2017年2月14日火曜日

責任は国にもメーカーにも

 予算委・農林水産委を渡り歩き、アスベスト問題での院内集会にも。今日、札幌地裁では国の責任を認める判決!

 建設作業従事者のアスベスト被害は、2006年にアスベスト使用が全面禁止となるまで輸入され続け、約8割が建材に使用されていたことで拡大していきました。

 アスベスト粉じんを吸い込み、石綿肺、中皮腫、肺がんなどで命を落とす方が相次ぎ、毎年1000名を超える方が労災認定も受けています。

 国の責任が問われるのは当然で、今日の札幌地裁も含めて5度目の断罪となりました。

 しかし、京都地裁では認められた建材メーカーの責任は、今回も免罪されてしまいました。

 国が規制することに反対してきたのは、アスベストの危険性を警告もせず安全キャンペーンをし、現場の安全対策義務も果たさないできたメーカーだったのではないのですか。

 今日の集会には247名が参加され、日本共産党以外にも多くの国会議員も激励と連帯にかけつけました。

 明日は北海道からも駆けつけ、厚労省・国交省や企業への交渉も予定されているといいます。

 集会で私からは、国が判決の中身を受けて責任を果たすよう力を尽くすことを表明しました。

 国の責任で被害者補償のための基金制度をつくれとの要望に、与党のなかでも賛同は広がっているのですが、そこで実現への壁となるのがメーカーとの癒着。

 命を落とす方も相次ぎ、毎日を苦しんでいる被害者を前に、どうして妨害するのか!

 予算委員会では、日米首脳会談、南スーダンPKO「日報」問題などで、共産・民進が厳しく追及。

 一方で、中央公聴会の議決が委員長職権でおこなわれるなど、日程先にありきの官邸・与党の姿勢が今国会でも表れ始めています。

 明日は農林水産委員会の大臣所信質疑で、日本共産党は斉藤和子議員(14:45~15:15)と私(15:15~15:30)が質問にたちます(ネット中継あり)ので、ご覧くださいね。

 【今日の句】 5度までも断罪 国は動かぬか

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