福島県商工団体連合会の東電・経産省交渉に同席しました。東電の回答に「現場の対応は違う!」と実態が次々と出されて--。
岩渕友参議・藤野保史衆議と同席しましたが、まず優先すべきは現場の訴え。
カフェレストランを経営していた方、下宿を営んでいる方、食品関係の方。
「郡山市に住んでいるということで最初から除外された」
「県外からの下宿生が大きく減った。どうしろというのか」
「福島県産の食品は、まだ心配だと扱ってもらえない」
東電側からは「現場の対応を確認したい」「個別の状況で判断する」との回答もされましたが、回答と現場との乖離はずっと続いてきたのではないのか。
私も何度か交渉には同席しましたが、このような場面が必ずあるのです。
「景気が良くなっているデータを使って、まるで営業努力していない方に責任があると言わんばかりだ。しかし、そのデータはコンビニなどの売り上げが伸びているのであって、同列に扱えるものではない。営業努力したらしたで、賠償しないというではないか」
これでは東電は賠償しないための理屈を並べているだけではないか、との訴え。
超過分請求書の送付についても激論となって、請求する人には必ず請求書を渡すことが約束されました。
私も経産省に、回答と現場の乖離を国としても認識して東電に指導を、と要請。
損害をきちんと認めてほしい、のです。
原発事故がなければ起きなかった苦労や損害だったのですから。
交渉終了後の意見交換で参加されていた女性が、緊張が解けたからか涙を浮かべて「ありがとうございました」とまわりにあいさつされました。
メモを読んで、ひとりで苦しまれていた時間が長かったことがわかりました。
わざわざ東京まで出てきて交渉の場で意見を言うことも、とても緊張されたと思います。
やっぱり「原発事故さえなければ、こんなことはしないで済んだのに」と、つくづく感じました。
来週は福島農民連の交渉もあり、私も力になれるようがんばりたい。
【今日の句】 この痛み 新大臣も 受け止めて
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