても、政府試算の前提が崩れていると志位委員長が質問したことに「輸入米と同量分の国産米を買い取るため影響はない。試算は撤回しない」旨の答弁でした。
影響はないと説明した根拠の1つは、SBS方式により「輸入米と国産米は同水準」となることだったはずです。
安く流通した恐れがあるのに、その調査結果もまだ出ていないのに、なぜ試算は正しいと言えるのでしょう。
詳しくはこちらから審議中継を見ることができますので、ぜひ!
明日は参議院で、市田忠義副委員長が午前10時50分ころから質問に立ちます!
【今日の句】 この答弁 現地で誰が 信じるか
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